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成熟社会の分配にはストレスがかかると腹をくくる

おはようございます!
 
都知事選が続いています。
 
私は、商売人の家に育ったからでしょうか
民に関心があり、官にはあまりありません。
 
官とは民が預けた権限を
民のために活用する人
と私は考えています。
 
民のために権限を預ける必要性は
理解していますが、
権力は腐敗するので
最低限のことだけやってくれればよい
と考えています。
 
まして、
一人のリーダーに権力を集めるような
リスクは犯したくないと考えています。
 
ですから、民として最低限の関心を
官には払うというスタンスです。
 

 
それにしてもと、最近は思います。
 
都知事選を見ても、国会を見ても、
アメリカの大統領選挙を見ても、
イギリスを見ても、
私の理解を超える事態が散見されます。
 
選べと言われても選べません
という心境です。
他に選択肢はないのでしょうか?
という気持ちです。
 
誰がやっても大して変わりがない状況
なのでしょう。
だから、誰も火中のクリを拾って
人生をかけようとしないのでしょう。
 
誰がやっても変わりがないとは、
勝ちパターンが見えない状況
と私はとらえています。
 
社会が成長していれば、
ある程度こうすればよいというやり方で
統率できます。
 
成長しているから、
誰でも過去より得をするからです。
 
成長が止まり、成熟してくると、
分かち合って、配分しなければならず、
大多数を納得させるのには
ものすごいプロセスとエネルギーが
必要になります。
 
これをやってみようと考える人は
よほどのこだわりがなければ
やろうとは思いません。
少なくとも私は遠慮してしまいます。
 
私の知りあいで政治家は少ないですが、
彼ら彼女らは生まれ育った地域を
とても愛している人たちです。
 
そうしたこだわりがなければ、
独裁者が出てきて
俺に任せろ!
すぐにさばいてやる!
と言いつのり、
そういう人にすがりたい人が
そうした人を選ぶのでしょう。
 

 
成熟社会なのだから
分かち合いが必要で
それには膨大なエネルギーがかかると
腹をくくらなければならない。
 
私は今、そう考えています。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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