見出し画像

在宅勤務×肩こり解消

今日はコンデショニングの話題を。
この状況の中、在宅勤務が続いている方も多いと思います。
会社の快適な環境とは違う中で長時間パソコンに向かう事により
身体の様々な部分に痛みが出る方も多いのではないでしょうか?
簡単で確実に効果が出るポイントを紹介します。

固まった筋肉を柔らかくするポイント

それは単純に筋肉を動かすということです。
人間の体は筋肉が収縮することによって動きます。無理な姿勢を長時間
続けていると筋肉が緊張しコリや痛みの原因になります。
柔軟性が低下し血流が悪化した筋肉をほぐす為には、とにかく動かすことが大切です。また筋肉の性質を押さえて動かすとより効果的です。
 1.関節を動かすことで対になる筋肉が伸びる
 2.筋肉を動かして少し刺激を入れると緩みやすい
 3.反動をつけると逆に収縮するので注意!

ちなみに柔軟性を向上させるストレッチにもいくつか種類があるので簡単に
紹介しておきます。
1.スタティックストレッチ(静的)
  いわゆる一番浸透しているストレッチです。反動をつけずにゆっくりと
  手で押さえたり体重をかけて伸ばします。クールダウンや筋肉が温ま
  っている時にやると効果的です。最近では筋肉の感度や力の立ち上がり
  を抑制してしまう事が明らかになっているので、競技によっては
  ウォーミングアップではあまりやらないこともあります。

2.ダイナミックストレッチ(動的)
  関節を動かしながら筋肉を伸ばしていく方法です。簡単にイメージする
  ならばラジオ体操やサッカーのブラジル体操のようなものです。
  リズミカルに関節を動かすことによって対になる筋肉を伸ばします。
  筋肉も非常に温まるのでウォーミングアップやコリの解消に最適です。

3.バリスティックストレッチ(反動)
  反動をつけることによってさらに可動域を広げ筋肉とともに腱に対し
  ても刺激を与えて伸ばす方法です。有名なのはアキレス腱に反動を
  つけてやるあれですね。筋肉は反動をつけると瞬間的に収縮するという
  性質があります。ふくらはぎの筋肉自体をしっかりと伸ばしたい時には
  向いていません。

4.PNFストレッチ(徒手抵抗)
  筋肉は最大筋力を出すとその後に緩むという性質もあります。それを
  利用し二人一組で力を入れてから伸ばすという方法でさらに可動域を
  広げていくテクニックです。リハビリなどでも利用されています。
  筋肉の様々な感覚に働きかけながら行うストレッチです。

実際に伸びを感じてみましょう

ストレッチは殆どの方がやったことあると思いますが、果たして本当に
伸びてるのかい、とツッコミを入れたくなったことありませんか?
そこでまずは実際に伸びを感じる方法を紹介します。
・まずは何もしていない状態で立位体前屈をします。

画像1


・その場で歩くように膝を高く上げます。(連続10回を左右)

画像2


・今度は膝を伸ばして出来るだけ前に上げます。(連続10回を左右)

画像3


・もう一度立位体前屈をしてみましょう。

画像4


どうでしょう?初めは地面に手がつかなかった方もおっ!てなりませんか?
これはダイナミックストレッチによって太ももの裏側の筋肉が伸びて可動域が広がった証拠です。このようにただ伸ばすだけでなく動かして伸ばすという効果を感じてもらえる一つの例です。
静かに伸ばすストレッチだけではなく、このようにダイナミックに動かして
温めてほぐして伸ばすという流れを意識してやると効果的です!

肩甲骨と肩回りのストレッチ

では実際に肩回りの筋肉をほぐす方法を2つほど紹介します。
1.4ポジション
  ①両肘を肩の高さに上げ肘を90度に曲げた形

画像5

  ②両肘を身体の前でつける形(肩甲骨を開いて)

画像6

  ③肘から先を下に向けた形、肘の位置が変わらないように

画像7

  ④腕を上に伸ばした形、両腕を耳の横につけます。

画像8

流れとしては①→②→①→③→①→②→①→④という具合に毎回スタート
ポジションを挟みながら繰り返し動かしていきます。ポイントは背中側
の肩甲骨までしっかりと動かすことです。

4ポジション

2.ドッグ&キャット
  四つん這いの姿勢をとります。そこから背中を丸めて出来るだけ上に
  持ち上げます。次に胸を下に落とすように肩甲骨を寄せて腰背中を
  反らせます。この姿勢を交互におこなっていきます。

画像9
画像11

  肘を曲げてしまうと背中を使えないので、腕はしっかりと伸ばしたまま
  肩甲骨と背中を柔らかく使って動かしましょう。

まとめ

・ただ伸ばすのではなく動かしてほぐしながら伸ばしましょう。
・腕だけを動かさず肩甲骨を一緒に動かしましょう。
・背中が丸まり肩が前に出ると背中の筋肉が引っぱられてしまいます。
 肩甲骨を内側に寄せる意識を持ちましょう。
・同じ姿勢を長い時間取らないように、定期的に動かしましょう!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?