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虚像5〜侵される人々〜衰退する街にとって矢面になる課題の一つが少子高齢化と人口減少だろう[侵され人]がこの件に触れる事は、ほぼ無い一過性の[イベント]には無関係だからだ

[地域活性化]

この[虚像]に触れた[侵され人]は
また新たな[侵され人]を生み出し
一般から報道機関と多岐に渡って潜伏している

この[虚像]は何故これ程多くの人々を
魅了するのだろうか?

[承認欲求]は、SNSの普及により
一般的にも認知を広げた言葉だ
脳科学的に見れば、それを満たす時
脳内では快楽物質で有るドーパミンの過剰分泌が
見られるそうで、その依存度は極めて高い

それに近い効果が[地域活性化]には
有るのかも知れない
そして、それを満たす為の要件は余りにも低い
場合によってはSNSでフォロワーを増やし
「いいね」を集めるよりも遥かに容易いだろう

「頑張ってるね」

[侵され人]が恐らく1番掛けられる言葉だ
実社会に於いて、この言葉が褒め言葉になる様なシーンは、そうそう無いのでは無いだろか?
実績を伴わずして、賞賛に似た言葉を得られるのも
[地域活性化]が[虚像]で有るが故の事だろう

目的が[虚像]なら、その実績も[虚像]

何となくいい事をしてそうな雰囲気
それに対する「頑張ってるね」

労いの言葉までも[虚像]

この[虚像]は、時として盲信的な程に人を狂酔させる

まるで、[承認欲求]を満たす道具の様に

前述した様に
[侵され人]は個人では無く団になり
そこから更に派閥が生まれる
各々が掲げた目標、目的が[虚像]であるなら
その[虚像]に向かって邁進した時
その先には何が残るだろう?

[虚無]

恐らくコレが答えだ

何も生まれない
何も残らない

[虚像]に群がる[侵され人]の競争が加熱すればする程[虚無な街]として忘れられていくだろう

[侵され人]にとって唯一の事実は

「街に活気がない」

と言う事だけなのだから

もしかすると、これですら外郭から眺めた
[虚像]かもしれない

では[虚像]に実体を持たすにはどうすれば良いか?

[実像]を差し込むしか無いだろう

[地域活性化]を[地域経済活性化]にする他ない

[経済]は残酷なまでに[実像]だ

目に見えた成果を上げない限り賞賛も無ければ
批判に曝される事さえある

そして何より具体的だ

衰退する街にとって矢面になる課題の一つが
少子高齢化と人口減少だろう
[侵され人]がこの件に触れる事は、ほぼ無い
一過性の[イベント]には無関係だからだ

更に付け加えるなら
問題提起の難易度が格段に上がるからだろう

現実的に人口増加を考えるなら
新たに産業を作るか、誘致する
若しくは道を引いてベットタウン化させるしかない
そうなれば個人の手に負える話では無くなる

例えば

介護事業産業特定区域と名打ったとして
70歳以上の一人暮らし世帯に緊急時ワンタッチで
救急車を呼べるシステムを配布
買い物弱者に向けた移動販売の充実
75歳以上の免許返納者への
タクシー割引チケットの配布
介護事業従事者は住民票を移し
その地区内に居住する場合は市から
引越し補助、家賃補助等の支給、税額控除等、、


と、この様な話し合いになり
エモーショナルな要素は無くなる
上記の内容は飽くまで例えなので
ニュアンスだけ汲み取って頂ければ幸いだ


では「街に活気がない」はどうだろ?

[イベント]で人を集めるよりも簡単な解決方法がある

それは、盛り上げたい地域の[お客様]になる事だ


気に入ったお店や場所が有れば
友達や大切な人を連れて日々足蹴なく通えば良い
たったそれだけで[経済]も[地域]も盛り上がる
貴方のお気に入りをみんなと共有し合えば
1日2日の[イベント]で集めた人数よりも遥かに
大きな数になる

そう

実は[地域活性化]よりも[地域経済活性化]の方が
遥かに簡単に取り組める

何も特別な事はいらない
ただひたすらに
その地域を好きでいればいい

誰よりも地域を盛り上げてくれるのは
その地に住んでいる人々と
その地を訪れ、その地を楽しみ
経済を回して下さる「お客様」なのだから

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