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セルフケアが下手な僕

日々働いていると、知らぬ間に心身ともちょっとずつ疲れていきます。良い一日でも、良くない一日でも、あるいは何もない一日だったとしても、おそらくどこかで疲れが蓄積していってるはずです。そして、ある時それらが、一気にのしかかってきて、心身の疲れに拍車をかけてしまう。

そうならないためには、日々自分自身をケアしてあげること、いわゆる”セルフケア”が重要だと思います。疲れをとる、気分を落ち着かせる、リラックスできる、リフレッシュできる。

こういったことを、一日の中に取り入れて、目に見えない&気づかない疲れをとっていけば、心身ともに健康でいられる時間は長くなると思います。それに、ある日突然疲れが爆発して、体調を崩したり、一人で抱え込んだり悩んだりすることの予防にもなるのかなと思います。

なんですが、僕はこのセルフケアが下手です。その下手さは、もはや絶望的と言っても過言ではありません。なぜそんなに下手なのか、理由はわかりません。分からなんだけど「言葉にすれば分かるかも知れない」と考え、この記事を書いてみようと思いました。

疲れるとネガティブ側に全振りになる

僕の疲れとしては、精神的な疲れのことの方が大半です。仕事柄そうなのかも知れないし、何事においても考えすぎるとか、(信じられないかも知れないけどい)実は真面目とかいう”癖”があるのも影響していると思います。だから時々「あぁもうなんも上手くいかんわ」と思うこともあります。いや、時々じゃないかもな。。

精神的な疲れって、なんか上手く言えないんですけど、気持ちが疲れちゃうというか、そういう感じなんですよね。で、そうなってしまうと、普通だったらなんでもないような出来事だったり、フラットな目線で判断できるようなことに、いちいちネガティブ側に捉えてしまうようになります。

落ち込む
どうでもよくなる
全部投げ出したくなる
全てを否定する

こんな感じで僕の場合、思考が極端なほどにネガティブ側に偏ってしまい、なんと言いますか、全てを精算する方向に行きます。「はい、全て僕の責任です、なのでここからいなくなります、さようなら」みたいな。

今この記事を書いている自分は、特に疲れている状態ではないので、文字に起こした「疲れている自分」が客観的に見えてきます。それを見た僕は、疲れている僕に対して率直に

生きづらそう
めんどくさいヤツ
なんでそうなるの

という感覚を覚えます。いや、本当にそうだなと。だけど、そうなってる僕にとっては、そういうことしか考えられない状態になってしまっており、もはやにっちもさっちも行かない状態になっているのが実際のところです。

うん、やっぱり事前になんとかしておくことを考えないとマズイ。さもなくば、まともに判断できることも判断できなくなってしまう。。

周りのことばかり考えてしまう

なんか上手くいかない時って、どこに原因があるかは別として、ちょっとガッカリしたり、しょんぼりすることもあると思うんですよね。もちろんイライラすることもあるだろうし。そういった、いわゆる”負の感情”が芽生えた時に、僕は上手くそれを”いなす”というか、消化するというか、外に出すことができないです。

その時にいつも考えるのが「愚痴やワガママの一つでも言ったら気持ちは楽になるのかな」と思うんですが、負の感情を抱えた状態だと「こんなん周りに言っても迷惑なだけやんな・・・」と思ってしまいます。いや、実際は愚痴り放題のワガママ放題なのかも知れませんが。。

で、そうやってると、負の感情が

溜まる

出せない


余計に溜まる

余計に出せなくなる

以下無限ループ・・・

となります。無限ループの先にあるのは、抱え込みによる気持ちの沈み込みです。負のオーラ全開。でも、結果的にそうやって沈み込んでる僕も、周りには決していい影響を与えているわけではないんですけどね。。

ただ、こうやって文字に書き起こして見えてきたのは「一人で処理しようとしている」ってことなのかなと。周りへ配慮(になってるかはともかく)するがゆえに、自分の頭の中や心の中で、(出来もしないのに)なんとか処理しようとし、やっぱり処理できなくて抱え込んでしまう。でも、人に上手く頼れない。。

で、これを書いてて思ったのは、人でも自分でもない、モノやコトに頼った方がいいのでは?自分で処理出来ず、かと言って人にも上手く頼れない。だったら、人ではないものに頼るって方法を、真面目に考えた方がいいのかも知れない。

僕ができるセルフケア

モノやコトに頼って自分をケアするとして、僕にとっては何がケアになるのか、あるいは今まで何がケアになっていたのか。パッと思いつくのは

散歩
本屋に行く
スタバ
お風呂で歌う
サイクリング
スキー

とか。

<散歩>
今の時期は、散歩するのがいいなと思う。あったかくなってきたし、花も咲いて緑も生えてきたし、山も綺麗だから、晴れてるととにかく気持ちいい。普段の仕事はデスクワークが多いし、歩くことも少ないから、余計に散歩は好き。あと何気に、散歩している時に、耳に入ってくる色んな音や、漂ってくる色んな香りも好きで、なんというか五感を満たしてくれる感覚がある

<本屋>
思い返せば本屋は昔から好きだった。静かな雰囲気も好きだし、全然知らなかったジャンルに触れられたり、知的好奇心を満たしてくれるような側面がある。今の時代、タブレットやスマホで本が読めるし、そのメリットは十分理解している。わざわざ本屋に行く必要がないことも分かるんだけど、だからこそ、紙の本に触れられる本屋が好き。

<スタバ>
都市部のように、どこにでもスタバがあるわけじゃない。だからこそ、時々行くスタバはとてもいい。コーヒー飲んだり何かを食べるのもいいんだけど、店内の雰囲気や香り、適度な雑音や会話が気持ちを落ち着かせてくれる。毎日行くのは(金銭的に)無理なんだけど、たまに行ってみていいかなと思う。

<お風呂で歌う>
子供みたいですが、よく考えれば結構好きかも。ジャンルにはものすごく偏りがあり、サカナクションとかQUEENとかB'zとか。僕には歳の近い弟がいるんですが、子供のころ実家で一緒にお風呂入って、よく歌を歌ってたなと。それが楽しくて、今もその延長の感覚がまだ残っていると思います。だから、今でもお風呂で歌う笑

<サイクリング>
自転車(ロードバイク)であてもなくサイクリングするのは楽しかった。山を登っている時はキツイんだけど無心になれるから、結構頭もスッキリする(登り終わったらぶっ倒れる)ただ、ここ数年は、めっきり乗る機会が少なくなったので、乗ってくれそうな人に去年譲った。

<スキー>
冬はスキーかな。大学の時のスキー仲間と、綺麗な景色を見ながらただスキーをするのが好き。そのあと温泉入って、みんなでご飯食べて、飲んで、寝る。楽しい以外の言葉が見当たらない。今シーズンはあまり行かなかったから、来シーズンはも少し頻度を増やしてもいいかなと思う。

自転車とスキーに関しては、季節やハードが必要なこともあり、現実的に手軽にできるのは、散歩、本屋、スタバ、お風呂で歌う、かなぁ。

こうやってあげてみると、たかが4つかも知れないけど、セルフケアの方法としては4つもあるんだなと。そしてそれだけあれば、まずは十分かも知れません。それに、今できるセルフケアを続けて、良い気分でいられる日を増やしていけば、もしかしたら他のセルフケアの方法に出会えるかも知れません。

よし早速今日の夜お風呂で歌ってみよう。。笑

対処療法の必要性から目を背けてたかも

ところで僕は、先日、こんな記事を書いていました。

記事の概要を超ざっくりまとめると

ストレス発散って対処療法だから
ストレスの根本原因に手を打った方が
効果的だと思うんだよね

という内容。確かにストレス発散というか、今回テーマに取り上げている”セルフケア”も、いわゆる対処療法であることには間違い無いですし、日々の疲れやストレスの元=根本原因を取り除くってのが、本質的なアプローチだとは思います。

根本原因を取り除くのには時間がかかったり、エネルギーが必要だったりと、即効性という点においてはデメリットがあるのも事実です。なので、対処療法的なアプローチであったとしても「今のこの気持ちの疲れをなんとかする」ということは、重要なんだなとこの記事を書いていて気づきました(遅い)

加えて改めて自分自身を振り返ってみると、そしてどちらかと言えばここからの話が僕としては重要なんだけど、この「ストレス発散が好きじゃない」という僕の言葉の裏側には、密かに「ストレス発散が苦手」という僕の”イタイ所”が存在しているんだなと感じました。

自分が苦手なことや出来ないことの重要性を説いてる人や、それを実践している人達に対して、本当は羨ましくて嫉妬しているだけなのに、素直になれず「そんなんやっても意味ないって、対処療法とか意味ないって」という冷ややかな視線を送ることで自分を保っている。

うわめっちゃ小せえヤツだな自分

とにかく、やっぱり苦手だから避けていた部分が実際あったよね、正直目を背けてたよね、ということに自分で気づけたのは収穫だと思います。

なかなか、自分の苦手な部分に目を向けるのはシンドイなと思うこともありますが、それでも出来ることあるってことも分かったし、これからちょっとずつやっていけば、今よりも良い方向には行くのかなと思います。

根本治療でも、対処療法でも、自分が幸せならOK

結局のところ、ここに着地するような気もします。どんな方法であっても、最終的に自分の心身が健康であり、それによって日々幸せを感じて眠りにつくことができれば、もうそれで十分なのかなと思います。

そのために、自分がしんどくなってしまうこと(人に頼る、自分で抱え込む)は無理してやらず、自分ができるハードルの低いセルフケアを日々行うことって、大事なんだなと思います。セルフケアというけど、それらは自分にとって、心地良いこと、楽しいこと、好きなこと、落ち着くこと。なので、結局は”自分を大切にしてあげる”ってことなのかなと思います。

自分自身にも、周りの人のためにも、自分自身は元気でいた方が間違いなくいいし、そのほうがきっと人生充実するんだろなと思います。セルフケアが下手な僕でも、ちょっとずつ出来るようになっていこうと思います。

今日はここまで。

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