自己紹介

はじめまして、小林峻也です。僕はドイツを拠点に活動するセノグラファーです。主に東京、ベルリン、ハンブルク、デュッセルドルフなどの都市で上演芸術のための空間デザインをしています。この記事を書いている時点では、北ドイツはニーダーザクセン州にあるオルデンブルクという街の公共劇場で働いています。

日本語では、僕の仕事は舞台美術家、あるいはセットデザイナーと呼ばれることが多いものです。しかし"scene"(古代ギリシャ語で舞台を意味した"skené"から派生した言葉です)と "graphein"(描写する、記述する)を組み合わせ、『シーンをもって描写する』という意味を込めてこの職業を表すセノグラファー(Scenographer)という呼称を僕は使っています。なぜなら僕は、あくまでシーンという命あるものをデザインしたいから。

今年七月には、しばらく離れていたベルリンに生活と仕事両方の拠点を戻し、フリーランスのセノグラファーとして独立します。それを機にここで情報発信や、日々の仕事の様子などを文章にしていきます。ここ最近の仕事はウェブサイト(https://www.takaya-kobayashi.de/)に掲載しています。これまでの軌跡の一部はブログ(http://takayainberlin.blog.fc2.com)でも紹介していますので、興味のある方はぜひそちらもご覧ください。

劇場で生きていくことが、何故こんなにも楽しみなんだろう。

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