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2年ぶりにプロダクトマネジメントに戻ったら全く景色が違ったよって話

この記事はbellFace Advent Calendar 2021 の4日目の記事です。

4日目くらいならまだまだあったまり始めだからハードル低めだろうと見込んでいたら、割と初っ端から皆さんフルスロットルでビクビクしながら今記事を書いています。5日目以降もっと面白い内容が続きますので(圧)、4日目はそれに備えてゆるりと読んでいただけると幸いです。

自己紹介

改めまして、こんにちは。
そして、はじめまして(の方が大半だと思います)、ベルフェイス株式会社でプロダクトマネージャーをしている吉本 猛です。
本題に入る前に、簡単にどんな人間なのか、どんなことをしてきたのかを紹介させてください。

クマじゃねえし

どんな人間なのか、と言ったそばから謎のタイトルですみません。
私は社内でかれこれ3年以上「クマ」と言われ続けています。

おかげさまで「kuma」で検索するだけでこんなにSlackのスタンプもできました
最近ではなんと初めて個人専用のグループメンションまでできました
3日目を担当した杉山からはこのように紹介される始末

最近10kg程痩せたのでもう言われないかなと思っていたんですが、むしろ言われる機会が増えていて、どうしたもんかと思いながらも美味しいと思っている自分がいたりします。(故に「ビジネスくま」とも巷では噂になっているとかいないとか)

これまでやってきたお仕事

ベルフェイスでは、創業時、セールスからスタートし、CSやテクニカルサポートやディレクターを経て、プロダクトマネージャーとして活動していました。※その時書いたのが以下の記事です。

その後、2019年10月からHRとして採用と組織開発、制度設計に約1年半ほど従事していました。※その時書いたのが以下の記事です。

また、2021年2月から取締役CPO兼CTOのZIGOROuが管掌するCPO室の室長としてプロダクトマネジメント組織の立ち上げ支援を実施。2021年11月から再びプロダクトマネージャーとして活動しています。

最近のお仕事

先述の通り、現在はプロダクトマネージャーとして「商談の数だけ世の中をしあわせに、なめらかに価値がつながる世界を実現する」ことを目指し、日々顧客の課題と向き合いながら、どのようにすれば提供価値を最大化できるかを考え、動き、いろんな方にご迷惑をおかけしながらもプロジェクトを推進していっています。この場を借りていっぱい感謝を伝えたい。

また、同時にデザインチームの管掌も非デザイナーながら(だからこその視点を交え、とメンバーが思ってくれてたら嬉しいな、と思いながら)いろんな人のお知恵を借りたりしながら行っています。こちらもいつも至らぬ点がありながらも良いチームを一緒に作ってくれているメンバーにいっぱい感謝を伝えたい。

本記事では、2年間プロダクトマネジメントを離れ、再びプロダクトマネジメントに戻ってきた吉本が感じた気づきや課題について書いてみます。

みんなでやる楽しさと難しさ

プロダクトマネージャーとしての活動に戻り、まだ間もないですが、過去との大きな違いの1つは「1人ではない」という点です。

様々なバックグラウンドを持った優秀なプロダクトマネージャーが揃っている中での活動は本当に学びも多く、刺激的な日々を送ることができます。だからこその楽しさと複数名ならではの難しさ、それぞれ紹介します。

【楽しさ】オープンな情報管理で戦略理解促進と学び放題

ベルフェイスではProduct Requirements Document(以後PRD)をNotion上で一元管理し、プロダクトラインやプロジェクトごとにフィルタリングし、誰もが確認したいPRDを簡単にアクセスでき、気になる点にコメントを残すことができます。

また、PRDの更新情報はSlackに自動で通知されるため、更新を見逃すこともありません。こうすることで誰がどのような観点で記入し、またどのような観点でレビューをしているのかをシェアすることができ、自身の中で抜けていた観点に気づくことができます。

加えて様々な社内ステークホルダーに機能概要をつたえるためのProduct Brief Overview(PBO)や開発チームで認識を揃えるためのDesign Docとも紐づけて管理することができるため、各部門のメンバーが情報に迷うことが少ないのも特徴です。

今後、上位に置かれている仮説とNotion上で関連づけていくことで、さらに情報の整理が進み、全体の戦略理解が促進されていくことを期待しています。

【難しさ】認識を揃えるための一手間は侮れない

組織の規模が拡大していくことで、あらゆる情報が「自分と〇〇さんが分かっていればいい」から「関係者全てが同じ認識を持たなければならない」に要求が変わりました。

さらに複数のプロジェクトがハイスピードで展開されているからこそ、認識のズレが発生した際の出戻りの影響は大きく、1つ1つの「認識を揃えていくプロセス」においても属人化させるのではなく、できる限り仕組みに落とし込み、再現性を担保できるようにしていくことが求められます。

現在は不明な点があればすぐにSlackのハドルミーティングで確認しあったり、各プロジェクトメンバーによるレビューとPRDに紐づけた用語集を用いることで共通の言語をつくり、認識が揃うように工夫しています。

顧客数・顧客規模による楽しさと難しさ

もう1つは「顧客数・顧客規模の違い」です。bellFaceはここ数年で市場の変化にさらされながらも、セールスパーソン向けのかんたんで便利、安全なオンライン商談ツール(電話商談・Web商談)として、金融や通信業界の大手クライアント様にも支持されつつあるプロダクトです。

私が担当していた初期の状況と比較しても顧客数は数百社から数千社へ、オンライン商談に対する意識も目新しいものから当たり前の選択肢の1つに、
顧客規模もスタートアップ、中小企業から金融や通信業界の大手クライアント様までと大きく変化をしています。そんな中での楽しさと難しさについて紹介します。

【楽しさ】よりペインの大きな領域を解決していくワクワク感

ユーザー数だけで判断することが良いというわけでは無いですが、例えば金融や通信業界の課題解決に着手するということはより多くの人の、より身近な「商談」に踏み込むことになります。当然ながら世の中に与えるインパクトも大きくなるわけです。

もっとこうなっていけばいいのに、と誰もが心の奥底で思っていたことを1つずつ紐解いていく。そんなワクワクするプロセスをプロダクト開発チームだけでなく、セールス、CS、そして顧客と共に過ごせることは何にも代え難いことです。改めて、多くの議論を重ねながらも共に寄り添うことができているビジネスグループ、そして顧客の皆様に感謝です。

【難しさ】考慮すべき事項の量、複雑さ

一方で、影響が大きい領域だからこその難しさも大いにあります。その業界ならではの業務、法的制約、ビジネスモデル、ホスト/ゲストのペルソナ理解、セキュリティ要件や社内承認フローなど。私で言えば、自らが経験した営業とは全く異なる営業がそこにあり、プロダクトマネジメントとしてのアンラーニングと同時に営業経験者としてのアンラーニングが必要になってきます。

また、既存の顧客数が増えることで1つ1つのプロダクトローンチに対する考慮すべきポイントも変わってきます。初期の頃はとにかく早くローンチすることを優先していましたが、本当の意味で顧客に届かなければ全く意味がありません。現在では、Go-To-Marketプロジェクトがローンチプランに合わせて立ち上がり、いつまでに何をしておく必要があるのか、事前にコミュニケーションプランを定め、それを実行していくようになっています。そのため、プロダクト開発だけでなく、関係各所との緻密な連携が求められます。

それでもプロダクトマネジメントは楽しい!

色々書きはしましたが、総括すると「それでもやっぱりbellFaceのプロダクトマネジメントは楽しい!」です。

壁にぶち当たることも多々ありますし、もっと考え尽くさなきゃと落ち込むことだってあります。それでも動いた一歩一歩が確実に世の中を良くすることにつながっていると感じることができる(社内、顧客の声がちゃんとコミュニケーションツールや然るべき場を通じて、プロダクト開発チームにも届くようになっている)のは純粋に嬉しいものです。

私個人としては「PM組織としてプロダクトマネジメントをする」ために今まで築いてきた(現在も進行中)ことを頭での理解から、実際に自らアクションすることで着実にかつスピーディーに自身のものにしていくことが最優先で取り組むべきことと自覚しています。なので、偉そうにこんなこと書きながらもアンラーニング真っ只中だったりします。

「そんな状況も含めて楽しい。」

そう思えるベルフェイスはやはり自らチャレンジし、成長していきたいと考える人にとって良い場なのだなとつくづく感じています。

一緒にやろうぜ(We are hiring!!!)

拙い文章にもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました!少しでもベルフェイスがどんな会社なのか、プロダクト組織として何が今大切とされているのか、吉本はどんな人間なのか、を伝えることができていれば嬉しいです!

そんなベルフェイスではプロダクトやシステムのメンバーを引き続き積極採用しています!

最後に1つの2択問題を投げかけて、本記事を終了とさせていただきます。

Q.ベルフェイスに応募したいですか?

AかBかでお答えください。

A.はい、今すぐ応募したい!

B.いいえ、その前に話を聞いてみたい!

さーて、5日目の投稿はー?

5日目は旧知(本記事に書かせてもらった2年前のプロダクトマネージャー時代にイベントで意気投合してから)の仲であるKajuさんによるチームづくりについてのお話です!

おたのしみに〜!!

bellFace Advent Calendar 2021

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