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茨城ロボッツ代表退任そしてバスケ界卒業のご挨拶

7月3日に発生した熱海市の大規模土石流災害により被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。現在も救助に当たられている方々への敬意とともに一人でも多くの命が救われるよう願っております。

茨城ロボッツ代表の退任日から数日が過ぎてしまいしたが、お世話になった皆様にあらためましてお礼をお伝えできればと思います。

14年間バスケットボール界でお世話になった皆様へ

2007年1月に栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)の代表に当時36歳で就任しました。2010年4月にJBLを制覇し日本一となった時の1万人パレードと中心市街地での人が溢れんばかりの優勝報告会が自分の「プロスポーツによるまちづくり」の原体験です。

バスケの経験もなく、社長の経験もなく、栃木の出身でもない者を温かく迎え入れて頂いた栃木県の皆様、チーム創設の署名活動に尽力された金井さん、創業時に関わってくれた鎌田や藤本(現宇都宮ブレックス社長)をはじめとする社員や選手の皆さん、そしてサポートを頂きましたリンクアンドモチベーション小笹さんや大塚商会閤師さん、本当にありがとうございました。

BREX優勝報告会

2012年からはリーグ統一に向けて、日本バスケットボール協会新リーグ運営副本部長を、2013年からは日本バスケットボールリーグ(NBL)の専務理事を務めさせて頂きました。プロリーグを一本化するべく段階的にリーグをモデルチェンジしていくという構想のもとスタートしたNBL。

なかなか上手く行かない時もありましたが、バスケ界の将来を信じてサポートいただいた増田さんをはじめとする事務局スタッフ、千葉ジェッツ島田さん(現Bリーグチェアマン)や山形ワイヴァンズ吉村さんをはじめとする各クラブ関係者の皆様、そして自分を招聘いただいた木内さん(当時JBA専務理事)や丸尾さん(故人)には心から感謝を申し上げます。

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茨城ロボッツの再建・発展にご協力を頂きました皆様へ

そして2014年11月、シーズン途中につくばロボッツ(当時)運営会社の経営が立ち行かなくなり、NBL専務理事を辞して経営再建のための会社を設立。支援を継続いただいたサイバーダインの山海社長と宇賀さんがいなければ今のロボッツはありません。そして経営権を引き継いだ最初の試合は日立久慈サンピアでのホームゲーム。全く準備が出来ていなかった中、廣木さんをはじめとする日立市のバスケ関係者の皆様に協力を頂きなんとか試合を実施することが出来ました。

厳しい経営が続く中、岩下がヘッドコーチを務め、上原がGM兼営業に加わり、試合運営担当の渡邊が入社し、選手たちも試合の設営や撤収作業に協力してくれました。

2015年8月、つくば市の体育館新設構想が住民投票で否決され、藁にもすがる思いで水戸市にサポートを嘆願。高橋市長の即断で支援確約をいただき、滑り込みでBリーグ参入を実現することが出来ました。

水戸市にホームタウンを移転し、チーム名を「茨城ロボッツ」変更することを決定。地元FMラジオの出演で出会った川﨑さん(現いばらきスポーツタウン・マネジメント社長)から招待いただき、2016年2月に開催された水戸ど真ん中再生プロジェクトの初会合に出席。懇親会でグロービスの堀さんと出会い、その後すぐに出資並びに経営参画を快諾いただきました。

水戸でのありとあらゆる会合に出席する中、水戸発祥の企業であるアダストリアの福田会長をご紹介頂く機会に恵まれました。その場でRDTの衣装提供のお申し出を頂いたことは今でも忘れません。その後メインスポンサーとなっていただき、3rdユニフォーム企画など様々なサポートを頂きました。

そのアダストリアさんがネーミングライツを取得して2019年4月に開館したアダストリアみとアリーナのオープニングゲームでは、5,041名の皆様にご来場いただきました。この観客動員数は今でもB2リーグ記録となっています。

そして堀さん・川﨑さんを中心に取り組んだ、まちなか・スポーツ・にぎわい広場(M-SPO)の建設などスポーツによるまちづくりの取り組みが評価され、日本スポーツビジネス大賞・ライジングスター賞を受賞することが出来ました。

2021年5月、ついに悲願であったB1リーグへの昇格をアダストリアみとアリーナで実現することが出来ました。茨城や水戸の皆様とこのB1昇格の瞬間をホームで共にすることができたことは本当に素晴らしい体験でした。

このような成果を生み出すことが出来ましたのも、いつも熱いご声援を頂きましたファン・サポーター・ブースターの皆様、いつも多大なるご支援を頂きましたスポンサー・サプライヤー・パートナーの皆様、無理なお願いにもご対応を頂いた行政・自治体関係者の皆様、いつもご注目を頂きましたマスコミ・メディア関係者の皆様、試合運営をサポートいただいた茨城県バスケットボール協会とボランティア"Ro-Volts"の皆様、リーグの価値を高め続けて頂いたBリーグ関係者の皆様など、茨城ロボッツを支えて頂きました多くの団体や皆様のお陰です。本当に本当にありがとうございました。

そして何より、これまで茨城ロボッツに所属しご尽力を頂きました全ての選手、スタッフ、社員のお陰です。2021年7月1日の最終出社日には社員の皆さんから素敵なプレゼントを頂きました。重ねてお礼を申し上げます。

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そしてこんな素敵なメッセージもSNSに投稿いただきました。Mr. NATTO HEADの称号をいただくことができてとても光栄です!!

NATTO HEADのお陰で、粘り強く、NEVER GIVE UPの精神で仕事に取り組むことができました!NATTO HEADへの思いはこちらの映像をご覧ください!

自分自身が経営者として成長する機会をいただいたバスケットボール界、そしてそこで出会った全ての皆様に感謝を申し上げます。本当に14年間ありがとうございました!!!

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