自分の能力は低く見積もらないほうがいい
自分の持っている能力や技術を低く見積もる(評価する)人が少なくない。個人的には、非常にもったいないし、視野が狭いように思う。
なぜ低く見積もるのか
自分の能力を低く見積もる人の典型は、関わる人のほぼが業界内で完結している人だ。
社内、競合含め、自分の能力・スキルがその業界内でどの程度なのかで自分の能力を評価する。
■同期と比べての成績
■社内のでの実績
■お客様からの競合との比較 など
そして、その評価の中で、「まだまだ上がいるからもっと努力が必要だ。能力をもっとつけないといけない」と考える。
果たしてその能力評価は、世の中という広い範囲で考えた時に正確なのだろうか?
一定基準を超えると大差が無くなる
例えば美容師の世界で考えてみる。
美容師という職業で働いている人はゴマンといるわけだが、「髪を切る」という行為において、経験値が低い人を除き、スタイリストとして一定数のお客様を持っている人の能力差はどこまであるのだろうか?
もちろん、業界内で比べればあると思うが、もはや一般人からするとその差はよく分からなくなる。
能力応用型が求められてきている
以前までは、1つの職種(スキル)をどこまで追求できるかが評価基準であった。なぜなら、一つの企業で勤め上げることに価値があった。
しかし、働き方の変化に伴い、企業ベースの働き方から、プロジェクトベースの働き方にシフトしてきており、それに伴う人材の流動化が激しくなってきた。
そんな時代において、スペシャリストになるための能力の追求とは別で、自分の能力をいかにして他の分野に応用できるかという能力が求められてきている。
注)ここで述べたいことは、スペシャリストやスペシャリストになりたい人を否定したいのではなく、他の分野に能力を応用する人も今後は必要になるということだ。
1歩外にでれば高く評価してくれる人はいる
上記で述べたように、流動化が進む中、能力評価は業界内から世の中という広い範囲に変わってきている。
よって、業界内の物差しだけで自分の能力を評価するのではなく、他の分野の人と接点を持ちながら、広い範囲で自分の能力を見積もり、自分の価値と可能性を模索して欲しいと思う。
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