【まとめ】じわっと子育て応援(14)子どもが公共の場で泣き出した時には⑧〜子どもも大人も笑顔でいるために〜

こんばんは。尊田です。

ここのところ(しばしの中断はありながらも)、帰省や旅行などでの機内・車内のような公共の場で、お子さんが大泣きしてしまう、というしんどい状況を、どうしたら少なく出来るか? というテーマで記事を書いてきました。

今日は、総集編、というか【まとめ】です。

今日まで続けて読んでくださった方も、3ヶ月後のゴールデンウィークや、半年後のお盆の帰省の時などに、「あれ? 確かnoteに、ギャン泣きを減らす方法とか書いてあったはずだけど、なんだった???」と、思い出していただいた時に、すべての記事をよまずとも、この記事だけ読んで、あとは必要な記事にリンクから飛んでいただければ、短時間で思い出せる、という寸法です😄


1回目:泣く理由が大事なワケ

 公共の場でお子さんが大泣き、ギャン泣きしてしまうと、泣いている本人もとてもしんどいし、泣き止ませようと悪戦苦闘する親御さんもしんどいですよね。なので、出来ればそうならないようにしてあげたい。そのためには「なぜ泣くのか?」という理由を探るのが遠回りのようで近道です。一言でいえば「泣いちゃう理由に興味を持つことから、ギャン泣き対策は始まります」ということです。

2回目:なんで泣くの? 体調がわるいかも?

 泣いちゃう理由は1人1人、その時その時によって様々なのですが、具体的に「この子の」「今の」理由を探る前に、一般的に公共の場で子どもが泣く理由を知っておくと、素早く「この子の」「今の」理由を見つけやすいです。

 よくある理由の1つは「体調不良」です。
 「痛い!」「熱い!」「きつい!」と訴えるための泣きですね。

 見逃されやすいですがよくあります。深刻な体調不良やケガでなくても、子どもは、それが深刻なのかすぐ治るのかがわかりません。なので、ちょっとでも「いつもと違う」体調であれば恐怖を感じて泣いて訴えがちです。また、旅行など普段と違う状況では大人以上に体調を崩しがちです。


3回目:なんで泣くの? びっくりしたのかも?

 よくある理由の2つ目は「びっくり!」です。
 「よくわからない!こわいよう!」という訴えです。

「知らない」「わからない!」
   ↓
「なんだか怖いよう>_<」
   ↓
「(知りたいけど、何をどう聞けばいいかわからない…)うわーーーーーーん( ; ; )

 という流れで、大泣きになります^^;
    事前に親子でシミュレーション、擬似体験をすることが効果大です。


4回目:なんで泣くの? やりたいことができないから?

 よくある理由の3つ目は「やりたいことができない」です。「なっとくできん!」「責任者を出せ!((^◇^;))」という訴えです。

 特に、公共の場では「家の中では許されること」なのに「今はやっちゃダメ」といわれることがたくさんあります。
 大人であれば、なぜ、いつもは良くても今はダメかわかりますが、お子さんはまだ十分にはわかりません。なんとなく、だめなんだなあ、とわかっても、気持ちを立て直すことがまだ上手ではありません。なので、「なんでなんで!」と泣き叫ぶことになります。
 これも事前に「かわりに、どういことなら機内でやってもいいのか」教えて、機内での過ごし方の計画を一緒に立てるとうまくいきやすいです。


5回目:泣き出した子どもへのNG対応とは?

 事前に準備をしたにもかかわらず、お子さんがギャン泣きしてしまうことは、残念ながらあることです。子どもは大人とはまるで違う、ユニークな発想で世の中をみているので、大人の想定外のことで嫌な気持ちになることがあるからです。

 そういうときに、大人として、びっくりしてオロオロすることもあるでしょうが、「泣き止みなさい!」と叱り付けることは逆効果なのでオススメしません。泣いている、というのは感情が爆発しているので、わかりきった正論を伝えても、それに応じて自分をコントロールすることはできません(大人もそうですよね(^◇^;))。そして、できない事を「やれ!」といわれることで、もっと混乱して泣きが激しくなりやすいです。


6回目:感覚の力を使って落ち着き、泣き止んでもらう

 正論を伝える=理性に訴える、というやり方で大泣きを止めるのは難しいなら、どうするといいのか? 理性とは逆に、感覚に訴えると効果が出やすいです(絶対に、ではないのが、子どもと接していて面白いところでもありますが(^◇^;))

 「目」「耳」「鼻」「口」「さわりごこち」のそれぞれで、お子さんが好きなものを用意してみましょう。できるだけ「やわらかな刺激」であることが成功への近道です。

 また、どんな「やわらかな刺激」が好きなのか把握しておくと、公共の場での大泣きだけでなく、子育て全般に役立つこと請け合いです


7回目:周りの乗客への対処は? 大人のこころがまえ

 最後に、親御さんのスタンスについて書きました。公共の場でお子さんがギャン泣きすることに限らず、子育てをしていると、親御さんが肩身の狭い思いを強いられることが、時としてあります。社会としては、とても残念な状況だな、少しずつでも変わっていくよう自分も努力したいと思うのですが、まだまだ、現実としてそういう状況があります。

 でも、ほかの誰かが冷たい視線を浴びせたとしても、子どもはそもそも、泣く生き物ですし、わがままを言う生き物です。私もそうでした。

 なので、親御さんも強いストレスを感じられると思うのですが、どうぞ、頑張っているご自身をほめながら、いろいろな人や制度やサービスを活用しながら、一緒に子育てしていきましょう😄


 以上、7回にわたって書いてきました。

 まとめ、といいながら、随分長くなってしまいましたね(^^;;

 今、必要だと思われるところを、拾い読みして、ご活用いただければ嬉しいです。やってみてのご感想や、ご質問もいただければ、適宜、記事を追加していこうと思います。


 また、書きながら、つくづく感じたのは、保護者の方々のストレスも相当なものだよなあ😭ということ。

 だから、子育ては、子どものことを知ったり、よりよい対応方法を知るだけでなくて、いかに、大人自身の気持ちを整え、癒し、リラックスするか、ということも含まれるなと感じています。

 そういう意味では、大人のストレスを減らし和らげるアイデアをシェアしていくのも、広い意味で「じわっと子育て応援」になるのかな、と思いました。

 これからは、そういう記事も書いていこうと思います。

 今日も、最後まで読んでくださってありがとうございます。

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