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作家の目 2023/4/1〜4/4
4月1日
体験したことしか書けないので、それならばと気になってた美術館の展示を見てきた。書くためなら動ける。
お客さんがわたし以外誰もいなかったので(途中で異言語を話す男性2人が入ってきたけどなんかすぐ帰った)、作品を遠くから眺めたり10cmくらいの距離に近づいてみたりしてみた。
見方によって、作品の見え方が全然違うことを知った。特にグラスとか、ガラスでできた灰皿の表現。
近くで見たら点在してるカラフルな絵の具にしか見えないのに、遠くから見るとちゃんと透明なモノにみえるのだ。すごい。
ちゃんと早起きしだしてから1日の行動ターンが増えたな。
1日でやれることってこんなにたくさんあったのかと気づけたし、手持ち無沙汰でスマホいじる時間とか暇だなと思う時間がなくなってびっくり。それなら早く寝よ、とか読書しよ、とか思うようになってとてもびっくり。
Apple Watchが非常に優秀で、早起き継続できてるのもこのおかげだと思う。夜になると設定した時間に睡眠モードになって通知をオフにできるし、睡眠の波形が記録されるから起きるのが楽しみ。
4月2日
どれだけ大人になっても食べすぎてお腹壊しちゃう。
4月3日
春にだけ、思い出したように使いたくなるアイシャドウがある。
頭で考えることと、実際にカタチに起こしてみることでは、得られる経験値が全然違う。当たり前だけど、作らないと生まれないんだよな。ということも、作らないと実体験としてはわからない。
ホワイトボードの上のようにはいかんのよ、ってネコマタ先生も言ってた。
電車で隣に座った人、ズボンの膝部分に猫の毛がついてる。日常生活で猫の存在を感じるのは幸せ。
観るだけ、読むだけじゃだめだけど、それが血肉になるタイミングはいつかわからない。だから考え続けるし、頭の中に置いておかなきゃいけないのだなー。
先生に言われた「作家の目で日常生活を見なさい、そしたら見え方が変わるよ。自分は今日から作家なんだと思いなさい」という話、とても響く。
想像力があまりないので少し前までは小さなことにイライラしていたけど、人の行動の意味をよく考えるようになってからはあんまりイライラしなくなった。知らないおじさんの大きいくしゃみだけは嫌いだけど。
最近は知ることがとても楽しい。インプット週間。
4月4日
人の立場に立って考えて、自分だったらどう思うかなと立ち止まること。
1文字でもいいので、毎日朝のうちに小説を書き進めようと思います。わたしも文林堂に本置きたい。
体験したことを元にしか書けないんです、と話したら、先生は「ぼくも体験してないことを書けたらどれだけいいかと思うよ」と言ってくれた。
どうあがいたってみんな一人分の人生しか生きられない。自分というフィルターを通してでしか世の中を見られないのに、わたしは何を傲慢なことを思っていたんだろうな。体験したことしか書けないなんて当たり前だったのか。
散歩中、タバコの自販機とホラーなフォントのお米屋さんを見つけた。いつも歩いてた道なのに。
あと河原にでっっかい魚のミイラみたいなの落ちてた。写真撮ったけどちょっとキモチワルイので割愛。
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