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窓ってどう決めるの?④(引き違い窓!)

昨日までは、窓の枠とかガラスとか。

冬の結露に困っている!
という方は、参考にしていただけると内容ですね。

どこまで断熱にこだわるのかで、
素材やガラスが違うので、コストバランスも考えて
自分の最善を発見していただければと思います。

さて。
今日からは、窓の開き勝手のお話しです。

突然ですが、みなさん。
周りを見渡したり、ご実家の窓を思い出してみてください。

どんな開き方をしていますか?

2枚の窓が、横にスライドして開閉する。
そんなタイプが一番に思い浮かぶのかなと思います。

それ。
引き違い窓っていいます。
そんなこと知ってるよ!って声が聞こえそうです(笑)

日本では昔から、とてもよく使われている窓なので、
住宅であれば、とても多いのではないでしょうか。

私の実家(築40年ほど)では、大小に関わらず、
全てが、この引き違い窓です。

なので。
私は、建築を学ぶまでは、住宅の窓といえば、
この引き違い窓のことでしょうと思っていました(笑)

この窓って。
トイレに使うくらいの小さな窓から、
リビングの大開口で使われる大きな窓まで、
サイズ展開が豊富なので、いろんな使い方ができるのが
特徴です。

特に大きな窓で、開閉できるとなると、
この窓が最適ですね。

それと。
当たり前ですが、横にスライドするので、
壁から出っ張らないので、邪魔になりません。
外に開くタイプですと、そうもいきませんから。

とても使い勝手のいい窓なんですけど、
気になる点もいくつかありますね。

一つは。
窓が大きくなると、ガラス面積が大きいため、重くなり、
開閉するのが、結構大変かもしれません。

さほど大きくなくても、昨日ご紹介した三枚ガラスの場合、
同様にかなりな重さになります。

しっかりとメンテすればよいのですが、その重さゆえ、
長い目でみると、動くが鈍くなることもあります。

次は、気密性が高くないこと。
とはいえ、基本的な性能としては、パッキンがしっかりあるので、
気密は確保できていますよ。

ただ。相当な気密がほしい!という場合ですと、
窓同士の隙間が弱点になることも。
(相当なこだわりの場合ですが)

最後は。
窓を開けると、中が見えてしまうこと。

例えば、お風呂にこの窓を採用したとして、
入浴中に窓を開けると。。外から見えてしまいます。

浴室以外であれば、カーテンなんかで何とかなりますが、
浴室はなかなか難しいですよね。


ということで。
日本では一番有名で、よく採用されている引き違い窓。
いいところも、気になるところもありますので、
その辺考えながら、適切な場所に採用できるといいですよね。

設計士さんに相談しながら、決めていくといいですよ。

明日は別の窓へ話を進めますね。

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