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"できること"と"やりたいこと"の区別

独立or起業を考えている人に相談を受けることが少なくないのだが、その際に感じこと。

それは、"できること""やりたいこと”の区別ができていないということだ。

これは、区別しなさいと言いたいわけではなく、区別した方が成功確度が上がるよということを言いたいのだ。

"できること"と"やりたいこと"とは何か

これはシンプルな話で、

■できること=今の自分の能力でキャッシュを生めること
■やりたいこと=今の能力ではキャッシュを生めないこと

文字にすれば、非常にわかりやすく説明するまでもないのだが、いざ、自分の人生の分岐点に立つと、これを考慮できなくなる人が多い。

できること→やりたいこと

に即座に切り替えようとする人が実に多い。

即座に切り替えればその分、失敗リスクが高いのは明白である

やりたいことでキャッシュを生むには時間がかかる

独立or起業を考えている人が一番悩むこと。それはお金の問題である。

・会社の上司に不満がある。
・今の組織では限界がある。
・自分の力を試してみたい。
・社会の課題を起業で解決したい

など、いろいろな想いをもって独立or起業を考えるのだが、結局のところ、生きていくお金を稼げるかが不安で1歩目をなかなか踏み出せない人が多い。

ここで逆に質問するのだが、

「今の仕事で結果を残すのに何年かかったのか?」

3年、5年、10年と人それぞれであるが、少なからず、やりたいことで新たにお金を稼ごうと思ったら、最低でもそれと同じだけの時間を見積もる必要がある。

しかし、この時間を見積もることがほとんどできていない。

これを考慮せず、いきなりやりたいことを初めて、キャッシュをいきなり生もうとすることの方が無理がある。

では、どうするのが良いのか?

方法は3つ

①投資家にプレゼンしキャッシュを生むまでの必要なお金を投資してもらう
②キャッシュを生むまでの生活費を貯めておく
③安定キャッシュを確保しながら、キャッシュが生めるようワークする

①と②はなかなかハードルが高く、できる人は少ない。よって、③が1番現実的なアプローチになるだろう。

副業解禁という準備時間の確保

良くメディア等で「副業時代」という言葉を耳にする。大企業を中心に、副業を解禁する会社が増えてきているが、この副業の捉え方を誤らない方がいい。

副業解禁で多くの人がやりがちなのが、今の仕事と別の仕事で手元に入るキャッシュを少しでも増やそうとする動きだ。

これは個人的には非常にもったいない時間の使い方だと思う。

副業解禁の最大のメリットは、公に、"手元に入るキャッシュを増やす時間をもらえること"ではなく、”安定収入をもらいながら次の可能性に投資する時間がつくれる”ということだ。

副業解禁をする会社が増える一方で、副業で受け入れてくれる会社も増えるとうことだ。つまり、自分が今後やりたいと考えている業界で働ける・経験ができる機会があるということだ。

ここでは、"お金が稼げるか"という指標ではなく、"自分の得たい経験をさせてもらえるか"という指標で副業を選ぶことが大切になってくる。

もちろん、企業だけでなく、自分でできることはもちろん、オンラインサロンに入るでも良いと思う。

副業はやりたいこと探しと次への準備の場

「やりたい仕事が見つからない・分からない」、「次のアクションへなかなか繋げられない」といった人は多いと思う。そんな人たちは、副業という機会をうまく活用し、安定収入を確保しながら、将来の自分へ投資する時間にぜひ活用してほしいと思う。

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