絵本の楽しさを、大好きなマキノ町で伝えたい「絵本による街づくりの会」
「絵本の楽しさを、伝えたい」と活動している人がいると聞いて「絵本による街づくりの会」代表の平松成美さんにお話を伺ってきました。
絵本による街づくりの会
「絵本による街づくりの会」は、里山の自然あふれる高島市を中心に、絵本を通して「子どもの笑顔があふれる街に」「豊かな心を育む街に」を目指し、2004年10月6日に設立したNPO法人です。
平松さんが子育ての場所として選んだ、高島市マキノ町
平松さんは、2001年に大津京から高島に移住。マキノの自然の風景と四季の豊かさに惹かれ、ここで絵本専門店をオープンされました。300冊から始めた絵本は今では2000冊以上になっているそうです。
「絵本を楽しむ」を合言葉に、活動を広げる
そんな絵本が大好きな平松さん、絵本の魅力を伝えるために、お店だけでなく、地域のあらゆるところへ足を運び活動されています。
◆自然体験と絵本の世界を体験する「里山探検隊」
春には春、夏には夏の四季に合わせた絵本のお話しを聞き、そのまま散歩して野草を摘んだり、自然の中で遊んだり、実体験につなげています。
◆学校や保育園での読書支援
読み聞かせボランティアのメンバーがそれぞれの場所で、子どもたちへの絵本の読み聞かせを行っています。
◆年4回の会報誌「絵本の時間」発行
11人で立ち上げたNPO法人絵本による街づくりの会は、今では正会員と賛助会員を合わせて78名となりました。
◆巡回絵本原画展
2022年5月に、金尾恵子さんから寄贈いただいた原画の巡回展が、2023年秋から、高島市内の小学校とこども園で始まりました。感受性豊かな子ども時代に、一人でも多くの子どもたちに“本物”の魅力を体感してもらえる機会です。
今後の展望についてお聞きしました
「全国各地に絵本美術館があり、特に信州に多くありますが、マキノは信州に負けない魅力ある地だと、マキノに出逢ってすぐに感じました。絵本好きの人は、物理的な距離には関係なく絵本美術館めぐりをするので、絵本を切り口に、高島に新たな観光を生み出せる魅力があると思っています。」
「『将来は活動の拠点となる絵本美術館を開館したい!』という夢を掲げて活動を始め、今も夢を追い続けている途中です。20年間活動を続けてきた中で、すべての子どもが本物に出会える場が、高島のいろんなところにあるといいなという考えも生まれてきました。“高島まるごと絵本美術館”として、高島市全体で絵本の魅力を体感してもらえるまちにしたい」そう、笑顔で話してくださる平松さん。
まだまだ知られざる高島の魅力、絵本を通してどんな風に広がっていくのかとても楽しみです。
絵本好きな方、自然が好きな方、子どもが好きな方、平松さんと一緒に高島で活動してみませんか?
取材:石倉 怜菜
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