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魔法少女にあこがれて
誰にも見えない、わたしにしか見えていない
自分の頭上近くを飛び回る妖精
わたしの話し相手
そんな小さな妖精を伴って日々歩いていた
自然と口元がゆるみ、周りを見渡したくなる
一緒に空を飛べたらいいのにといつも願っていた
ふわふわでうすい羽をキラキラさせながら自由に
ずっと忘れていた
あの妖精ちゃんはなんだったのだろう
思春期の私の頭の中にいた妖精ちゃん
具体的な思い出があるわけではない
けど密
冬の朝と夏の夜のにおいが好き
一瞬ベランダに出るだけでぶわっと顔中を包まれたような感覚。
夏の夜のにおいってなんだかなつかしい。
雨上がりの空気感とはちょっと違う、湿気を含んだ空気観。
深夜のキャンプ場を思い出した。
冬の朝のにおいも大好き。
こちらは何を懐古するかは明確。
ゲレンデへ向かう朝。
早朝からの出勤。
そして中島美嘉の『雪の華』
出発前のディベートパーティ
実物は触れた瞬間に溶けた
パーティは立食だ
ピンヒールが光っている
こっちだって長い間我慢していた
腰に手を当てる特権を持ちながら
姿勢を保ってきた腰は
唇に触れられた瞬間に保っていられなくなった
身体が溶けるのと同時に視界が歪む
もうだめだ
ずっと耐えていたのに
こっちだってずっと甘えたかった
ピンヒールもシャンパングラスも投げ捨てて
一応ポーズとして驚いていることにしているが
さっきお手