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いつかはBリーグアワードに

スポーツには、ファンの数だけ想いがある。
個々の視点で切り取る世界観はどう映るのか。
それを共有する場が欲しくて、
今シーズン始めた"Bリーグファンショット"。

写真の色味、構図、タイトルに込められた想い。
企画を通じて分かったのは、
1試合の中でも千差万別の切り取り方、
それぞれの楽しみ方が、
想像していた以上にあるという事でした。

多数寄せられた写真から
その魅力を探っていく最終回は、
チーム毎には紹介できなかった
素敵な写真たち総集編です!

▼過去のシリーズはマガジンにまとめています

1.宇都宮ブレックス
2.三遠ネオフェニックス
3.滋賀レイクスターズ
4.千葉ジェッツ
5.横浜ビーコルセア―ズ
6.アルバルク東京
7.シーホース三河
8.川崎ブレイブサンダース

喰らいつけ。(富山/宇都直輝)

写真とタイトルが見事にマッチし、
試合の情景が浮かんでくる一枚。

「行け!」と味方に声を出しているのか
「時間ないぞ!」なのか、
ビジョンを指して抗議しているのか。

いずれにしても、
勝利に向けたパッションが溢れ出ている。

そして少し後ろに目を向けると、
「喰らいつけ。」の横断幕が
写真とタイトルに厚みを加えている。

絶対に勝つ! (富山/宇都直輝)

こちらも気迫というか
執念が伝わる1枚。

背景から想像するに
この写真は12/14-15に行われた
島根スサノオマジック戦で撮られたのだと思う。

実はこの試合で宇都選手は
全治6週間~8週間のケガを負ってしまった。

自身のケガに対するやり切れなさなのか、
チームの勝利へ込めた念なのか。

宇都選手がこの一瞬に込めた想いとは…

会場から笑いと共に悲鳴が (北海道/多嶋朝飛&秋田/細谷将司)

All-star Game ならではの
空気感の中で生まれた
何ともほっこりする一枚。

似た境遇で切磋琢磨してきた戦友と共に
コートに立った夢の大舞台は、
多嶋選手にとっても特別な瞬間になったよう。


名残惜しいお別れ (北海道/桜井良太)

まるで映画のワンシーンのような
切ない別れ・・・

見てほしい、
両者の何とも表現しがたい目を。

ルーク!!!

フロアを埋め尽くす金の紙吹雪が、
祭りの終わりを告げ、切なさを助長する。

鳥のように高く!(大阪/ジョシュ・ハレルソン)

両翼を拡げた鷲のような一枚。

良く見て頂きたいのだが肩に座った鳥の形が
ハレルソン選手に宿ったかのように
シンクロして見える。

視線は獲物まっしぐら。
彼にとってはすなわち、リングだ。

チャンピオンシップで会おう(大阪/アイラ・ブラウン)

ahahahah1202さんの
カメラに気づいているのだろうか。
それにしても手がデカい。

人一倍気さくに振る舞い、
ファンサービスを忘れない
アイラ選手の優しさが滲み出ている。

今シーズン、
特に大阪エヴェッサの強さは
地区間を越えてシーズンを面白くしたと思う。

だからこそ、高みを見てみたかった。

「チャンピオンシップで会おう」

この約束は必ず、来シーズンに。

打つ納見、守る林、見守るJT(島根/納見悠仁)

激しい動きの中で、
時が一瞬だけ止まっているような
「静」と「動」を感じられる一枚。

サイドライン側のリングに並行した
この位置からの一枚は
届いた投稿の中でも少し珍しい。

恐らく、このアングルで
これだけ被写体の条件が揃う
最高のシャッターチャンスは
1試合に1回あるかないかであろう。

だからこそ、
その一瞬をモノにした高い技術力に
感動すら覚えてしまう。

ボールへの執着心(島根/サマーズ&川崎/ヒース)

スラムダンクにでも
出てきそうなハッスルシーン。

2mを超える選手同士のダイブは、
写真よりも遥かに迫力があったに違いない。

果敢にルーズボールに飛び込む
ケガをも恐れない勇敢さ、
1プレーにこだわる情熱は、
ミニバスでも、Bリーグでも、NBAでも大切だ。

バスケはするのも見るのも楽しい(島根/山下泰弘)

かつてのチームメイトとの対戦は
心から楽しいのだろう。
試合中でも覗く山下選手の笑顔が、
そう感じさせる。

また、ニックのことである。

冗談を飛ばし合い、
愛あるトラッシュトークに
花を咲かせていたのかもしれない。

俺だ!笑 (広島/岡本飛竜&朝山正悟)

少し照れ笑う先輩・朝山選手に対し、
さわやかに背中を押す後輩・岡本選手。

悲願のB1昇格を決めた広島からは
濃厚な信頼関係が伝わる一枚が届いた。

今まではB1の舞台に行くことが
一番の目標でしたが、
ようやくスタートラインに立てたと
思っています。

野球、サッカーに代表するように
スポーツが盛んな広島県を
さらにバスケで熱くしてくれる日が待ち遠しい。

ショットクロックのかけ引き (信州/渡邊翔太)

こちらは同じくB1昇格を決めた信州から。
ショットクロック間近の静寂さが
モノトーンで表現され、かけ引きを想像させる。

バックコートから (渡邊 翔太)

同じくモノトーンが静寂さを包む。
チラっと覗く肥大した太ももの筋肉が
40分の戦いを支える。

2枚ともに言える事は、
シンプルな中にも
引き込まれてしまう引力がある事だ。


周人カメラマン(安藤 周人)

安藤選手の茶目っ気たっぷりの一面。

選手達のコート上を収めた写真は多いが、
オフコートの姿は意外に珍しい。

こちらは2/16のクラブマガジン。
下にスクロールしていくと
当日の写真が掲載されているが、
もしかしたらこの中に
安藤選手が捉えた一枚があるかもしれない。

Basketball legend (折茂 武彦)

最後はこの選手。
もう、最高。
身長差も相まって親子感さえ漂う。笑

All-star Gameでは何度も
二人のお茶目なやり合いが見られたが、
それだけ互いをリスペクトし、
コート上で共有する時間を
大切にしているように見えた。

過去に折茂選手は取材で
富樫選手についてこんな想いを語っていた。

【2019.7.19 取材より】
本当に僕も、
北海道で色んな活動をさせてもらって
子供たちと接する機会が多いですが、
やっぱり大きくなければ
バスケットができないんじゃないか
という子供達が非常に多い。

その中で、
富樫君なんて167cmしかない中、
このBリーグであれだけの活躍をして、
日本代表にも入って、彼は希望でしかない、
子供たちにとって。

ぜひ富樫君にはね、
頑張ってもらいたいと思いますし、
何とか活躍してもらいたいなっていう思い。

度々、折茂選手の口からつく
リーグ発展への想い。
それは、日本バスケの未来を担う
子供達が目指せる場所を何としても守りたい、
盛り上げていきたい気持ちが強いのだと思う。

この折茂選手の表情を見ると、
まるで富樫選手に
「これからのバスケ界を頼むぞ」
託しているように僕には映った。

最後に

企画にご協力頂いた皆様。
いつも写真の奥にある想いや意味を想像し、
毎週楽しく見させて頂いておりました。
本当にありがとうございました。

いつかはアワード賞の一つとして
Bリーグファンショットが加えられる事を
密かに願っています...

また、
今回は #Bリーグファンショット の投稿から、
勝手に記事に引用させて頂きました。
もし削除をご希望の方は、
お手数ですがDM頂ければと存じます。
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