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p026.ペットボトルからペットボトルへのリサイクル「ボトルtoボトル」

使用済みのペットボトルから、新しくペットボトルを作ろうという流れが、徐々に進んできています。


環境のことだけ考えれば、究極な話、ペットボトル使わないほうが良いのでしょうが、素材としてはむちゃくちゃ優秀ですからね。

軽いし壊れないから運びやすい。


とはいえ、日本のペットボトルは品質が高く透明度が高いので、ペットボトルからペットボトルへのリサイクルは大変だったんです。


以前は、ペットボトルを一度化学処理で分解してから製造するケミカルサイクルによる方法でした。

でも、メカニカルサイクルと呼ばれる、ペットボトルを高洗浄・高温下で処理することで、ケミカルサイクルよりもエネルギーを使わずにリサイクルする方法が開発されました。


これにより、ペットボトルからペットボトルへのリサイクルがしやすくなりました。これで、ペットボトルを作るときに、新たに掘り出された石油をつかわずにペットボトルを作ることができるようになります。


そんなわけで、各飲料メーカーが、この「ボトルtoボトル」リサイクルへの取組表明を始めました。

以下、各メーカーの取組を紹介します。

コカ・コーラ

アサヒ飲料

https://www.asahiinryo.co.jp/csv/eco/pet/
(↑うまくカードにならないToT)

サントリー

伊藤園


さて、ここまではメーカーとしての取組。


ただ、これを実現するために、とても重要なことがあります。

覚えておいてほしいことがあります。


自動販売機の横にある回収ボックスは、ゴミ箱じゃありません!


家庭から出るきれいに回収されるペットボトルは、きれいに洗浄されてラベルもはがれているので、「ボトルtoボトル」リサイクルの流れに乗せやすい。

一方で、自動販売機横のリサイクルボックスから回収する事業用と呼ばれるペットボトルは、「ボトルtoボトル」リサイクルの流れに乗せるために、ゴミとかラベルとか飲み残しとかを取り除かないといけないのです。


もう一度言います。


自動販売機の横にある箱は、リサイクルボックスです!


遠くの出来事に対して想いをはせ、持続可能な目標を達成することも尊いと思います。


でも、

とても身近にできて、ちょっとした注意でできる取組もあります。


ぜひ覚えておいてください。お願いします<m(__)m>

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