📗「勉強は面白くない」という嘘を、誰から教わった？

🔸だって、勉強とは？

１ 学問や技芸などを学ぶこと。
２ 物事に精を出すこと。努力すること。

　なのだ。

　たぶん、多くの大人や子どもが「勉強」という言葉でピンとくるのは、「算数（数学）」「国語」「理科」「社会」「英語」などの主要教科に「精を出すこと」ではないだろうか。

🔸勉強の範囲はもっと広い

　上の「勉強とは？」でも書いてあるように、「物事に精を出すこと」全て、勉強なのだ。学校の教科だけではない。
勉強というのはもっと広い範囲の頑張りなのだ。

　例えば、サッカーが大好きで、学校の部活で朝練や放課後の練習をし、日曜日も遠征して強いチームと練習試合をする。このくらい「勉強に精を出す」と、「超ガリ勉君」ということになる。😄

　✅これでも、まだ勉強が嫌い？

　「ぼくは、学校の勉強も、スポーツも興味がない。だから、勉強は大嫌い！」と言う人がいるかもしれない。

　では、テレビゲームが得意で、夏休みに朝から晩まで、１４時間、ぶっ通しで、スイッチのゲームやり続けて、目が疲れちゃったという人。「すごい！勉強の努力家」だ。

　普通、１４時間も連続で一つのことはできないものなのだ。

　✅これでも、勉強は嫌いだろうか？

🔸人間は生まれつき、勉強が好き

　「なぜそうなるのだろう？」という疑問が好奇心を生み、勉強する。

　今まで知らなかったことが分かるようになり、今までできなかったことができるようになる。「人間は本来それを面白いと感じる生き物」なのだ。

　勉強は学校の教科の中にしかないわけではない。例えば、上で説明したスポーツや、テレビゲームで勝つための方法を考えだしたり、友達に教わったりするのも勉強なのだ。

　しかし、私を含め大人たちはその勉強に「将来役に立つこと」という付加価値を含めて考えてしまうので、子どもの好奇心にストップがかかってしまう。これは、大人が素直に反省しなければならないところだと思う。

　つまり、大人が勉強が大切だと、子どもに向かって言うときは、「算数の勉強は論理的思考法が育つので、将来役に立つから、勉強しなさい！」という言い方になってしまうのだ。

　そしてこの言い方は子どもにとっては、イライラする言い方だ。「じゃあ将来役に立つから勉強するんだな、嫌で嫌で仕方ないけど、勉強してやるよ！」

となってしまい、本来面白くワクワクしながら勉強できる可能性がある子どもなのに、「無理やり勉強している体」になってしまうのだ。

🔸「ワクワクすること」は全ての子どもが持っている！

　もう一回思い出してみよう。勉強は面白いものなのだ。もし、勉強が嫌いだと感じている人は、まだ一日中やっていられるような「ワクワクすること」が、見つからないだけなのだ。

　そのような「ワクワクすること」は、全ての子どもに必ず一つはあるのだ。ないと思っている人は、出会っていないだけだ。
　これは私の経験から「断言」する。

　子どもが、まだそれを見つけていないなら、今すぐやらなければならないことは、「ワクワクする勉強を見つけること」だ。

　もしかすると、見つけた勉強は、学校の主要教科ではないかもしれない。でも、それでいいのだ。親は、嫌な顔をするかもしれないが、嫌な顔をさせておけばいい。自分の人生は自分のものだ。親に遠慮をする必要はない。

🔸最後の約束

　しかし、一つだけ約束してほしい。自分で見つけた勉強は、自分で納得するまでやり続けること。つまり、継続すること。
　それだけは、約束してくれ。
(take_futa)

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