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経営理論・MBAのフレームワークを私生活に使うプロジェクト④ 生き方を分析する 基礎編③

こんにちは!World One研究所です!

本日は経営理論・MBAのフレームワークを私生活に使うプロジェクトの第4弾。海外有名大学のMBAで学ぶような経営学のフレームワークを用いながら、自分自身のプロジェクト全体をどのように設計すべきかを考えたいと思います。今回は生き方を見極めるフレームワークをご紹介します!今日はSTP、コトラーの競争地位、ポーターの基本戦略、TOWS、アンゾフのマトリクス、PPM、プロダクトライフの関係性を含めてご説明します。

生き方を見極めるフレームワーク

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上記でご覧いただける様に、図面上では、右上の戦い方・生き方を決める、が右下の生きる道を決めるより先に来ていますが、実際は「生きる道」を先に決めます。これは企業分析でいえば業界/市場を絞るに値します。

アンゾフのマトリクス生きる道(市場)を決めていきPPMで既存の市場での対応方針を決定します。プロダクトライフにより各市場のステージを見極めながら行います。

その後、左上の3Cの分析の内、顧客部分をSTPで分析します。また、STPの内、ポジショニング競合と当社の分析を実施後、行います。具体的には、コトラーの競争地位ポーターの基本戦略実施します。ここに加えて、当社と外部環境のみで戦略を考えるのがTOWSになります。

アンゾフのマトリクス

アンゾフのマトリクス

アンゾフのマトリックスでは市場と製品を新旧に分けて考えます。市場と製品の組み合わせで、自らが行おうとしているのかが明確になります。リスクとしては左上がハイリスク右下がローリスク、その他はミドルリスクになります。また、「新市場」の行では、売り方への投資が必要になる一方、「新製品」の列では製品への投資が必要になります。まずはローリスクである既存市場と既存製品での今後の展望を検討し、その後市場開拓か新商品開発→多角化を検討します。

PPM

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PPM分析では、市場の魅力度その市場でどれだけのシェアを占めることができているかの組み合わせで、自らの事業を分類します。それぞれの分類に対する戦略は事業の継続と、投資の有無で考えます。適度な投資を伴う維持戦略は、花形金のなる木に使います。積極投資を行う拡大戦略は、問題児に使います。撤退戦略は問題児、負け犬に使います。また、投資を行わないが事業を継続する収穫戦略問題児以外の領域で採用を検討します。

プロダクトライフサイクル

1.プロダクトライフ

アンゾフのマトリックスPPM市場の成長率を考えるときに役に立つのがプロダクトライフサイクルです。プロダクトライフによると市場は単なる高成長、低成長に分かれるわけではありません。導入期は市場で製品が認知されておらず低成長の段階・広告費が掛かるだけで利益はほとんどでません。成長期は認知が広まり市場が急成長を迎える段階で、ブランド力競争戦略を吟味し、市場への浸透に注力する必要があります。成熟期は緩やかな成長に移行し市場が飽和状態になる段階で、上位企業はコスト競争力、下位企業は差別化が求められます。そして衰退期では、他の製品やサービスに代替されるか流行りが去り市場がマイナス成長に転じる局面で、効率性を高めながら顧客の維持に注力します。

TOWS

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TOWSは、SWOT分析で、自社の強み・弱みと機会・脅威で分析を実施した後に、資源をどのように投資していくべきかを導いてくれます。強みが活かせる部分が今後政治・経済・テクノロジー・社会的に追い風が吹いているのであれば、強みを最大化し、逆にその領域に弱みを抱えているのであれば補強しなくてはなりません。また、強みを脅かす脅威が存在するとしたら脅威に対処すべき、もし弱い部分が今後衰退していくことが分かっているのであれば撤退します。

つながり

1.つながり

大切なのは、各フレームワークの繋がりです。順番としてはPPM→アンゾフのマトリックスを考えていき、その際にプロダクトライフサイクルを使います。

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また、TOWSは自社分析の中のSWOTとPEST分析が終わった際に実施します。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?このようなビジネスフレームワークを一連の流れに体系にまとめた記事はほかにないと思います。気に入っていただけましたらフォローと、マガジンの登録をお願いします!



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