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出版社と制作会社のグローバル戦略を感じた。「チェンソーマン」アニメ

IT系の仕事をしてるアラフィフおじさんが、日記代わりに書いてます。

人気マンガ「チェンソーマン」のアニメが
10/11に放映開始となりました。

個人的に今回アニメの品質は最高と感じていて、
作り手の出版社・制作会社のこだわりを感じ、
面白かったので色々まとめました。

「チェンソーマン」とは

少年ジャンプに連載されていた人気マンガで、
今は第二部がジャンプ+で連載中。

国内の販売は1600万部だそうです。

「チェンソーマン」の素晴らしさについては、
長くなるのでここでは割愛します。

余談ですが、漫画家の横槍メンゴ先生は、
連載時からチェンソーマンの熱狂的ファンで有名でした。

今回もアニメ放映後に、
突然の告白ツイートしてます。

今回アニメの品質

というわけで今回のアニメ。

まだ一話ですが、一言で言うなら。
「最高じゃあないっすか・・・」

ですよ。本当に。
特にオープニングが神。
すごい。

色々あるのですが、
簡潔に今回アニメの良さを
まとめてくれてる人がいたので貼ります。

いやーこの通りです。
米津+常田の曲がすごいし、
それ以外もすごいし。
神か。

ちなみにこの米津玄師のOPテーマは
配信デイリーチャート31冠を獲得とのこと。
31個も何かのランキングあるんですね。すご。

海外で人気らしい

で、記事とか見てると
海外の反応がすごいです。

OPアニメのYoutube再生数が、
4日でなんと1600万回以上。

で、コメント欄がほとんど英語なので、
海外の人がすごい反応してるなーと感じます。

なんでかなと思いましたが、
ここに出版社と制作会社の、
生き残りをかけたグローバル戦略を感じました。

グローバル戦略 ①出版社

集英社は、少し前から
海外進出を真剣に取り組んでます。

時々、記事にされてるので知ってましたが、
「MANGA Plus by SHUEISHA」という海外向けアプリを
2019年からサービス開始してるそうで。

記事にもありますが、
国内は人口が減るからしんどいので、
売上増やすなら海外でないとなんですよね。

あらゆる国内企業の悩みですね。
今までは国内市場に助けられましたが、
今後は韓国のように海外で稼がないとなのでしょう。

で、最近は紙より電子媒体なので、
アプリとか含めてデジタルプラットフォームを
出版社が自分で作って展開しないとなんですよね。
とても大変だと思います。

でもその甲斐あってか、
チェンソーマンが米国ハーベイ賞という賞を受賞したり、
海外で作品の認知が上がってるようです。

こういう地道な海外戦略があって、今回アニメの
海外ファン獲得につながってると思います。

グローバル戦略 ②制作会社

今回アニメの制作会社、MAPPAですが、
こちらもやはり「グローバル」を意識されてるそうです。

要約しますと、
 ・Disneyは制作だけでなく、グローバル展開も自力でやってる
 ・その場合、リスクあるけど成功時はリターンが桁違い
 ・MAPPAも制作だけでなくグローバル展開を目指さないと
 ・『チェンソーマン』は会社として初めて100%出資した
 ・リスクはあるが、MAPPAのさらなる成長を目指して勝負をしている

だそうです!

ビジネスではこういうことありますよね。
市場環境の変化で、既存事業が将来見通せず、
新分野にもチャレンジしないと会社がやばい、とか。

だから今回チェンソーマンは
アマプラですぐ海外配信とかしてるのですかね。
海外を意識してるなーと感じました。

「考えられてないことがないことがクラフト」by 青木真也note

仕事について語るとき、
とても便利な青木真也noteから一文を引用します。

「考えられてないことがないことがクラフト」

今回アニメのオープニング1分半は
あまりに品質が高かったのですが、その理由は
出版社・制作会社・歌手が考え抜いて制作した
からだと思うのです。

尋常じゃないですよ。
このオープニングアニメの品質は。
そりゃ海外の人も反応して、
4日で1600万回再生になりますよ。

そんな作り手の熱を感じるアニメを見れて、
幸せだなーと思う今日この頃です。

そして青木真也noteは便利。
ビジネス語録を作ってほしい。。。


僕は試合のプロモーション、自分の試合の入場から退場まで、試合後のコメントまで理屈のあるものを作りたいと思っていて、そこにはすべてに意味があって、解像度はできる限り高いものを作っていきたいと思っています。試合のテーマから自分で考えていくのは解像度の高いものを作りたいからであって、もしかしたら観てもらうとか、売れるものであるためにはtoo much で過積載なのかもしれないけれど、創り手として拘りたいところで拘っています。良い作品を良い物語を作りたいそれだけです。

GOの三浦崇宏さんにそんな話をしていたら、三浦さんの尊敬する師匠筋にあたる方の言葉で「考えられてないことがないことがクラフト」を教えてくれました。この言葉にすべてが詰まっています。これは「理屈のないことがない」だし、「意味のないことがない」だし、「説明できないことがない」なのです。格闘技の技術戦略においては「考えられてないことがない」状態にしておくことが望ましいし、それこそが完成度の高い僕の理想とする格闘技です


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