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「本を通して旅に出る」という新しい所作を身につけるためのコミュニティを立ち上げてみた話

今年のはじめ、山口周さんのツイートに、私はこんな意見を書きました。

その後2月中旬に、青山ブックセンターが主催する『ビジネスの未来』の出版記念講演のウェビナーに参加する機会に恵まれました。

講演の中で、上記のツイートに関連するお話があったので、私は最後の質疑応答の時間に以下のような質問をしてみました。そして、大略以下の回答をいただきました。

【質問】
「旅に行けない」という状況が仮に今後も続く場合、学生など後に続く世代の人たちが、旅で学べるはずだったリベラルアーツを他の方法で学ぶとしたら、どんなものが考えられるでしょうか?
【山口周さんの回答】(聞き取った話のメモなので文責は私にあります)
 ステイホームの状況でも、想像力の羽根を広げて擬似的な旅をすることは可能。それは、本を読むことや映画や音楽を鑑賞することだったり。
 そして、おそらくこの状況が半永久的に続くとは考えにくい。従って、いざ旅に行ける状況となったときに、旅に向かうことのできるエネルギーを、今のうちに蓄えておくことも大事。例えば、その場に実際に足を運んだときに身体性の伴った感覚を通して、何かを感じ取れるだけの感性や、歴史的な文脈に紐付いたあこがれをいだくなど。こういった下ごしらえをするためには、やはり、本、音楽、映画、アートなどに触れることが必要。         


さて、この度「旅する書店」という架空の本屋さんが運営する本のオンラインコミュニティを立ち上げました。

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「一冊の本との出会いが人生を変え、より良い未来を創るきっかけになる」と心から思う仲間とともに立ち上げたコミュニティです。コンセプトは、本を通して旅に出る。そう。まさに山口周さんの回答にあるように、リアルな旅に自由に行けないときだからこそ、本を通して他者と語り合いながら想像の旅に出る。そんなあたたかな場所をつくっていきたいと思っています。

ぜひ一緒に、本を通して旅に出てみませんか?(架空の)書店員一同、ご来店を心よりお待ちしております。


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