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本おたくとよもやま話【2023年12月の放送まとめ】

2023年10月23日に第1回目を配信し、毎週金曜日に更新しているPodcast『本おたくとよもやま話』。音声配信が手軽にできるようになり、いろんな人が自分のチャンネルをつくっているのを見て、自分もやりたいと思っていたここ1~2年。えなりさんという、心強いパートナーの協力もあって念願が叶いました。

▼Spotifyでも視聴できます

そんなラジオですが、せっかくですので少しでも多くの人に聴いていただきたいと思い、このようなまとめnoteをつくることにしました。

第6回目~10回目までの各放送の聴きどころをピックアップしていくので、ぜひ興味あれば聴いてみていただけるとうれしいです。

目次


▼えなりさんからのコメント

今月は初のリアル収録やゲスト回など、いろいろな試みができて楽しい月でした。どの回も収録後は充実感がありましたが、特に第8回の「本ってなんだろう?」というテーマは、改めて自分と本との付き合い方を考えられてとても密度濃い回だったなと思います。みなさんにとっての「本とは」も知りたいので、よければこれを聴きながら考えてもらえるとうれしいです!

#006 言語の七番目の機能

第6回目にして、初の「アイスブレイク」に挑戦。なんでワークマンプラスの話にしたのか後でちょっとだけ後悔しました。もう少しマシな話あったんじゃないかなと。

今回、取り上げたのは事実とフィクションの融合がユニークな言語の七番目の機能。記号学、プロファイリングなど、えなりさんの話を聞いて、ミステリー好きの自分としてはとても読みたくなった本です。

本の内容にちなんだ話から広がって、14:40くらいから「陰謀論」について話しているのですが、改めて陰謀ってなにか考えると、いつどこで自分が陰謀論にはまってしまうかわからないようなと思いました。聴いていただきながら、考えるきっかけになればうれしいです。

最後はたかしおの猫の話で終わります。

#007 さみしい夜にはペンを持て

第7回目は、たかしおのオススメ本をもとによもやま話。選んだ本は、古賀史健さんのさみしい夜にペンを持て(公式のリンクが見つけられずAmazon)。読んでやっぱり古賀さんの本は好きだと思った一冊。思わずポストするくらいに。

ポストでも放送でも話しているのですが、『書くために物事を見ることでスローモーションのカメラを持つようになる』というのが好きすぎる。この一文を知っただけで、何かを文章で表現する際にどう書けばいいのかがとってもクリアになったんですよね。ライターとしては同じく古賀さんが出版されている取材・執筆・推敲 書く人の教科書を読むべきなのだろうけど(ちなみに自分も読みました)、論理だけでは理解しきれない感覚的な腹落ち感が得られたのでこの本を読んだ意味は大きかったです。参考書を読むよりも、小説や映画といった物語から気づきを得る。そんな感覚に近いのかな。

ライター二人が書くことについて、よもやましているので同じライターさんにはぜひ聴いていただきたい回です。

#008 本ってなんだろう?

よもやま話の収録を始めて初のリアル収録会。せっかく対面で話すので、本を持ってきてよもやまするだけでなく、もっと根本的な「本ってなんだろう?」ってことを話してみたいということで、このテーマにしました。

冒頭「本ってものすごくパワーのあるものだと思う」というえなりさんの発言を皮切りに、本についてあれこれ話しています。本はとても権威性のあるものだからこそ、どのように本と向き合うのか。9:40くらいから、今の時代に本とどう向き合って、どう活用していけばいいのかについて話しているので、自分たちの話を聴きながら「本ってなんだろう」と、立ち止まって考えていただける機会になれば嬉しいです。

最後にえなりさんが「これからも本を愛していきたい」という言葉に、本好きらしさが出てていいなと思いました。

(余談ですが、めっちゃカラスの鳴き声が入ってます笑)

#009 「生まれてきたことが苦しいあなたに」と「働くことの人類学」

第8回に続き、リアルで収録した会。前回は本ってなんだろうって抽象度の高いテーマで話しましたが、今回はお互いに紹介したい本を持ちよってよもやま話。えなりさんは生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想、たかしおは『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』を持ってきました。

思想の話と文化の話で、お互い持ってきた本が遠からず近からずのテーマとなった今回。最初はえなりさんおすすめの本で話すのですが、「悲観主義すぎて、ずっと死にたいと言い続けているけど長生きする」という思想家の話は、陰キャ思考の自分としてはとても興味深かったです。生き続けるためには、終わりの見えない問いを追い求めていくことは大事なのかもしれない。そんなことを話しつつ、たかしおが持ってきた本の話へ。アフリカのカラハリ砂漠においてフィールドワークをしたときの話を紹介しました。生まれ育つ国が違えば、生き方や考え方も大きな違いがあって、そうした違う文化圏で生きている人の話を知ると、目先で囚われていることから引き離してくれる。そういったさまざまな文化のリアルが知れるいい本なので、多くの人にぜひ読んでもらいたいです。

個人的にこの回の聴きどころは10:55くらいからだと思っていて、たかしおが「最近若い人たちを見て感じること」を話し始めるのですが、その話からえなりさんが「自分がよく接する人のことを覚える」っていうくだりが好きです。よかったら聴いてみてください。

#010 #シンFIRE論【特別ゲスト:moonさん】

記念すべき第10回目は、よもやま話初のゲスト回としてBOOK HOTEL神保町の支配人であるmoonさんをお招きしました。ゲスト回となる本編は前編と後編の2回シリーズでお届け。前編はmoonさんオススメの経済・精神の自由を手に入れる主体的思考法 #シンFIRE論を紹介していただきました。

珍しくビジネス本で感動したという本書は、タイトルにあるFIREに限定せず人生の道標とも言える内容だったとのこと。その肝となっているのが「主体性」で、冒頭から「主体性ってなんだろう」というテーマによもやま話をしつつ、11:00くらいから本好きの二人に「本のタイトルのつけ方や考え方」なんかも聞いています。

いつもと違うよもやま話、moonさんの話自体がとてもおもしろいのでぜひ聴いていただけると嬉しいです。

▼moonさんは過去にインタビュー記事もつくらせていただきました




こんな感じのゆるい放送ですが、暇つぶし、疲れたときの聴き流し、寝るときの睡眠導入剤的に、ぜひ一度聴いてみていただけるとうれしいです。




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