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戦中派の価値観

おはようございます!
 
先日、水木しげるさんの話を書きました。
 
代表作のゲゲゲの鬼太郎の主題歌には、
こんなフレーズがあります。
 
お化けにゃ学校も、試験も何にもない。
お化けにゃ会社も、仕事も何にもない。
 
この漫画がはやった頃は、
まだ日本が高度成長期で
ぐんぐんと伸びていたころです。
 
モーレツ社員、エコノミック・アニマル
という言葉がはやった頃で、
一本調子で伸びていた頃です。
 
試験も仕事もないとは、
一本調子の風潮に対し斜に構えた
水木さんの心がうかがえます。
 
水木さんのような、
戦前世代でも戦後世代でもない、戦中派は、
価値観の激変に翻弄されたと聞きます。
 
戦前は天皇陛下万歳、鬼畜米英と教えられ、
8月15日を境に、
同じ学校の先生から
教科書に墨をぬらされ、
民主主義を説かれる
時代です。
 
価値観などは、
どうとでもなってしまうものだと
達観している世代です。
 
戦中派から見たら、
こうすれば偏差値は上がる、
こうすれば営業成績は上がる
といったノウハウなどは、
砂のような価値観の上にのっかった
蜃気楼のようにみえるのでしょう。
 
自分にとって本当に大切なことは何なのか?
ということを鬼太郎は言っているのでしょう。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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