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桁外れの執念

本格的にコロナの影響を受ける期間に入ってから洋画を10作以上見ています。今日見たのは、2作です。
2作とは「スティーブ・ジョブズ」と「ザ・ファウンダー」です。

・「スティーブ・ジョブズ」は、その名の通りアップル社を創設したスティーブ・ジョブズに関する実話をもとにした映画です。
・「ザ・ファウンダー」は、今では毎日世界の人口の約1%食べるといわれるマクドナルドの創業に関する実話をもとにした映画です。
洋画のアクション映画などを好んでよく見ていますが、将来に役に立つようなビジネス映画もみたいと思い、ネットで探してみつけた映画です。

このnoteでは、より面白かった「ザ・ファウンダー」について書いていきたいと思います(ネタバレ要素あります)

○主な登場人物

レイ・クロック…映画の主人公、マクドナルドの創業者?
マクドナルド兄弟(マックとディック)…真の創業者兄弟
・ハリー・ソネボーン‥財務コンサルタント
・エセル…レイの妻、のちに離婚

○印象に残ったこと

桁外れの執念

世の中に執念に勝るものはない。才能があっても成功できないものがゴロゴロといる。天才も報われないのが世の常だ。学歴も賢さを伴うとは限らない。執念覚悟さえあれば、まさに無敵だ。何事にも屈しない強さと安定した心と健康管理、みなぎるエネルギー、日々それらを保ち続けれければ、結果は必ずついてくる。難しく思えるかもしれないが、未来を拓くのは君自身なのだ。我々の世代の最大の発見は人生は心の持ち方で変えられるということ。エマートンの言葉にもある「人は考えた通りの自分になる」

冒頭のミキサーの営業がうまくいかないとラストのシーンで、挿入されていたものです(ラストシーンでは一部のみ)。この部分に加えて、マクドナルド社に関わりたいと妻に話している時、「もう落ち着いてもいいころじゃない?いつ満足するの?」と聞かれると、「たぶん、一生しない」と答えたシーンがありました。ほかの人が引退を考える52歳で目新しいことに飛び込もうとしている時点でわかりますが、とても野心的でポジティブな人間性が見て取れました。映画の中で例がネガティブな言葉を発する機会はあまりなかったように思います。強引ともいえるやり方を突き通したからこそマクドナルドは世界的な企業になったことは明白ですが、略奪者といわれても仕方のないやり方でした

「資産は店そのもの」

レイは始めたばかりの頃は、マクドナルド兄弟のノウハウをフランチャイジー(出店者)に提供して仲介し、見返りとして兄弟に売上の一定の割合を支払い、あまりを取り分にするという商売方法をとっていました。マクドナルドの評判は上々でしたが、この方法ではレイの利益があまりにも少ないため資金の調達が間に合わず、銀行からも融資を受けられないという窮地に立たされてしまいます。
崖っぷちのレイを救ったのは、たまたま居合わせた財務コンサルタントのハリー・ソネボーンでした。ハリーは「あなたが売っているのは、ハンバーグではない。あなたの資産は店そのものです」と言いました。ハリーはマクドナルドの不動産としての価値を見抜いたのです。具体的には、土地を担保にして融資をしてもらい、そのお金で土地を買う、そしてレイ自身がマクドナルドを建設して、フランチャイジーとリース契約を結ぶというものでした。この方法で、売り上げに対する比率は少なくても、店舗数の拡大が容易になったことで売り上げを向上させることができ、利益の安定と富の増大を実現させました。
この部分は単純に、そういう方法もあるのかと知識を得ることができました。

〇最後に

2作とも「面白いよ」とおすすめしたい映画でした。今日見た映画は、スティーブ・ジョブズとレイ・クロックといういわゆる成功者の映画でした。共通していると感じたのは、エゴイストであり、野心家であり、大きな夢を見ていて、執念深いというところです。「ザ・ファウンダー」を見て、年齢なんて関係ないと本気で感じられました。レイは会社を大きくして、離婚からの略奪婚までしてしまうなんて、エネルギッシュすぎるほどでした。「人は考えた通りの自分になる」という言葉が頭に残っています。以前何かの本で見た「詳細にイメージすることができれば、それは実現する」に似ていると感じました。自分の実現したい姿はまだはっきりと見えていないけど、ビジネス映画を見る中で感情移入して、主人公の人生を生きることでもっと具体的なものが見えるような気がしています。
世界的に大変な時期ではありますが、成長できるいいチャンスとも考えられるので存分に生かして有意義な生活を送りたいと思います。




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