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送りバントは分が悪い

おはようございます!
 
少し前ですが日経新聞が
手堅いとされる送りバントを
分析していました。
 
 
日本の高校野球では、
ランナーが一塁に出て
一点でも欲しいとき、
バントしてアウトが一つ増えても、
走者を二塁に進めることが
よく行われています。
 
それを、
プロ野球のデータで分析しているので、
限界はありますが、
興味ある結果が出ていました。
 
詳細は省きますが、
送りバントをしないでとれた点数と
送りバントしてとれた点数をくらべると、
送りバントした方が点数低いのです。
 
無死一塁とか、一死二塁とか
様々な状況を分析していますが
送りバントはマイナスの影響です。
 
では、なぜ、効率の悪い送りバントを
するのかと言えば、
最悪の事態を避けたい
という心理が働くのでしょう。
 
内野ゴロを打って、併殺となり、
無死一塁のチャンスが、
二死走者なしの最悪の状況に
なりかねません。
 
そうした最悪を避けるために、
送りバントをするのでしょう。
 
しかし、アメリカでは、
送りバントは多用されず、
ヒッティングを狙うと聞きます。
 

 
会社の評価制度でも
同じようなことが起きています。
 
アメリカでよく用いられる、
たくさん売った営業マンには
追加報酬をたくさん払う
高インセンティブ制度があります。
 
これを日本に導入したのですが、
今一つの反応でした。
 
それで、インセンティブを
個人単位で支払うのではなく、
チーム単位で支払うことにしたら、
良い反応でした。
 
つまり、個人単位のインセンティブではなく、
チーム単位のインセンティブにしたのです。
 
それを見て、私は、こう思いました。
 
日本人は、
他人様に迷惑をかけてはいけない
と育てられることが多いので、
自分が売れなくて
皆に迷惑をかけることは避けたい。
 
自分が売れずに
自分がインセンティブを
もらえないのは構わないが、
仲間に迷惑はかけられない。
 
そうした保守的な動機が働いたのでしょう。
 
一人だけ沢山売って、
一人だけがっつり
インセンティブをゲットするぞ
とモチベーションが上がるアメリカ
とは違うのでしょう。



 
客観的な分析とは貴重なものです。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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