「26歳、社会人から学生に戻ります。」〜これからの北川 健博について〜
昨日、5月31日(月)を以って約2年働いた日本ワーキングホリデー協会を休職しました。
大学4年次に内定辞退、休学、そしてオーストラリアにて留学・ワーキングホリデーを経験して帰国。その後は東京にて複数のインターンを経て社会人として就職したのが、「日本ワーキングホリデー協会」です。
「日本人10万人のワーホリを創造し、グローバルな舞台に積極的に挑戦できる人材を育成・輩出する。」
上記の理念に惹かれ入社を決意し、各種セミナーやカウンセリング、新規事業として世界初の留学ECサービスの企画・運用などワーキングホリデーの魅力や普及に携わる活動ができた日々が本当に楽しくて、幸せでした。
この2年間は正に"やりがい"を持って働くことができたと、自信を持って言うことができます。良くしてくれた上司、採用してくれたエリアマネージャー、入社2年目の僕に新規事業を託してくれた理事長はじめ、スタッフの皆さんには感謝しかありません。
ただ同時に「教育」や「社会」「文化」といった非常に広範囲にわたるマクロ的なものを変えることの難しさや、自分自身の力の無さを痛感した2年間でもありました。特にコロナ禍ではワーキングホリデー人材を増やすどころか各国入国制限の影響により減る一方で「いま自分が行っていることは社会に何も生み出していないのか」と思い悩む日々が続きました。
「自分に出来ることは一体、何だろう?」
考えて、色んな人に話を聞いて、話して、また考えて。
その中で生まれたのが英語コーチングONE WAYであったり、最近では故郷である滋賀県での観光事業による地域創生です。
特に後者は"滋賀県"と聞くと、京都の植民地、びわ湖の面積は半分、びわ湖の水止める止めない問題...etcなどネタ化している面が強いのが現状です。(笑)
それもそれで悪くないなと思いつつ、古来から滋賀県は東西日本を結ぶ交通の要所であったり、歴史的にも織田信長の天下統一を目指す居城安土城や井伊直弼の彦根城があり、自然的にもスキー・スノボ、SUPやキャンプ。そして忘れてはいけない自転車びわ湖一周のビワイチなど自然アクティビティも盛んなところがあったりと"意外"と滋賀の観光は凄いんです。
ただ多くのポテンシャルがありつつ、それを活かしきれていない観光産業の現状を省みると、やはり勿体ない。
特に目的地(デスティネーション)を商品として捉え、顧客をその目的地に引き込み、地域や特定の企業が大きな経済効果を上げることを目指して行われるDestination Marketing (デスティネーション・マーケティング)はまだまだ発展途上であると言えます。
「自分が出来ること、したいことは、これだ。」
抱き続けてきた迷いが、希望に変わりました。
そこで、社会人を一旦休止して学生に戻ることに決め、7月末からアメリカ・フロリダ州にある2020年に米国観光ホスピタリティ経営分野学部ランキング第1位を獲得したセントラル・フロリダ大学にて観光マーケティングを勉強することにしました。厳密に言うと、奇跡的に観光庁主催留学プログラム選抜10人に選ばれ行けるようになりました(これに関しては本当に一生分の運を使い果たした気がしますw)
まだマーケティングのマも知らない。
観光のノウハウも知らない。
実践経験もない。
コネもない。
でも学び実践する機会(チャンス)やコネを作る時間や体力は、ある。
せっかく掴んだ千載一遇の機会、しっかりと学び、体験し、これからの滋賀の観光振興に活かします。
そして遠くない未来、SHIGAを世界のグローバル観光都市にしてみせます。
P.S. 各用語説明・補足情報
※ 琵琶湖の面積は滋賀の半分
⇢琵琶湖の面積は669.23㎢で、面積は約1/6です。1/2ではありません。
※ 滋賀は京都の植民地
⇢滋賀県民を「滋賀作」と呼称し、滋賀ナンバーのことを「ゲジゲジナンバー」と呼ぶことから派生する最大の決り文句。
※ 琵琶湖の水止めたろか - Wikipedia
⇢琵琶湖の水止めたろか(びわこのみずとめたろか)は、滋賀県民が用いる決まり文句・ジョーク・捨て台詞である。 歴史的に琵琶湖や淀川水系の治水・水利を巡る対立相手であった京都・大阪府民から馬鹿にされた際、対抗心を表すために用いる。
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