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#20 【Teams】外国語における発音練習・ALTとの連携

 本校では、外国語の学習において「Phonics(フォニックス)」に力を入れています。

フォニックス: Phonics)
 英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
 フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c, k, ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。

ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/フォニックス

 しかし、現在はマスクを着けて外国語の授業を行っているため、子どもたちの口の形が見えず、正しい発音が身に付いているか評価をすることがとても困難です。また、人前での発表を苦手とする児童は声が小さくなってしまう傾向があるため、さらに困難を極めます。
 そこで、今回はTeamsの課題機能を活用した発音の練習評価方法、ALTとの連携についてご紹介いたします。

1 音読課題の作成

 身に付けさせたい発音や評価したい発音が含まれている単語をWordで入力し、音読課題ファイルを作成します(図1)。 
 今回は「au」について課題を作成しました。ちなみに「au」 は、日本語の『お』の口で『あー』と音を伸ばす感じで発音します。

(図1)音読課題の作成

2 音読課題の配付

①Teamsの「課題」をクリックします(図2)。

(図2)課題配付画面①

「作成」を選択し、「課題」をクリックします(図3)。
 その後、配付したいチームを選択します。

(図3)課題配付画面②

③配付する課題のタイトルを入力します。そして、「添付」を選択し、「音読の練習」をクリックします(図4)。

(図3)課題配付画面③

「Word または PDF のインポート」を選択し、作成したファイル(図1)をインポートします(図4)。

(図4)課題配付画面④

⑤アップロードしたファイルの文面を確認し、試行回数やビデオ必須など提出する際の条件を設定をします(図5)。

(図5)課題配付画面⑤

 「次へ」を選択すると図3の画面に戻ります。その後、「割り当てる」をクリックるすことで選択したチームに課題が投稿されます。

3 ALTと連携した評価やフィードバック

 AIによる質の高い音声分析機能があり、評価を行う上で非常に助かります。しかし、録音環境によって正解率が変化してしまうことがあります。
 そこで、提出された発音課題をより正確に評価するために、チームにALTを招待し、再評価及びフィードバック、課題の返却を行っていただいています(図6)。
 ALTからの評価やフィードバックがあることで、児童の発音に対する自信や、達成感がより大きなものとなります。

(図6)ALTによるフィードバック

4 おわりに 

 Teams 課題機能(音読の練習)は、2021 年 9 月に実装されました。改善点はありますが、Phonicsの練習については非常に使い勝手がよいと感じています。また、提出された課題を評価するにあたり、AIによる分析機能がとても心強いです。
 ALTに協力を仰ぐことで、的確なフィードバックを行うことが可能となり、自信につなげることができます。
 さらに、この音読の練習は英語だけでなく、日本語やその他多くの言語にも対応しています。国語の音読練習などにも活用することができます。
 課題作成や提出方法等について、Microsoftのホームページにも詳しく記載されております。

 今後も授業改善や働き方改革に向けて、効果的な活用方法を模索していきたいと思います。
 子どもたちの深い学びの実現、教員の働き方改革の推進に向けて、ともに頑張りましょう。




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