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就職活動とマーケティング

就職活動は量産型でいいのか??

今日は就職活動も実はマーケティングではないかということについて書いてみます。
僕は、自分自身転職を4回していますし、企業の時に一次面接の面接官や就職説明会で話すこともしました。
自分自身が新卒で就職活動していたとき、ちょうど就職氷河期でもあり(2004年くらい)、僕も周りも結構苦戦していました。

自分自身のときにも思いましたし、面接官をやっていたときにも感じたのが「量産型は記憶に残らんな」ということを。

僕は割と陰キャの部類なのでサークルとか部活とかには一切参加できずにそういったエピソードはないのですが、定型文の「自己PR(これはこれで、自分で自分を褒めるってちょっとなと思いながらも、会社の方針で聞かざるを得ないところがありました)」をお願いしますというと、

「自分はサークルの部長をやっていまして・・・・・・・・」
「自分はバイトリーダーをやっていて・・・・・・・・・・」

とにかく、部長とリーダーがめっちゃ出現します。(笑)
ほんまに部長な子もいるかもしれませんが、面接していて20人中15人部長だと「うそやろ」ってなりますよね。

そういうPRは効果的な差別化にはならないんですよね。
だから、就職活動は量産型であるべきではないと思います。

就職活動は自分自身のポジショニングが大切

次の記事でマーケティングの基本手法の一つ、STP(セグメント、ターゲッティング、ポジショニング)について、書いていきたいと思いますが、
ポジショニングが就職活動でも生きてくると思います。

ポジショニングは、競合を見ながら「競合にはない自分の長所」を分析して訴求するために分析するツールなのですが、まさにそれです。

なんせ、先ほどの話のように
「部長」「リーダー」=人をまとめる、人の信頼をもっている、全体を見渡せる
という訴求と、あとは学歴PR的なものを学生さんの多くはします。
それって、ポジショニングでいうと、

こんな感じですね。

ここに例えば東大生のめちゃめちゃ賢い子が入ってくると、学歴差別はないとはいえ、判断材料の一つにはなってしまうので負けてしまうかもしれません。

でもキレイゴトではなく、雇用する側が欲しい人材は、
・一緒に楽しく働ける人か
・同じ方向を向いて頑張れるか
・ビジョンを理解して戦力になってくれるか

といったことです。
それを考えると、就活生がPRすることって「部長」であることではないと思います。

そのためにやることは、学生の早いうちに方向性をなんとなくでいいので定めて、それに向かって自分自身が学ぶべきことをやる。それに尽きると思います。そして、そのことを素直にPRすればいいのではないかなと思います。

日本の大学って入ると気が抜けて、遊ぶことに目が行ってしまいますし、僕もそうでした。
気づいたら大学3回生になっていて、「やべ!なんも出来ることないわ!」って僕はなってしまったのです。
そこから建築の勉強を自分で始めて(僕は大学は教育学部でした)、大学院へと進学して真面目に建築の勉強を学びました。

決して強がらず、自分らしさ、自分の将来を大切にして、「何でもいいから大きい会社に入る!入れなかったら絶望!」というメンタルは捨てたほうがいいと経験者としては思います。

ということで、実は就職活動はポジショニングが大切ということをお話してみました。

ポジショニングの作り方は【STP】のタイトルでまた書きたいと思います。

では。

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