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貴女についていきます

こんにちは!最近「ユーチューブもデビューせなあかんかなぁ?」と思いつつ、「こんなレッドオーシャンでは勝算が見えへん」とずっと尻込みしている「目指せ発信者!」の私です。
そのユーチューブの中で幾つか好きなチャンネルがあるのですが「せやろがいおじさん」はお気に入りの一人です。
特に女性の権利や待遇には共感するので、今日はそこを考えていこうと思います。ちょっとだけ時事ネタ挑戦!

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女性蔑視は時代遅れ

せやろがいおじさんは、その容姿とユニークで思わず笑ってしまうセリフとは対照的な鋭い指摘に共感しています。彼の最近の投稿が「2020年までに女性の管理職を30%にする目標を断念!女性登用について」でした。

私が大学を卒業した1985年ぐらいは確かに短大卒で4年ぐらい勤めて結婚・寿退社みたいな流れもあったけど、この頃もバリバリ働く女性もいた気がしていたので統計を調べてみました。

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平成19年版・平成29年版男女共同参画白書より

私が社会人になった時は既に就業者の内女性が4割も働いていたのに管理者は僅か6.6%だったのですね。政府が方針に目標30%掲げても2018年度データは11.8%と2016年よりさらに低くなり当面達成出来ない様です。

今でも結婚して妊娠すると「会社を年単位で休むから役職者だとまずいよね!」みたいな考え方ってあると思います。だから晩婚とか少子化で、これが真綿で首を絞めるみたいに、色々な問題をじんわり引き起こしているような気がします。そして子育てや家事の大半が女性が主になってやることみたいな雰囲気も課題です。数年前学童保育の保護者会の会長をしたのですが、私以外全員女性役員でした。
「イクメン」と言う言葉ですら協力的なイメージを留まりで、家事分担の平等までいかないと感じています。

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フィリピンはなぜ女性が昇進出来るの?

ちなみに国別でみると意外な結果が分かります

国別

ジェンダー

フィリピンは女性が活躍しているイメージですね。実際に住んでいた時もそう感じました。

なぜなら環境と考え方の違いがあるからだと思います。

まず環境は、子育てを多くの人でやる文化があります。
フィリピンは大家族が多く、3世代同居も珍しくありません。赤ちゃんが生まれても家族の誰かが見てくれる、近所の人があやしてくれると言うコミュニティの文化が子育てを支えています。小学校の子供が乳児をおんぶながら友達と遊んでいるっていう風景も見れたりします。

他にもメイドを雇う文化があって、日本は相当金持ちだけ雇えるイメージですが、フィリピンは庶民でも雇っています。
実は学歴社会なので地方の大家族で経済的な理由で進学しなかった子供は働き口の選択が少ない現実があり、そんな子供たちは食いぶちを減らす為に、低賃金でも3食確保されている住み込みメイドに出る事が多いのです。
メイドの中で「ヤヤ」と呼ばれる子守専用に雇われる人も居て、ずっと子供の面倒を見ます。私もフィリピンに居る時月7万円の給料だったけど、月8千円でお手伝いさんに来てもらってました。

考え方の部分では、家事や子育ては出来る人がやるです。稼げる人が稼ぎ残りで家事を分担するので、男性が普通に家事をやります。だから女性が家事をやらなくても全く負い目を感じていないです。おかげで仕事に集中出来るし、時間もさけるのです。
日本の女性はそこが厳しそうですよね。学童保育のミーティングは夜だったのですが、会社から早めに帰宅して、夕食やその他諸々を大急ぎでこなしてからミーティングに出席する女性が殆どでした。全て自分で準備しないといけない様に見えて、気の毒だと思っていました。

勿論仕事は性別でなく能力で選ばれるべきだと思いますが、今世界的に大きなうねりを出している’Black Lives Matter’ と ‘All Lives Matter’に表されている様に、本来なら能力で選ばれるべき社会での活躍の場が、性別で不利益を受けているなら、女性にフォーカスして支援することが今、必要とされているのです。出来ている国があるから無茶じゃないですよね。でも男性の理解と協力が必要です。

ちなみに私の働いているフィリピン観光省ですがトップは、大阪事務所は現職も前任も女性、東京事務所は前任と前々任が女性、本国の観光大臣も現職、前任とも女性と言う人事です。

そして僕がフィリピンを好きな理由がもう一つ。社会進出して役職者である女性がとても家庭を大切にしている事です。子供の為に不要な残業はせず自らさっさと帰るし、子供の誕生日は有給使って休んだりします。「仕事と家庭のどちらが大切なの?」の質問に躊躇なく「え、家庭以外の答えあるの?」と返事するフィリピン人についていこうと思います。そして彼らに働き方改革を教えてもらう日が来て欲しいと思います。

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