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学歴が良いほど、知的レベルが下がる不思議。『大分断』

『大分断 教育がもたらす新たな階級化社会』は、教育による分断を指摘したビジネス書です。
「学歴:順応主義者⇒社会の進歩は止まる」「直系家族の罠:自分と全く同じものを作り出そうとする」「民主主義:外国人嫌いの要素がある」など、学歴の弊害による民主主義の崩壊の予兆を捉えています。
特に「学歴:考える時間がない⇒知的になる時間がない」と学歴による知性の欠乏が問題視されています。
学歴を積み上げることにエネルギーを費やしているため、「自分とは何者か?」を考える時間がなく、知的になる時間がないままにエリート面してしまうのです。
同様に、会社のエリートは仕事だけに時間を費やすために、考える力のない人間に陥ってしまいます。
知性を取り戻したいサラリーマンにオススメです。

「日本の将来:移民をどの程度受け入れるかで決まる」「中国の最大化:ロシアの軍事力を必要としている」「絶対値による会話分析法:プラスやマイナスという記号からアイテムを独立させる」などを通して、日本の問題点を解決するために必要なことを教えてくれます。
特に「中国と日本の関係」は、日本人に対して衝撃を与えます。
EUのように中国と日本が一体化すると、人口規模の関係から日本が消滅します。
また、中国の侵略を回避するのに一番簡単な方法は、日本が核武装をすることです。
日本を守り通すためにも、心情的な忌避感を吹き飛ばし、論理的に解決して欲しいです。

著 者:エマニュエル=トッド・大野舞
出版社:PHP研究所(PHP新書)
発売日:2020/7/15

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