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移動式チャペル「チャペルカー」 ルーロットって何?

移動式チャペル「ルーロット」とは、トレーラーハウスのチャペルです。

深夜ですが、2019年秋、フジテレビの「チャペルカーが行く!」というテレビ番組で「チャペルカー」として出演しました。「チャペルカー」確かに分かりやすいですね。

確かにチャペル部分のトレーラーは「車両」として登録、道路交通法もクリアし、毎年車検に出している正真正銘の車。なので、「チャペルカー」ですよね。ショベルカーみたいで働くくるま感がすごいですが、ルーロットは結婚式のお仕事をがんばる「働くくるま」なんです。かわいい〜♡

2014年秋、トレーラーハウスのチャペルがあったら、好きな場所で結婚式を挙げられて素敵!と思いついて、思いついた次の瞬間、チャペルを作ってくれたアーティストの八木さんが扉を開けて現れて、2015年秋にチャペルが完成。ルーロットで最初の結婚式を挙げることになりました。(なんとチャペルを作ってくれた八木さんが)

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…と、書くと、すんなり行ったみたいですが製作中は苦悩の連続でした。

一番は資金集めですが、とにかくわからないことだらけで、そこも大変でした。何しろ今まで世の中にないことをするわけですから、当たり前ですよね。

今でこそ一般的になりましたが、2015年当時はクラウドファンディングですら、「え?もしかしてだまそうとしてる?」みたいな感覚でした。

「支援してください!」ってお願いするのも最初は抵抗があったし、恥ずかしかった。(後から夢を叶えるには図々しいくらいでちょうどいいんだなってことがわかりました。)

そんなに大変なのになんでできたんだろう。

それはもう「どこでも自由な結婚式ができる」「思い出の場所で結婚式ができる」「移動が困難な人にも結婚式に参列してもらえる」このサービスを必要としてくれる人はきっといるばずだ!という熱い思いがあったからです。それだけでぶっちぎりました。

「使命感に突き動かされる」みたいな感じでした。そして何よりもワクワクしました。だって、旅をして、結婚式を挙げるなんてすごくワクワクしませんか?

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そうやって手足をバタバタしながら無我夢中で動いていたら、いろんな人が「いっしょにワクワクしたい!」「いっしょに夢を見たい!」と集まってくれました。

びっくりしました。

え〜そんなことあるんや。

「お姉ちゃんだからしっかりしなさい」「自分でちゃんとやりなさい」と育てられてきた長女のワタシ。それまでは人にうまく頼れなかった。

でも勇気を出して「教えて」「助けて」「手伝って」って言ってみたら、「いいよ」「手伝うよ」「あなたが困ってるのこれでしょ?」

世の中にそんな上手い話があっていいのか…。頼ってもよかったのか…。

ルーロットが教えてくれました。

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あれから4年。今もワクワクしています。次はルーロットでどんな場所に行けるかな。どんな出会いがあるかな。

もしかすると あなたの住む町へ 行くかもしれません。

町で見かけたら、手を振ってくださいね!

ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!