【長崎のミュージシャン向け】長崎のエンタメが廃れている理由。〜あなたは音楽に本気か!?〜
遡る事9年。
2011年の「東日本大震災」が発生した当時も、このような形のレコーディングに参加させていただき、そしてライブイベントにも参加させていただきました。
佐世保チャリティーアクションという団体が企画した、「だいじょうぶ。2011」という企画でした。
“このような”とはどう言うことかと言うと、すでに歌入れ以外がある程度完成されているある1曲を、複数アーティストが順番に歌いつないだり、みんなで一緒に歌ったりする楽曲のレコーディングです。
なので、今回も僕のソロパートはごく一部。
しかしね、こういったレコーディングは、自分のオリジナルのレコーディングより力が入る。一人で作るより、みんなで力を合わせて作る楽曲のエネルギー量は、本当に半端ないです。
▽技術と精神のバランス
技術的な事を言えば、このような大勢が1曲に対して参加する制作の場合には曲の全体の構成・歌うパートの前後のバランス・声質などを考え、「自分らしさ」「自分の強みとする歌い方」を”消した”方が、一曲のバランスが良くなることもあります。
そして、あまり日頃しないような歌い方や喉の使い方をして、少ししか歌わないのにひどく疲れることもあります。
当然、いち音楽家としての知識と力量が推し量られる現場になるし、
そこでの引き出しの多さが、「技術的に」優れているというお墨付きを、他のアーティストやスタッフさんからもらえるチャンスにもなるわけです。
そしてもう一つ。
このような企画の制作現場に入った時、アーティストの「姿勢」も見られます。
僕だったらめちゃくちゃ見ます。
どう言うことかというと、
楽曲はすでにあるわけなので、それを全て、自分の歌うパート以外も全部覚えてくるのは当然として、(ここすら出来ていないアーティストも中にはいる)どのような歌い方をしたら、もっと楽曲としてまとまりが出るか。どのようなコーラス・フェイク・効果を入れたら、もっと楽曲としてよくなるか。
そのようなアイディアを積極的に出し、レコーディングの現場で実際に試してみたり、エンジニアさんに提案してみたり、他のアーティストに協力やフィードバックを依頼してみたりする、「この曲をもっとよくしようとする積極性」があるかどうかです。
技術は後からいくらでも付いてくるので、この「姿勢」「積極性」こそが大切。
これを自然にやるアーティストは、長く愛されるし長く活動が出来ているし、何よりステージングに”それ”が出ます。
もっと掘り下げると、「音楽に本気か」です。
ここが分かっちゃいます。
まずは真摯に・真剣に音楽に取り組むこと。その後に技術は付いてきます。
▽本気の音楽人を増やしていく
暑苦しいなと思われてもいいのですが、このように「音楽に本気か」どうかは本質だなと思っていて、たとえ下手くそでもいいし、なかなか上手くならない・・・と悩んでてもいいんです。
大事なのは、
「あなたは音楽が本当に好きですか?」「自分の音楽を、本当にいろんな人に聞いてもらいたいと思ってますか?」「そして、それは何故ですか?」
ということです。
別にマスターベーションのつもりならそれでもOKです。
そのような音楽の楽しみ方もあります。
しかし、
このような企画にお声がかかるほどの活動をされている、もしくは、自分から手を挙げたのであれば、この「何故自分は音楽をやるのか」という根っこの部分は明確に持つべき。
持っていれば、自然と「姿勢」に現れます。
そして、
この根っこの部分をしっかりと持った音楽人を増やしていくことで、長崎の音楽シーンを根底から伸ばしていく。
「ギラギラな音楽人が日本一多い街」にしたいです。
共に長崎を音楽で盛り上げていきましょう!!!
ミュージシャンの方で、感想などコメントいただけると嬉しいです。
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