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心臓のドキドキが気になるときに試したい鍼灸・マッサージと生活習慣改善

現代社会では、ストレスや生活習慣の変化から、さまざまな体の不調を抱える人が増えています。
その中でも、「動悸」は特に多くの方が経験する症状の1つです。
動悸は心臓の鼓動が異常に速くなったり、強くなったりする感覚で、多くの人にとって不安を引き起こす原因となります。
本記事では、動悸の原因や具体的な症状、日常生活でできる対策、鍼灸・マッサージ院での対応について詳しく解説します。

本題に入る前に、少しだけ自己紹介をさせていただきます。

令和3年から京都市内で癒しマッサージ鍼灸院を運営。

では、本題へ進みましょう。


1.動悸とは?

動悸とは、心臓の拍動を自覚する状態を指します。
通常、心臓の鼓動は無意識に感じるものですが、ストレスや身体的な要因によってその感覚が強まります。
具体的な症状としては、以下のようなものがあります。

  • 心臓の鼓動が速く感じる: 通常よりも心臓の拍動が速くなること

  • ドキドキとした感覚: 心臓が不規則に鼓動しているように感じる

  • 胸部の圧迫感: 心臓周辺に不快感を覚えること

  • 息切れ、呼吸が浅くなる: 体が十分に酸素を取り入れられない感覚

  • 不安感や恐怖感: 動悸に伴って不安が増すことがある

これらの症状は一時的なものであれば問題ありませんが、頻繁に起こったり、長時間続いたりする場合は注意が必要です。

2.動悸が起こる原因

動悸の原因はさまざまですが、主に自律神経系が関連しています。
自律神経系は、体の無意識の活動を調整する神経系で、交感神経と副交感神経の2つの部分から成り立っています。

自律神経系についての詳しい内容は、こちらの記事をご確認ください。

①ストレス

ストレスがかかると、自律神経系の交感神経が優位になり、心拍数が上昇します。
仕事や人間関係など日常生活の中でのストレスは、動悸を引き起こす大きな要因となります。

②身体的要因

  • 運動: 激しい運動をした際に心拍数が上がることは通常ですが、過度な運動は動悸を引き起こすことがあります。

  • カフェインやアルコール: カフェインやアルコールは心拍数を上昇させるため、摂取量に注意が必要です。

  • 甲状腺の異常: 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)は、心拍数を増加させる要因となります。

③病院へ行くべきサイン

動悸が以下のような場合には、急いで病院を受診することが必要です。

  • 胸の痛みや圧迫感を伴う
     → 循環器内科:心臓や血管の問題が疑われるため、専門的な検査が必要です。

  • 意識を失いそうになる
     → 循環器内科または救急外来:心臓疾患や血圧の異常が考えられるので、すぐに受診することが大切です。

  • 呼吸困難を伴う
     → 呼吸器内科または循環器内科:肺や心臓に関する問題があるかもしれません。

  • 強い不安感や恐怖感がある
     → 心療内科または精神科:心理的な要因が関与している場合、心の休養が必要です。

不安を感じる原因や、不安を感じた際に現れる症状をまとめた記事を添付しておきます。
不安や恐怖を感じやすい方は、ぜひ一度ご覧ください。

3.日頃行える動悸の予防策

動悸を予防するためには、日常生活でできる簡単な対策がいくつかあります。

  1. ストレス管理: 一緒にいて気が休まる人と過ごしたり、趣味を楽しんだりしてストレスを軽減しましょう

  2. 適度な運動: 散歩やストレッチを定期的に行うことで、心臓の健康を保つことができます

  3. バランスの良い食事: 野菜や果物を多く摂取し、カフェインやアルコールの摂取は控えめにしましょう

  4. 十分な睡眠: 睡眠不足はストレスを増加させ、動悸の原因となるため、質の良い睡眠を心がけましょう

睡眠の質を高める方法や、睡眠の質が低下している方がよく取ってしまう行動は、こちらの記事にまとめています。
ぜひご覧ください。

4.鍼灸・マッサージ院で行える対策

鍼灸やマッサージは、自律神経系の乱れを整える効果があります。
以下は具体的な施術方法です。

1.鍼灸治療: 鍼を使って特定の「ツボ」を刺激することで、自律神経の調子を整え、心の負担や体のこわばりを和らげます。
これにより、動悸の症状も和らぐことが期待できます。

2.マッサージ: 体をもみほぐすことで、筋肉のこわばりをとり、血の巡りをよくします。
これにより、心と体の落ち着きを促し、動悸の防止に役立ちます。

動悸に効果的な、私がよく施術するツボをご紹介します。
ほぐし方のポイントもお伝えしますので、ぜひ日常生活で試してみてください。

3.カウンセリング: 心の負担や不安を感じている方には、対話を通じて心の手当てをすることも大切です。
専門家との会話によって、心の重みを軽くすることができます。

まとめ

動悸は多くの人が経験する症状であり、その原因はさまざまです。
自律神経系の乱れやストレス、身体的要因が主な原因となるため、日常生活での予防策が重要です。
また、鍼灸やマッサージは、身体的および精神的なストレスを軽減する効果が期待できるため、動悸に悩む方にはぜひ試していただきたい方法です。

日々の生活習慣を見直し、心身ともに健康を保つことで、動悸の悩みを軽減できるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
普段はX(旧Twitter)で鍼灸やマッサージ、健康に関する情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。



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