コンサルには2種類ある。
こんにちは!都内の某採用・組織コンサルティング会社勤務の奈良です。
今回はタイトルにもある通り、「コンサルには2種類ある。」という内容となります!
コンサルには2種類ある
私の所属する会社では、「コンサルタントとはその分野で卓越した結果を創造し、結果の出る詳細な方程式をつくれる人。」と定義をしています。そのため、コーヒーを誰より美味しく淹れられるならコーヒーコンサルタントにもなれるというイメージです。
大事なことは、知識だけでなく、経験にも基づいて成功の方程式をつくれ、結果を出せることです。大事なことは最終結果。これはコンサルタントという職種の本質であり、詐欺師にならないためにも必須条件の定義であると思います。
ここからは私個人の見解にはなりますが、コンサルタントは例えるならば「医者」と「トレーナー」の2種類に分けられると最近は考えています。どういうことか1つずつ説明していきます。
医者型コンサルタント
まずは医者という仕事について整理をしてみましょう。医者の役割とは、患者様の病気に対して診断し、原因を特定し、薬の処方や時にはメスを握って執刀をし、患者様の病気を取り除く存在です。これは「マイナスの状態を0に戻す」ような存在です。
コンサルタントもまさに病原菌を取り除くために、薬の処方や時にはメスを握って自らが執刀することが求められることがあります。
このようなスタイルのコンサルティングは、比較的クライアントの抱える課題が根深いorクライアントの力だけでは解決不能な状態で求められていきます。
トレーナー型コンサルタント
続いてはトレーナーです。今回は筋トレのパーソナルトレーナーをイメージしていきましょう。トレーナーの役割は、筋トレのメニュー選定や負荷調整、および適切なフォーム指導をしながら、利用者の理想の身体づくりに向かって伴走していく存在です。これは「マイナスまたは0の状態を100に近づけていく」ような存在です。
理想と現状のGAPを埋めていくための伴走をしていく存在であり、コンサルタントとしても理想の実現に向けた提案やコンサルテーションを行うことが求められます。
このようなスタイルのコンサルティングは、比較的クライアントのリテラシーや成熟度が高く、クライアントへの情報提供およびアドバイスやフォローアップをしていきながら理想の実現に向けて伴走していくことが求められます。
それぞれの違いについて
冒頭でご紹介したように、「コンサルタントとはその分野で卓越した結果を創造し、結果の出る詳細な方程式をつくれる人。」であり、最終的にクライアントの結果を創ることが最も重要なセンターピンになります。故に、アプローチはクライアントの状態に応じて使い分けてもよいのです。
つまり、上記の「医者型」「トレーナー型」というのもあくまで手段(HOW)でしかなく、最終的に結果やお客様が望む願望をかなえることができるアプローチであればどちらも正解になりうると思います。やり方に踊らされず、目的や本質を大事にすることが大事なのです。
とはいえ、2つのアプローチ・型の特徴や違いは抑えたほうが、コンサルティングの使い分けをよりスムーズに行えると思いますので、私なりに以下に整理をしてみました。
①目的・ゴール
・医者型:結果を出す(負の解消)
・トレーナー型:結果を出す(理想の実現)
②指導方法
・医者型:ティーチング+指示命令 的アプローチがメイン
・トレーナー型:ティーチング+コーチング 的アプローチがメイン
③顧客との関係性
・医者型:先生と患者
・トレーナー型:応援者と実行者
④実行者
・医者型:クライアントもコンサルが実行(ex.薬の服用、執刀)
・トレーナー型:クライアントが実行者(ex.筋トレをする)
⑤クライアントについて
・医者型:組織や事業課題が根深く重症、自社リソースでは解決不能
・トレーナー型:理想に対する課題がある、自社リソースにプラスしたい
クロージング
私自身もクライアント様の状態や願望次第で、自分のスタイルを「医者型」「トレーナー型」で使い分けをしていたな~と言語化できたので、今回このようなnoteを執筆しました。
とはいえ、いろいろ書きましたが、他にもまだいろんなスタイルはあるような気がしています(笑)ぜひその他のコンサルのスタイルなどについてアイデアがある方はぜひシェアいただけると幸いです(笑)
少しでもコンサルタントについて有益な内容となっていれば嬉しい限りです。最後までお読みいただきありがとうございました!
(最後にお願い)
少しでも「この内容が参考になった!」「共感した!」や、また別のアイデアやお知恵をシェアいただければ嬉しく思いますので、X(旧Twitter)やリンクトイン、Facebookなどでシェアいただければ幸いです!飛んでまいります!(笑)(特にXだと発見&反応しやすいです)
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