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2021年の振り返り

noteから「2021年の記録」というが届いていました。今年は、ちょっと大げさに言えば、おそらく人生の転機となる1年であったと思うので、記録として残しておいた方が良いだろうと思い、備忘録として1年を振り返ろうと思います。

1. 本を出版した

今年2月に「スウェーデン語トレーニングブック」(白水社)を出版しました。noteを始めたのも、半分はこの本の宣伝のためでした。twitterの方も本の宣伝が多く、もしかすると辟易とした方もいたかもしれません。すみません。ただ、本というのは多くの方が関わっているし、売れないと次はないかもしれないし、やはり、何より一人でも多くの人に手に取っていただきたいなぁと思います。おかげさまで、重版(第2刷)が出ました。たくさん売れる本ではありませんが、細く長く売れ、定番の1冊になってくれればいいなぁと願っています。本を書いた記憶も薄れてきているので、近いうちに執筆裏話?みたいな記事をnoteにあげることができればと思っています。

2. 新キャンパスに移転した

大阪大学外国語学部・言語文化研究科が4月に箕面粟生間谷から箕面船場新キャンパスに移転しました。

https://twitter.com/TakayukiTohno/status/1377419258729127940?s=20

学生時代から通った箕面粟生間谷キャンパスを去るのは寂しいかぎりでしたが、移転が無事終わりホッとしたした。北大阪急行(地下鉄)の延伸工事の遅れで、まだ便利とは言えませんが旧キャンパスよりはアクセスが良くなり、23年度の開業でさらに便利になるでしょう。今年は大阪外国語大学が出来てから100周年でしたが、100年でキャンパスを2度移転(3つ目)って、珍しいのではないでしょうか?

3. 病気になり休職した

病気で10月から休職しています。

8月13日オンラインのオープンキャンパスイベントが終わり、「やっと夏休みだ」と安堵したのを覚えています。翌日、入浴中に体に違和感があることに気づきました。お盆中で近くの病院が休みだったこともあり、数日後に受診。大きな病院での受診を勧められ、9月に入り生体検査という名の日帰り手術。10月5日に検査結果を知らされ、翌6日に入院となりました。すでに秋冬学期の授業が始まっていたため、授業の引継ぎなどが大変でした。多くの方のお世話になり、なんとかうまく行っているところです。

病気の性質上、長期の入院を強いられます。さすがに人生のあれこれについて考えてしまいます。

入院中は、ヒマなことも多く、調子のよい時はスウェーデンのドラマなどを見て過ごすこともあります。

特にBonusufamiljen(ボーナスファミリー)はseason1から3まで全30話、一気に見ました。Netflixなんかで、日本でも字幕付きで見れるようになればいいのになぁと思います。まぁ、伝統的家族観とかを大事にするような人たちから見ると、「だからスウェーデンは…」と叩かれそうな気もしますが…。とにかく、ドラマとしてよくできていているので、スウェーデン語ができる方はスウェーデン語字幕もありますので、見ることをお勧めします。そのうち、こちらの紹介記事も書くことができればと思っています。

4. そのほか

4.1 科研の報告書を出した(小辞動詞・不変化詞動詞の学習書)

3月に科研の報告書を出しました。スウェーデン語の不変化詞(小辞・句動詞)の学習書です。

研究代表として最終年だったので、なんとか出せてホッとしました。スウェーデン語の基礎を一通り終えた方に読んでいただきたい学習書です。阪大のリポジトリサイトからダウンロードできますので、ぜひご一読を。トレーニングブックに比べると、宣伝が足りなかったと反省しています。以下からダウンロードできます。

https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/79450/?lang=0&mode=0&opkey=R161916284693172&idx=1&chk_schema=3000&cate_schema=3000&cflg=1&codeno=journal

https://doi.org/10.18910/79450

スウェーデン語専攻で非常勤講師として共に活動している先生方や、かつての修士課程の教え子(現在スウェーデンの大学で博士課程の学生)2名と共同で成果を出すことができたのも、嬉しいかぎりです。

4.2 パンを焼くようになった

きっかけはネィティブの先生から「日本ではライ麦パンを入手することが難しい」という話を聞いたことでした。買えたとしても、高いものが多いですね。

デンマーク風ライ麦パンを日本で入手できる材料で焼くレシピを公開しているサイトがあり、それを参考に作ってみることに。これが意外にも難しくなくその後継続して焼くことになりました。現在は病気のために休止中ですが、元気になったらまた再開したいと思います。「パンで学ぶスウェーデン語単語」という記事をいくつか書いたのも、この影響です。

ということで、今年1年で印象に残ったことを、ダラダラと書いてしまいました。来年度もできるだけ、スウェーデン語関係の記事を書いていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

それではよいお年をお迎えください。


記事を読んでいただき、ありがとうございます。