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パスタ料理を作ってみよう 第五章

「パスタ料理を作ってみよう」も第五章って事でほぼ最終章かな。まだ他の記事を読んでないって方は第一章から順を追って読んで頂けるとうれしいです。

簡単だけど、ややこしいのがクリームパスタ

こちらもかなり人気のパスタのクリーム系。しかし、このクリーム系教えるとなるとちょっとややこしいんです。何故ならば、ちゃんとした基本となるレシピがないんです。「はい?クリームパスタっていっぱいあるんだからレシピもあるでしょ?」まぁ、あることにはあるんですが、どれも基礎となるものではないんです。

クリームパスタといえば、カルボナーラじゃないの?

はい。ご存知の方もいるかと思いますが、本場のカルボナーラは生クリームを使わないんです。多くのクリームパスタと言われるものが実はほとんどがチーズパスタなんですよね。昔は生クリームとか、牛乳の流通はちょっと難しかったので。だから、この基本さえ覚えればどんなパスタに使える!とも限らないのです。

クリームソース基本の色々

ということで、クリームソースを作るには色々の方法があるわけです。いくつか方法を書いておきますので、作りたいものや冷蔵庫に入っていて使い切ってしまいたいものをなど、その時の状況で使い分けてみてくださいね!

・チーズー最も本場のイタリアに近い作り方。中でもカルボナーラは羊乳のペコリーノチーズを使い、カチョエペペ(チーズパスタ)を作り、パンチェッタと卵黄と黒胡椒を加えたもの。他にも牛乳から出来たパルミジャーノレッジャーノで代用したりします。

・生クリームークリームソースの一番の基本。トマトソースにもちょっと入れるだけでトマトクリームソースになる。しかしながら、ちょっとお高いのと他に使いようが少ないのが難点。

・牛乳ー割と冷蔵庫にあり、出来れば使いたいが個人的にはロングパスタには不向き。使うのであれば、スープパスタ寄りにするか、小麦粉も使いベシャメルソースにしてしまった方が使い勝手が良い。

・豆乳ー牛乳で作ったソースよりもう一段階さっぱり目のソースになるので、ベシャメルソースにしても重さが取れるので、豆乳のがややおすすめ。

・顆粒シチューの素ーコレが一番早いし、安いし、失敗は少ないし、牛乳の消費出来るし、カッコつけないなら、コレが一番。

色々な方法がありますが、自分で食べたり、お子さんに食べさせるならシチューの素を使った作り方でも美味しいし、簡単です。自分の好みに合うクリームソースを見つけてみてください。加える旨味に関しては第三章の【旨味に使える調味料】をご参考に。

私なりのクリームパスタの基本

とはいえ、これだけだと怒られてしまいそうなので、個人的によく使うクリームパスタの基本を教えておきますね。

お好みのメイン食材(ベーコン・シャケなど)をオリーブオイル炒めたら、生クリームを30cc〜40ccと白だしを小さじ1程度です。あ、パスタの量は基本乾麺100gです。火を止めて、好みのサブ食材を余熱で和えたら完成です。ツナや明太子など、そこまで加熱しなくてもいいものは私はほぼ余熱適度です。

さあ、これでロングパスタはほぼ網羅です!第五章まで長々とお付き合いありがとうございます。今度機会がある時に番外編として喫茶店のスパゲティ編もやってみようかなー。


劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。