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前田峻行|笑顔を追い求めるパティシエ

noteを開いてくださり、ありがとうございます。

高田馬場にあるRe:sカフェのオーナーをしている
前田峻行(たかゆき)と申します。

高校卒業からパティシエを目指し、バイト時代も含めるとパティシエとしてのキャリアは20年以上。

私がパティシエを続ける理由は1つ、
人に喜んでもらいたいからです。

このnoteには、私がパティシエになったきっかけから仕事に対する想いなどをまとめました。

ぜひ、ご一読いただければ幸いです。

【プロフィール】
・前田峻行(まえだ たかゆき)
・株式会社 BIRTH OF SMILE 代表取締役
・1982年7月12日生まれ
・埼玉県八潮市出身

【経歴】
高校卒業後、駒澤大学に進学。赤坂のコージーコーナーでバイトを始め、ホール・調理を担当。「作る」ことに楽しみを見い出し、パティシエを目指して専門学校に編入。卒業後、地元の洋菓子店「る・菓壇」に就職。3年目でスーシェフに抜擢。その後、ディズニーランドホテルのオープニングスタッフとして働き始める。4年間勤めた後、カフェ開業に向けて独立。2013年5月、高田馬場にRe:sカフェをオープン。

人の笑顔を追い求めて

私はカフェのオーナーとして、お店の経営から
仕込み、商品開発、宣伝、イベント企画まで、
お店に関わることは何でもやっています。

また、お菓子作り教室やカフェを開業したい人向けのスクールなど講師としても活動しています。

小さいころから「自分のお店をもちたい」という夢があり、パティシエの道にすすんで20年、自分のお店をもって10年がたちました。

睡眠時間を削ってケーキ作りの修行に励んだ会社員時代
お店の経営に悩み、廃業に追い込まれそうになった時もあります。

しかし、私がここまでパティシエを続けてこれたのは、幼少期の原体験と昔から変わらない想いがあるからです。

まずはじめに、私の原点となったお話からさせてください。

原点はおじいちゃんに作ったホットケーキ

私の家族はみな、商売をやっていました。

祖父がおでんと焼き鳥のお店、その隣で父が魚屋さん。

私は小さい頃からおじいちゃんっ子で、
よく祖父のお店に遊びにいっていました。

小学校低学年のころだったでしょうか。

何かを作るのが好きだった私は、
祖父の店の2階でホットケーキミックスを使って
ホットケーキを作りました。

「おじいちゃん、できたから食べて〜」

そう言って、祖父のもとに持っていくと、
喜んで食べてくれました。

自分が作ったもので人が喜んでいる姿を見て、
とても嬉しかったのを今でも覚えています。

ゆくゆくは、自分のお店をもてたらいいな

家族の影響もあり、そんな風に思っていました。

大学を中退し、パティシエの道へ

高校卒業後はすぐに働きたく、
ケーキや甘いお菓子が好きだったので、
大手の「銀座コージーコーナー」に就職を希望。

しかし、就職するには「大卒資格」が必要だったため、あまり気は進みませんでしたが、大学に進学しました。

大学進学とともに、当時あった銀座コージーコーナー赤坂店でアルバイトを始めます。

そこでお菓子やパフェを作ったりしているうちに、
作ることの楽しさや、誰かに喜んでもらうやりがいを感じ、ハッとしたんです。

自分のやりたいことは、何かを作って人を喜ばせることだ!


幼少期祖父に作ったホットケーキの思い出が
蘇ったのかもしれません。

一度自分で思ったことは、やらないと気がすまない性です。

1年で大学をやめて、パティシエを目指すために専門学校に編入。

そこで1年間、スイーツ作りの基礎を学びました。

地元の洋菓子店でパティシエとして修行

専門学校を卒業した後は、
地元の洋菓子店に就職しました。

地元でも有名なお店だったので、仕込みから仕上げまで、本格的なケーキ作りの修行に日々励みました。

特にクリスマスは、大忙し。

朝の4時から準備を始め、終業が深夜の1時、2時になるのは当たり前。

就職してから3年目のタイミングでスーシェフになった私は、お店のほとんど全てを任されるようになりました。

効率的にお店を回したい!

そう思っていた私は、仕込みの順番を工夫したり、
スタッフの配置を変えたりして、効率化をはかりました。

その結果、3年目のクリスマス営業は、
いつもよりも早く終わり、例年よりも売上UPを達成

4年目には、新作の試作や商品開発などもするようになりました。

店長から「シェフにならないか?」と誘って頂きましたが、「もっと他のところで学んでみたい」という気持ちが大きかったので転職を決意しました。

ディズニーランドホテル時代

パティシエになって5年目からは、
ディズニーランドホテルのパティスリー
働き始めました。

オープニングスタッフだったため、
何も基盤がない状態からのスタート。

洋菓子店に勤めていた頃とは
やることが全く異なりました。

ケーキを作って仕上げるだけでなく、宴会の準備やビュッフェ形式で出すスイーツの盛り付け、ディズニーならではの飾り付けや一度に200皿、300皿といった宴会皿盛り。

お客さまとの距離も近かったので、
反応を近くで見れることも嬉しかったです。

今思えば、ディズニーランドホテルで働いていた時の経験が、今のカフェ営業の接客の基礎になっていたのかもしれません。

働き始めて、4年ほどたった時、また転機が訪れます。

大好きな祖父が天国に旅立ったのです。

自分の将来を考えるタイミングとも重なり、
「本当に、自分がやりたい事をやれているかな?」
と考え直すきっかけに。

やっぱり自分のお店をもちたい!
お客さまの喜ぶ顔を近くで見たい!

その思いが先行し、当時仲良くしていた友人と
カフェを開くことに決めました。

こうしてできたのが、今のRe:sカフェです。

2013年高田馬場にRe:sカフェをオープン

お店の場所探しには約1年ほどかかりましたが、
2013年5月、高田馬場にRe:sカフェをオープン。

多くの人に支えられ、10年目を迎えることができ、
今では年間780組ほどのお客様に来て頂けるように
なりました。

しかし、この10年間は決して平坦な
道のりではありませんでした。

Re:sカフェの歩みや詳細については
こちらのnoteに書いています。
▼▼▼
https://note.com/takayukimaeda/n/n1cab3f1c28c3

私がパティシエを続ける理由

小学生のころ、祖父に作ったホットケーキが
きっかけとなって始まった私のパティシエ人生。
20年続けてきたのには、

自分の大好きなお菓子を作って、人に喜んでもらいたい

これ以外にありません。

私は暇さえあれば、Instagramでスイーツばかりを見ています。

Instagramで上がってくる投稿は、みんなが「撮りたい!」「食べたい!」と思ったものです。

写真映えして、可愛くて美味しいスイーツは、
人を幸せな気持ちにさせることができます。

一口食べたら、幸せがこぼれ落ちるようなスイーツを作り出したい!

その思いで、これまでお客さまに喜ばれる
スイーツ作りをしてきました。

「サービス業は大変じゃない?」と言われることもありますが、この仕事ほど、人から直接「ありがとう」と言われるものはないと思います。

帰り際にお客さまに「美味しかったです」と言っていただいたとき、スイーツを作っている横で「美味しい〜」「なにこれ!」という声が聞こえたときが、本当に幸せです。

世の中にパティシエはたくさんいますが、私が誇れるものを1つあげるとしたら

人が喜ぶことなら、なんでもやるパティシエ

だと思います。

スイーツを作ることだけを極める人も多いですが、
私の場合は、ケータリングやイベント企画、SNS、
通販、商品開発、クラファン、ポスティングなど

お店を続けるためにいろいろやってきました。

その全ては、「人に喜んでもらいたい」から。

パティシエの枠を超えて何でもやるほど、
人に喜んでもらいたいという気持ちが強い
のだと思います。

「甘いものを食べて幸せな気持ちになりたい」

そう思ったらぜひ、Re:sカフェに遊びにきてみてください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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