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❨514❩1973.1.27.土.晴/船での食生活/アマゾン川:ブラジル

のどかな天気が続き、ラッキー。
しかし日中は暑い(4時頃まで)。

昼前、やっと30分間の補強をする(強度)。
午後は、停泊した村で15分位泳ぐ。
毎日、こんなふうで何らかの運動をしている ので、ひどく体がなまる事はない。

毎日同じものばかり食わされる。

船での食事(アマゾン川)

朝8時(カフェ)
ミルクコーヒー
ビスケット(8枚) バター付

12時(アルモサ)
マカロン(マカロニ)
干魚・牛肉の煮物(3切)
カボチャ(2切)
ジュース(コップ半分)

3時(カフェ)
コーヒータイム

6時(ヤンタ)
昼と同じ

いつも同じメニューだが、規則正しい事だけがとりえの毎日。
野菜が不足している。コロンビアへ入ったらバッチリ食おう。
あゝ、ビール!牛乳がたらふく飲みたい!

アマゾンは夕景色が美れいだ。
左右に暗緑色のジャングルが続き、その間を薄茶の河がゆるく流れている。
見慣れると、この河の色もいいもんだ。
この水の下に何が住んでいるのか、まだ全てが知られていない。
この色の為に、この河が神秘的にさえなっている。

こんな濁った水にも、太陽の光は輝き、夕焼け雲でさえ、うつる。
じっと船のへ先に立って見ていると、その雄大さに溶け込んでいきそうだ。
そして、閑寂がまた何とも云えないものとなって迫って来る。
ここでも自然に、偉大なる力に俺は、つい頭をたれる思いだ。

なぜ自然はこんなにも美しく、素朴で神聖で新鮮なのだろう?
やはりそれは、それぞれの「物」や「空」や太陽が、自分の原則を持ち、それに従っていきているからだろうか。

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