見出し画像

ドラッカーが言う「マネジメント」に沿ってプロダクトをマネジメントしてみるとは?

〇〇マネージャーという役割の人は「○○をマネジメントする人」ということ。

・セールスマネージャーは「セールスをマネジメントする」。
・カスタマーサクセスマネージャーは「カスタマーサクセスをマネジメントする」。
・プロジェクトマネージャーは「プロジェクトをマネジメントする」。

ということは、プロダクトマネージャーは「プロダクトをマネジメントする」ということになります。

※〇〇チームをマネジメントする、といったように、語尾に「チーム」がつくかどうかの解釈はありますがここでは一旦省略して考えます。

まず、マネジメントといったら、


「やっぱりドラッカーでしょう」


ということで、その視点からプロダクトマネージャーという役割を考えてみました。
(といっても長文は嫌だし、勉強中の身なので、内容は至ってシンプルに、かなり易しく、というか通訳するくらいの位置づけでまとめます。

◆企業の目的=「顧客を創造すること」

→ここはプロダクトマネジメントでも同じですね。顧客の創造、これが革新的なアイデアから生まれる場合もあれば実は見落としていたちょっとしたことから生まれる場合もあります。
 顧客ってどこから?
 何かしらの対価を支払ってでも欲しい、必要だと思い、実際に行動してくれたところからかなと。
 (「何かしらの対価」と表現しているのは色んな見方があるためです)

◆マーケティングの理想は、販売を不要にすること

→究極ですね。本当に良い(圧倒的な課題解決力のある)プロダクトとそれによってもたらされるユーザーの体験が「この感動は独り占めしよう」とならない領域であることを条件に、マーケ、セールスが不要となるプロダクトを作るというのはPMとしては非常に目指したくなる部分ではありますね。

◆強みを活かす、弱みをなきものにする

→自身が考えている、担当しているプロダクトの強みは何か。USPは何か。
 これを明確にするためには、まず顧客(もしくは設定したペルソナ)を真に理解し、使っているシチュエーションをよりリアルに様々な角度から客観的に見て、ちょっとした心理の変化を感じとることができる必要があると考えています。
→自身が不便だと思ったから創ったというプロダクトの場合、この辺はすんなり入ってきますよね。

◆マネージャーとは=組織の成果に責任を持つ者
◆マネジメントとは=人を育て、組織の成果を最大化させること


→プロダクトマネージャーとはプロダクトの成果に責任を持つ者、と置き換えたとすると、プロダクトの成果とは何なのか?を考える必要があります。
 本質的には使ってくれているユーザーが満足し、感動しているかどうか、ですが、その他にもプロダクトの成果としては先述の販売を不要にというところにもちょっと関わりますが、「セールスがめちゃめちゃ売りやすい」「CSがめちゃめちゃサポートしやすい」という視点を入れることで、

(セールスが)提供しやすく、(ユーザーが)使いやすく、(ユーザーが)使って成果が出やすい(からCSもスムーズに活動できる)

というおそらく一番導入数増加や解約率減少という企業にとっての成長に貢献できるプロダクトになるんじゃないかなと考えています。

→そんなプロダクトも最初から100点ではなく、当たり前ですが、成長させて行く、という視点が重要になります。というか成長し続けないとプロダクトも企業と一緒で生き残れません。

◆投入した資源の総和よりも大きなものを生み出す
→そりゃそうだ。プロダクトにおいても一緒ですね。
 単なる足し算の結果とイコール、もしくはそれよりも小さくなるのであればPMが存在し、そのプロダクトをマネジメントしているとは言えません。投入した資源の総和よりも圧倒的に大きなものにすることがプロダクトマネージャーの存在価値になります。

◆決定・行動において直ちに必要とされているものと遠い将来に必要とされるものを調和させて行くこと

→これは非常にしっくりきました。 PMとして大事なのは「何をやるかを決めること」。別の言い方をすれば「それ以外のやらないことを決めること」。常に意図的に半歩先から一歩先くらいのことに目を向けながら、2歩先3歩先のことは把握して、準備しておく。

そして、なるべく目の前で直ちに必要、という状況になる前に対応しておく。言うのは簡単ですが、やるのは物凄く難しいですが。。。この辺りは「鉄のハート」持っておく必要がある部分ですね。

◆必要な資質は「真摯さ」


→最後はやっぱり「プロダクト愛」なんですかね。最後というか最初から最後まで。
 自身が担当するプロダクトについてどれだけ愛せるか、考えれるか、そしてその愛が決して偏ったり、歪んだりせず、本当に顧客のために役割を果たすことができているのか、課題を解消することができているのか、もっと良いやり方はないか、ということを問い続けるという終わり無き冒険を心から楽しめるかどうか、ということなのだと思います。

とりとめない感じでまとめてみましたが、改めて見返すと本当に自分用のメモですね(笑)もう少し、読みやすい文章となるように練習していきます。


<おまけ>
RPGを一度クリアすると二度とやらなくなるくらい、一種の「飽き性」である自分にとってはPMという「最高のプロダクトを求め続ける」のは非常に良い役割なんだなと改めて実感しました。おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?