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退職か、卒業か

おはようございます!
 
退職の挨拶に
「卒業」
を使うようになりました。


例えば、
この度、〇〇会社を「卒業」し、
△△会社に入ることになりました。
 
退職よりも、転職よりも、
卒業は前向きな表現です。
 
ただ、私はあまり好きではありません。
 
ごまかしが入っている
ような気がするからです。
 
これまで200人以上の退職届を
受けた経験からすると、
現状に不満があるから転職するのであって、
もっと素晴らしい機会を
会社が提供できていれば、
残ってくれたはずだ
と思ってしまうからです。
 
ご本人も、
もっと自分のことを評価してほしかった
と思っています。
 
そこには、
相互に歩み寄ったり、突き放したりの
緊張感があってしかるべきです。
 
そうした緊張感を経ての、
結果としての「卒業」
であればよいのですが、
「卒業」から逆算しての
あとくされのない付き合い方や別れ
をしているケースも散見されます。
 
綺麗に言えば、
来るもの拒まず、去る者追わず、
という言い方もあります。
 
しかし、そのような粘着力のない考え方で、
良い組織がつくれる
とは私は思えないのです。
 
「退職します。本当にお世話になりました」
それでよいではないでしょうか。
 
私は、
別れにくい面倒な男
なのかもしれません。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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