優しさとは?
優しさとは“人生には不可能なことがある”と知っている大人だけのもの
塩野七生
作家・塩野七生の著書『千年語録 次世代に伝えたい珠玉の名言集』より
なんだか、大人な言葉ですよね
この言葉の前の部分には、
「若い人が優しくあれるはずがないんです。あらゆることが可能だと思っている年頃には、高慢とか不遜であるほうが似合っています」とあります
年齢を重ねると、「できたこと」が増えると同時に「到底できないこと」も明確になってきます
その自覚によって、人は初めて優しくなれる…と塩野氏はおっしゃいます
この言葉、とても共感するのですが、
経営者の世界、特に私の周りの方々は皆赤子のように
“欲しいものは欲しい”
とハッキリとおっしゃることが多いです
まるで、自分には可能性があり、不可能なことなどないかのように
優しさの捉え方だと思うのですが、
色んな事に見切りをつけ、諦めて、落ち着く
のではなく
人生の色んなこと、自分と他者を理解して、承認する
ということをしっかりと実践していくのが、大人であって
自分自身の可能性を諦めることではないと理解しています
いつまでも、自分の人生の可能性にフォーカスし続ける経営者、1人の人間で居たいと思います
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