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VCのメディア化はなぜ必要?

Z Venture Capitalの高橋翔吾(@takasho1222)です。
NHKの記者からZ Venture Capitalに転職してもうすぐ半年を迎えます。

ようやく転職先の仕事に慣れてきました。ただ仕事が充実してくると、今度はそっちに没頭してしまい、大切なSNS発信が後回しになってしまう。でもこれだと対外的にまったく活動の様子が見えないですよね。小さな内容でも良いので、継続的に、何か1つでも「気づき」「関心」「面白さ」「失敗」を発信していくのが、最も良い方法なのかもしれません。

今日はベンチャーキャピタルのメディア化がテーマです。次の画像をもとに、今日はなぜメディア化が必要かということについてお話しをしていきます。

メディア化の理由①~VCの増加~

VCとも略されるベンチャーキャピタル。「最近VCが増えている」と聞きます。どれほど増えているのか調べてみると、去年12月の時点で日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)の会員として所属するVCやCVCは252社でした。
2017年が67社、2020年が141社、2022年で252社。本当に急激に増えていますね(会員ではないVCもいるので実際はもっと多いです)。また独立系と呼ばれるVCだけではなく、銀行や商社、民間企業もベンチャーキャピタルを立ち上げているのが分かります。
(参照)
VC会員 - 一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 (jvca.jp)

ベンチャーキャピタルが増えているということは、すごくざっくり言うと、起業家が資金調達の相談をしたいと考えたときに、相談先の選択肢が増えるわけです。

そのとき候補として挙がるVCとは?

すでに資金調達を何度か受けている、または関係や紹介も大きな要素です。また、新規の場合は、知名度や実績、自分の領域を理解してくれる専門性、こうしたところからコンタクトをとっていくと思います。

メディア化の理由②~知名度の大切さ~

ベンチャーキャピタルのコミュニティマネジャーとして転職したときに、なんとなくこのことはイメージしていました。
ただ、VCの実績はすぐに出ません。投資先がIPOやM&Aをするまで、投資後、何年もかかります。実績と知名度は表裏一体と理解していますが、その何年もの間、VCの数は増え、さらに多くのスタートアップが生まれていくことを思うと、のんびり待っているわけにもいきません。選ばれるVCになるには、自分たちが積極的に情報を発信して、認知を高めていかないといけません。

元々テレビ局の記者だった私が、Z Venture Capitalのコミュニティマネジャーとして、入社した(できた)意味は、この情報発信にあると考えていました。転職時、ZVCの堀さん(社長)と入社面接しているときに、堀さんから「VCのメディア化を目指したい」という言葉があり、私はその時、その言葉自体にとても魅力を感じ、「ZVCって面白いな」と思い会社に入りたいと考えました。
いま改めて振り返ると、「VCのメディア化」は本当に大切なキーワードだと考えています。

私はキャピタリストではなく、投資そのものを実行するわけではありません。なので、Z Venture Capitalのフロントメンバーである各キャピタリストの知名度をメディア化を通じて高めていきたいと考えています。

メディア化のイメージ図

ざっとコミュニティマネジャーとしての私の頭のイメージはこんな感じです。

【コミュニティマネジャーとしてやるべきことのイメージ図】

起業家から選ばれるVCになるためには、知名度と投資実績が重要です。
この知名度をさらにかみ砕くと、私は「その分野の第一人者」として名前が挙がることが大切だと思います。
次はその循環です。

知名度獲得と投資機会

例えば、「seed投資」と言えば「●●さん」、「メディア領域」と言えば「●●さん」と名前が挙がることです。要はその分野の話題になったときに、最初に名前が挙がる人になる、ということです。

第一人者となる重要性

ここで1つ、私なりに感じていることがあります。スタートアップ界隈では、毎年のように時事的な投資領域、テーマが生まれてきます。去年はWeb3が話題になりましたし、今年は、AIが話題を席巻しているようにGenerative AIあたりが話題ですよね。

ここで最初に第一人者としての「イメージ」を掴めば、ずっとその印象は続くと思います。なぜかというと、その期間、圧倒的に良い起業家に出会え、良い場面に恵まれ、結果として良い実績ができる可能性がぐっと高まります。「やっぱり●●さんは、●●での実績すごいよね」と。

結論、やっぱり知名度は大切だよね。という話でした。

駆け足になりました。ざっと、きょうお伝えしたかったことを述べました。
次回は、今回の続きかもしれませんし、まったく違うテーマかもしれません。でもゆっくりとお付き合いください。よろしくお願いします!noteのメリットを生かして、こまめに書いていきますね。

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