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自分の生きたい場所に、行きたい場所に向かって。20代の自分に、今、言ってあげられること。

この間、
知り合いと話していたら、
ちょっと距離が縮まって、
自分のことを話した。

自分は、泣きたい、
それがデフォルトなんだよね。

そんな、話をポーンとした。

その人は、特に否定するもなく、
ただ話を聞いてくれた。

自分はよく泣く。
普段、人前で正直に泣くなんてできない。

でも、
妹が家族から離脱して、
家族が壊れたり、
自分も自殺して、
パートナーとも別れて、

たっくさん泣いてきたけど、
全然涙は枯れなくて、
テレビドラマとかを見て涙が流れると、
泣けて嬉しい、
そんな気持ちになる。

よかった、泣けた。

そんな気持ち。

でも、
笑いたくないのか?

と言われたら、
そんなことはない。

再会、出会い、
こんなに嬉しいことはない。

人と話して、元気をもらったり、
楽しくて、笑いが止まらなかったり。

なのに、何で泣くんだよ、
何で、こんなに悲しいんだよ、

ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう。

自分で選んだはずなのに、
何で、こんなに苦しいんだ。

流されていれば、楽な部分もあるのに、
どうしてこんな泣いてまで、自分で決めてるんだ。

去っていった人も沢山いる。

弱虫、甘ったれ。

じゃぁ、流されちまえよ。

そうではない。

自分は、自殺などを経て、
コロナで仕事が減ったのも重なって、
ものすごく自分と向き合うことができた。

カウンセリングに通ったり、
自身も心理学を勉強したり、
なんか、本能的に体が動いて、
自分と向き合った。

その結果、
いじめられていた自分、
そこから自分を偽って、
自分でない人になろうとして、
生きていこうとした。
そうじゃないと、生きていけないと思っていたから。

だから、ゲイであることも言いたくなかったし、
結婚までした。

そうすると、あるところで限界がきた。

自分はどこまでいっても自分なのだ。

結婚は続かなかったし、
結婚を終えることを自分で決められる、
そう思った時、もう関係を持つのは女の人でなくていいんだ、
そう思った。

自殺をして助かった時も、
あぁ、もう頑張るのはやめよう、
そう思った。

人の期待に応えようと、死ぬ気で頑張ってきた。
でも、頑張りきったな、俺。
お疲れ様。

自殺した時はそういう気持ちだった。

だから、その後は、自分を大事にするようにした。
最低限自分で決めたのは、
いじめや差別的なもの、今まで何気なく受け入れていたそういうものから、
遠ざかる、
そう決めた結果、
パートナーとも別れた。

一つ一つ、
向き合って、
今に至る。

沢山の出会いがあって、
別れがあった。

そして、
今、また社会と向き合おうとしている。

怖い。
また、あるべき姿に収まっていきそうで。
自分を見失ってしまうのが、怖い。
命に関わったから。

社会で、
仕事で、
自分らしくあれないことは、もちろん沢山ある。

今、改めて、今の自分が、仕事と、社会と向き合う、
そういう時期に来ているのだと、感じている。

常に、不安だった。
自分じゃダメだと思って。
能力とかじゃなく、自分自身の存在が。

そこと向き合って、
今、次に進もうとしている。

ちょうど、20代、自分が不安を覚えて、
社会に向かっていく、その感覚を思い出す。

そうしたら、
その当時の彼になんて言ってあげるだろうか?
そんな考えが頭に過った。
その当時の自分は、強がって、
夢だけがあって、でも何もできなくて、
怖くて怖くて、仕方がなかった。

誰も君を否定していないから大丈夫。
君は、何かに流されるんじゃなくて、
自分が良い、そう思ったものを表現していく、
そして人を巻き込んでいく人なんだから、
やってみるといい。
お金が必要な時もあるだろう。
人との出会いが必要な時もあるだろう。
その時々で、方法を探すといい。
今まで、ちゃんと出会いも、お金も、
有り余るほどではなく、必要な分だけあったでしょう。
だから、大丈夫だよ。

やってみたら、出来ないことも沢山あると思う。
それでいい。
君は「こういうのがいいと思う」そういう考えを持っている人だから、
そこに辿り着くための情報を集めるといい。
きっと高い山だと思う。
でも、一歩一歩登ればいい。
いきなり頂上を目指さなくていいんだよ。
今日はここまで、とか。
無理なく、楽しんで、登るといいんじゃないかと思うよ。

みんな、ここまで早くのぼれ、
そう言ってくると思う。
期日は守らなくてはいけない。
クオリティは保たなきゃいけない。
それが仕事だから。

でも、
そこから逆算して、計画していけば、
今自分にできること、
足りないことがわかるだろう。
足りなかったら、人に聞いたり、調べたりすればいいだけだ。
やることがわかっていれば、
何を調べればいいのかも明確だろう。

山の道は平坦じゃない。
登るのに、筋力が足りない、とか、技術が足りない、とか、
あると思う。
でも、登っている途中に出会う、壁をどう乗り越えていくか、
それを楽しむのが、
山登りのコツなんだと思う。

そして、登るか登らないかは、君が決めていい。

でも、頂上は君が設定したんじゃなかったっけ?w

途中で挫けそうになったら、
休むのもまた一つ。

草花を見て、川を眺めて、
鳥の囀りを聞いてみるといい。

そして、仲間と話して、
つまづいていることを、お酒を飲みながら話すのもいいかもしれない。

そして、君はこうやって頭が整って、
また登り始めるんだと思う。

そして、ある場所に立てた喜びを、
君は、知っている。

あれは、たまらないよね。

達成というんだと思う。

よう、喋るおっさんだw
自分自身、こういう状態にいるんだなぁ。

でも、一言で表せるほど、
達成はできてない。

頂上に立ったことがある人は、
山登り、人生とは、を
一言で言い表せたりするのだろうか。

自分は、まだ、
色々試しながら、頂上は遠いけど、
一歩一歩、近づいていけたらと思う。

昔のことではなくて、
大人の世界のことを書くようになった自分を、
褒めてあげたい。


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