❨544❩1973.2.26.月.晴／一服しながら通行人を眺めたが、もう何の興味もわかなかった／ボゴタ:コロンビア(Bogota:Columbia)

昼めしに、このホテルでビッフェを作った(7ペソ)。キャベツをそれにつけて。

洗濯、補強(一時間)をし、シャワーを浴びてから(5時)、町へ出る。
「Tia」でカフェ・コン・レチェとプリン(2つ)を、3.5ペソで食う。

相も変わらぬボコタをー一車の排気ガスがひどいーーパルケ・デ・サンタンデルまで歩く。

一服しながら通行人を眺めたが、もう何の興味もわかなかった。
印象的だったのは、黒い帽子を被り、ポンチョを着た、インディオ風の老婆が、通りの中央に立って慣れた声でタバコを売っていた。
その姿と声ぐらいのものだった。

ヒロちゃんの家で、野菜のテンプラを作る。
まあまあの出来。

十時から、上田さんのアパートでヒロちゃんの三人でポーカー。約三時間、気を張った。
結局1ペソの負けとなったが、後半10分位前には、70ペソ負けていて、最後、二回で元に戻した。苦しい今夜の勝負だった。
ひろちゃんの一人勝ち(約90ペソ)で、上田氏がそれだけ負けた。

いつもの通り、終わってから勝負の論議をしたが、ヤハリ、今夜の主役は彼女だったらしい。俺はまだ、これまでのどの勝負を考えてみても、ここ一番という一つビシッとしたものがない。ボコタでは通算150ペソ位浮いた訳が・・・

部屋に帰ってから、荷物を整理し、四時、down。