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多くのエンジニアがやってない希望の案件と出会うために必要な"3つ"のこと

こんにちは。ぶっちゃけ系エージェント、ROSCAの鈴木です。
最近、エンジニアさんと面談しているとよくこんな声を聞きます。

どうやったらいい案件が見つかりますかね?

やはり、エンジニアとしてスキルアップを目指している以上、自分がどんな業務にチャレンジできるのかは重要ですよね。ただ、一方でそのために何を取り組んでますか?と質問をすると

「React/Typescript(他の言語のこともあります)を個人で学習してます!」

という返答がほとんど…
確かに技術を磨くことはエンジニアにとってとても大事なんだけれど、、
だけども、技術を磨くだけではだめなんや、、、
良い案件にはであえないんや、、

と思うことがよくあるので、今回はフリーランスエンジニア(転職の場合も同じだけれど)が、良い案件と出会うための方法をまとめてみました。
これから何かしらのキャリアチェンジ、ジョブチェンジを検討されてる方は是非読んでいってください。

良い案件を受注できるか否かは3つのかけ算できまる

案件獲得戦略は、企業のマーケティングに例えるとわかりやすいです。例えば「超高音質なイヤホン」をユーザーに購入してもらうまでにこういった流れになると思います。

・音楽好きが集まるサイトにバナー広告を掲載して、(適切なチャネル)
・クリックしたくなるバナー広告を作成して(興味付け)
・思わず購入ボタンを押してしまうLPに誘導する(購入欲求を高める)

要はこれを案件獲得活動/就職活動で行うわけです。これを採用におきかえるとこんなかんじになります。

・適切な案件獲得方法(適切なチャネル)
スキルシートの魅力度(興味付け)
面談時のアピール力(採用したい欲求を高める)

では、この3つのフェーズでそれぞれ何を実践すべきなのか?お話していきたいと思います。

案件獲得チャネルの選定<適切なチャネルの選択>

まずは、自分の希望案件のチャネルを見つける必要があります。チャネルの種類としては主にこの3つが考えられます。

・紹介(リファラル)
・エージェント(大規模/小規模)
・案件紹介プラットフォーム

この3つのどれを選択するか決める上で考えてほしいのは、「つながりの太さ」「そもそも希望の案件を保有しているか」です。
つながりの太さ」についての基準はわかりやすくまとめると、こんなかんじです。

リファラル > エージェント小規模 > エージェント大規模 > 案件紹介プラットフォーム

要は中間に入ってる企業(プラットフォーム)もしくは、自分自身がどれだけその会社と深くつながっているか。という部分です。採用する企業側も、数多くの採用チャネルを持っているのでその中で優先順位が決まっていて、つながりの深い候補者を優先的に検討するわけです。

また、「そもそも希望の案件を保有しているか」について、リファラルと案件紹介プラットフォームは一目瞭然かと思いますが、エージェントが不透明でわかりにくいところです。ここについてはわかりやすい判断方法として、面談中にこんな質問をしてみることをおすすめします。

「例えばどういった案件を紹介してくれますか?できれば顧客名も伺えるとありがたいです」

この返答が具体的に返ってきた場合は、適切な案件を持っていると判断してよいでしょう。ただ、「一回まとめて後ほど連絡しますね。」などの返答が来た場合は案件を持っていないと判断するべきでしょう。もし希望案件のスキルを得意としている場合、有力な案件の1つや2つは絶対に出てくるはずです。

魅力的なスキルシートの作成<興味付け>

チャネルを確保したら、次は面談までこぎつけるための方法「興味付け」です。これを行うのに最も適しているのは「スキルシート」を最適化することです。細かくポイントを取り上げるときりがないのですが、重要なのは「採用側の視点」でスキルシートを書くことです。

例えば、採用側の声としてよく聞くのが、「PHPを扱えるのはわかったけど、Dockerは扱えるのかな?」「AWSって経歴書には記載があるけど、どれくらい触れるんだろう?」などで、この場合、情報が不足していて判断がつかない。結果、面談の前に質問が飛んでくる or 判断ができないので見送りとなるケースが思いの外多いのです。

そのため、採用側が判断しやすいよう以下のポイントを抑えることをおすすめします。

 ・言語のverはしっかり記載する
 ・扱ったツールやミドルウェアは全て記載する
 ・チーム構成と、その中での自分の役回りを明記する
 ・仕事の進め方(アジャイル/ウォーターフォール/チケット管理...etc)
 ・どんなシステムのどの部分の開発を行っていたか

このあたりを押さえておけば大枠は外さないかと思います。
あとは明確に志望している企業が決まっている場合、スキルシートに自分の興味を持っている業界や、勉強している技術などを若干寄せて書いてみてもいいかもしれませんね。笑

面談時に効果的な話し方<採用欲求を高める>

採用側に易しい魅力的なスキルシートを武器に晴れて面談までこぎつけました。むしろここからが本番といっても過言ではないですね。
面談の際に重要なポイントはスキルシートと変わりません。「採用側の視点」でどういうポイントを見たいか、何を期待しているかを考えて面談をするということです。

ただ、スキルシートと違う点としてはその場で話をする瞬発力が求められる点です。正直毎回話す度に「採用側の視点で考えたら、こう思うはずだから、こう答えたほうがいいかな?よしっ、話すぞ!」などとやっている時間はありません。そのため、ここでは採用担当者のツボを抑えやすくなるコツを3つまとめてみました。

「面談前のキャラ設定」
「案件のポイントに沿った経歴説明」
「逆質問による意図の特定」

まずは面談前のキャラ設定、要は案件側に好まれやすい自分像を形成する。という方法。これは嘘をついて演じる、ということを言っているのではなく、自分の持っている要素のどの部分に重点をおいて見せるのか、という話です。
例えば、若手の多いポテンシャルのある人材が好きな会社であれば、自分の「学習意欲の高いエンジニア」としての側面を全面に押し出すべきで、受託案件で納期を守っていくことを重視していくような企業であれば「タスクをしっかり管理して、責任感を持って仕事に取り組むエンジニア」としての側面を押し出すべきなんです。このキャラ設定を固めておくと何がいいかというと、事前に想定していないような質問や展開になった際に、何を軸に話を進めていけばいいかという拠り所になるという点です。

2点目に「案件のポイントに沿った経歴説明」ですが、逆をいうと経歴を上から順を追って話すようなやり方は絶対NGです。(でもこれをやっている方は非常に多いです)自分に関係ない話や、興味のない話をつらつら聞かされるのって相手のとって非常に退屈で苦痛ですよね?面談でも全く同じです。こうならないために大事なのが「案件説明の際に求めてるポイントを確認すること」です。
この案件説明の中には採用担当者が求めてる要素や、面談でヒアリングしたい内容がつまっているので、話を聞きながら自分の能力がどう企業に対して貢献できるのか、どの案件での経験が活かせるのかを整理して、3つ程度にポイントを絞って経歴説明をしてみてください。採用担当の印象が圧倒的に違います。

3つ目が「逆質問による意図の特定」です。質問に対して質問で返すってくどくない?と思われるかもしれませんが、一番最悪なのは相手の意図に沿わない回答をすることです。これは仕事でも同じコミュニケーションが取られることを想起させ、「あ、この人と仕事やりにくそうだな」と感じさせられる原因となってしまうのです。
ここで、「質問の意図って〇〇ってことであってますか?」という質問を入れると、意図と沿わない回答を防げるのと合わせて、回答まで考える時間も少しかせげるというおまけもついてきます。笑

この3つのポイントは私が担当したエンジニアさんによくお伝えしているのですが、今まで8件連続で面談落ちていた方が、いきなりオファーを獲得できたという実績もあったりするので、実践してみる価値はあるかと思います。

まとめ

エンジニアの皆さんは、この3つのポイント、実践できてましたか?今回は僕の経験を元に具体的なテクニックも絡めてお話いたしましたが、お伝えしたかったのは、「自分自身のマーケティング」をしっかりやりましょうね。ということです。笑

「適切なマーケティング」をしていければ、「良い現場」に入れる。「良い現場」に入れれば、「良い経験/スキル」が身につく。ステップアップできる現場にチャレンジできる、、、というスパイラルを描けるのです。一度身につけてしまえば、一生使えるノウハウなのでエンジニアの方は是非皆さん実践してみてください!

最後に個別にご相談があるエンジニアさんは下記ROSCAフリーランスよりご登録ください!一緒に自分だけのマーケティング手法を考えましょう!

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