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スス竹・炭竹アジロランチボックス

今回は素朴な魅力の竹製のお弁当箱をご紹介します。

近頃は結構な田舎町へ行っても必ずあるコンビニ。
便利なことに購入したお弁当を温めてもらえるサービスも当たり前となっています。
私も暖かいお弁当にすっかり慣れてしまっていますが、昔食べたお弁当というのは、冷めても美味しく食べれらるように母がいろんな工夫をしてくれたものです。
そんなお弁当も残念なことに、ご飯が他の食材から出る水分を吸ってしまい、底のほうがベチャっとしてしまったり、冷ましてから蓋をする、という手間を省いてしまったがために、プラスティックの蓋には水滴がベッタリ。そっと蓋を取らなければ、その水滴がお弁当にかかり・・・となかなか美味しいお弁当にはたどり着けませんでした。

このような、ちょっとした不満を解消するお弁当箱の存在を知ったのは、弊社のスタッフとして働くようになってからです。
それが『竹製の弁当箱』
正確に言えば、存在は知っていましたが、竹でできたお弁当箱は、私の中では『昔ばなし』の世界に登場するお弁当箱でした。

① 竹製の弁当箱の良さ


網代編み

本当に昔ばなしに出てくるような素朴なフォルムの竹編弁当箱。
写真のお弁当箱はアジロ編みという、これまた昔ながらの編み方で作られています。
数多い竹の編み方の中でも、このアジロ編みは歴史が古く、縄文時代の土器からもアジロ編みの圧痕が見られるそうです。
シンプルな編み模様と比較的目の詰まった隙間の少ない網目が特徴で、丈夫な編み方の一つです。
竹製のお弁当箱が何故良いか。一番の理由はその抜群の吸水性にあります。
しかも、ただ吸水し乾燥させるではなく、竹の表皮と繊維部が二重構造になっているため、適度な水分の調節作用になり、中に入れた食べ物がパサつかず、しっとりとした食感が保たれます。
またこの竹には天然の抗菌作用があり、冷蔵庫やクーラーバッグ等という便利な物が無かった時代に、安心してお弁当を食べる事の出来る、「大切な食料を託せる素材」でした。
昔の人が弁当箱に竹を使った理由はこの性質を熟知していたからでしょう。

② 竹炭塗り弁当箱二種

炭竹弁当

ちょっと目を惹く真っ黒な竹炭の弁当箱。
この商品がつくられたきっかけは、今問題となっている放置竹林を利用した、竹微粉炭の開発から始まります。当社はこのプロジェクトにより、環境保全・循環型ビジネスの構築に取り組んでいます。
竹は炭化としての利用は経年に捉われないという観点から、この竹炭パウダーにトルエンとキシレンレスウレタンを混ぜ、塗料として使うことで『自然で自然をまもるしくみ』を生み出します。
独特な深みを醸す竹炭は、適度なマット感があり、モダンな演出が可能に。
均一に塗られる事により、アジロ編みの竹目がより美しく際立ちます。
もちろん、竹から得られるベネフィットを損なわず、他には無いインパクトでお弁当のバリエーションも広がります。


ご紹介した弁当箱は食材に限らず、小物入れ等にもご使用頂けます。
とても軽くてかさばらないので自由な発想でご使用下さい。
また、おにぎりはラップに包んでから弁当箱に詰めるかたも多いと思いますが、ぜひ一度、この竹製の弁当箱に、じかに入れて食べてみてください。そのおにぎりの美味しさにきっと驚かれることでしょう。

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