小池徹平に似てる訳ないやん。
ここ一週間くらいずっと、
twitterを開いてもinstagramを開いても、とにかくため息が尽きない。
ため息の正体は明らかだった。
そう、#Snowそっくり診断 だ。
やれやれまたか、と。
右を向いても左を向いてもこの手の投稿ばかり。
承認欲求を満たしたい(一般的に顔が整っているとされるであろう)男女が診断結果でマウントを取りにかかり、
それに乗じてコメント欄には、私はこうだったなんだとある種悪性の化学反応が蔓延り、
TLが女優と俳優と一部のお笑い芸人の顔で埋め尽くされた。
そしておそらく、もう一週間くらい経つと嵐のように去っていく。
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この手の現象(ここでは仮に診断ウイルスと呼称する)は今に始まったことではない。
少し昔を見返せば、
・ポケモン自己分析
・日本語ボキャブラリー診断
・アキネーター
・脳内メーカー
などがある。
どれも名前、生年月日等簡単な情報を入力したり何個かの質問に答えたりすると診断結果が出てくるというものだ。
もっと昔を見返すと、動物占いや各種心理テストなどSNS隆盛期以前からも診断ウイルスは蔓延していたのかもしれない。
この手の診断ウイルスは定期的に我々のTLを席巻し、消えていく。
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では何故これらの診断ウイルスは、時折爆発的な流行を見せるのだろうか。
どこかの誰かが適当に考えた(あるいは何かしらのアルゴリズムに乗っ取った)診断結果がTLを席巻し、
波及していく過程にはどんな心理が発生しているのだろうか。
大きく分けて理由を3つ考えてみた。
①誰かがやってたから
これはロジックが明快で、
テレビやニュースで有名人がやってるのをみたり、友達がやっているのを見て興味本位でやってみたケースだ。
現に表題の #Snowそっくり診断 もネットニュースになったりもしている。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1911/02/news030.html
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1911/01/news127.html
ただし、これはあくまで「診断をやってみたくなる理由」であり、「診断結果を投稿したくなる理由」ではない。
②やってない方が流行遅れのように思われるから
単に、「流行っているから」という趣旨だ。
おそらくこれも診断ウイルスの拡大を助長するものなのであろうが投稿者のメンタルとしては後ろ向きだ。
果たして後向きな発信がここまで爆発力を産む流行と成り得るのだろうか?
これが私の長年の疑問であった。
③投稿するネタになるから
これが今回の論旨だ。
おそらく診断ウイルスは「SNSへの投稿ネタ」として最適なのであろう。
なぜなら旅行に行かずとも、お金をかけずとも、一人であっても、すぐその場で診断結果を作成出来、アカウントの種別(女子大生からサラリーマン、有名人まで)を問わずTLに馴染ませることが出来、そして診断結果が画像として一枚で完結しているためフォロワーからの興味・共感を得やすいからだ。
なんとなーく時代の流れとともに台頭してきたSNSに対し、なんとなーくアカウントを作った結果、なんとなーく投稿することがなくなってきて、なんとなーく診断ウイルスに手を染めた、というわけである。
自由でいること、クリエイティブであることが良しとされるSNSの世界において、画一的な投稿を増やし続ける診断ウイルスの癌が完全に根絶されるのには、もう少し時間が掛かりそうだ。
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そんなこんなでなんとなーくnote始めちゃいました。
小池徹平に似てるってよ、やったね!
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