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JC論:Active Citizen Frameworkの実践①

Active Citizen Frameworkとは」でなぜActive Citizen Framework(ACF)が必要なのかを記載しましたが、ではどう実践すればいいのかについて連載していきます。

流れを理解する

まずACFで重要なのが、インパクトを起こすための一連の流れです。分析を行って、それを展開し、実行し、検証する、そのすべてにわたってパートナーとともに行う、という流れであることをまず理解してください。

金沢JC用 インパクト

この時重要なのは、分析、展開、実行の各段階では前の段階に戻ってもいいということです。分析が不十分だと思ったら、分析をやり直す。展開段階でおかしいなと思ったら、分析段階に戻る。逆に、実行段階でおかしいな、と思ったら、計画が途中でも実行を止めていったん検証に移りましょう。実行段階で展開段階に戻るより、検証に進んで再度分析からやり直した方が効果が上がります。実行から検証をできるだけ素早く回すと、よりインパクトのある事業が可能になります。

会議・議案システムとの対応

ACFと日本の会議・議案システムは連動しています。日本の会議システムでは、討議、協議、審議の3クール制か、協議、審議の2クール制で、計画議案を審議まで持って行きます。この中で、分析と展開を行っていく仕組みになっています。そして事業実施という実行段階があり、報告議案という検証のシステムがあります。

金沢JC用 インパクト

討議、協議、審議といった各会議クールの中で、単に計画の仕上がり状況を議論するだけでなく、ACFで言う分析段階がちゃんとできているか、分析から展開がなされているかを議論していきます。だからこそ、分析が不十分な議案が「ゼロベース」で作るように、という話になるわけです。

会議で「ゼロベース」と言われてどうしたらいいかわからない、そんなときは、ACFにもとづいて分析段階をやり直しましょう。きっと新しい道が見えてくるはずです。

次に

Active Citizen Frameworkの実践②

Active Citizen Frameworkの実践

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