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コーチング1年間の実践と学び「中々のクセ者、自己理解」

こんにちは!みらい創世舎認定講師・コーチとしてコーチングを実践している瀬川貴之(せがわたかゆき)です。

このマガジンでは、みらい創世舎でコーチングを学び・実践しているメンバー(SeiChiakiHatch・私)が、それぞれの学びを共有していきます。

今月のテーマは「この1年間のプロコーチとしての振返り」です。コーチングから得られた気づきを皆さんに少しでもお伝え出来たらと考えています。

はじめましての方はこちらもご一読頂けたら嬉しいです😃

コーチングを学ぼうと思ったきっかけ

私がコーチングに出会ったのは、今の会社、グッドパッチに入社してから2年ほどが経過したころでした。
当時の私は、MBAを修了して、仕事も充実した毎日を送っていました。自分のチームも継続的に採用していく中で、8人ほどの大きさになっていました。
コーチングに取り組もうと思った決定的な出来事は、前回のnoteに書いたのですが、当時の私の課題感で言うと以下のような感じでした。

↓今月6日に、講師としてともに学んでいる4人で1年間の振返りを、それぞれがプレゼンしました。今回のnoteには、そのスライドのスクリーンショットを入れながら、進めていきます。

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マネージャーとしての引き出しを増やしたかった

私はグッドパッチで初めて評価責任まで持つマネジャーをやっています。当然、本や外部研修などを受けて、自分なりに努力はしていましたが、点が線になるイメージを持てていませんでした

そんな中で、会社もチームも大きくなりそんな中で、会社もチームも大きくなり、「このままだと、自分が組織の成長のボトルネックになるかも...」という漠然とした危機感がありました。

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この1年間での学び「何をするにも自己理解から」

私はみらい創世舎という組織でコーチングを学び・実践しています。
そこでは「理解 - 調和 - 創造 - 発展」というサイクルを大切にしています。

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出典:みらい創世舎ウェブサイト

この「理解」ということの本質的な意味を捉えるまでに、とても時間がかかりました。でも、今ではそれが自分の大きな糧となっていると思います。

皆さん、コーチングの文脈で「理解」という言葉を聞くと、「相手を理解すること」を考えるのではないでしょうか?
かくいう私も以前はそうでした。もちろん、相手を理解することも重要です、傾聴の重要性が広く語られているのも、皆さん相手理解が重要だと考えているからかと思います。

しかし、相手理解を深めるにもまずは「自己理解」が重要です。例えば、仕事の場においては、

・このミーティングが終わった時、自分がどんな感情になっていると良いか
・この1on1で、相手と自分がどういう表情になっていると良いか
・自分はどんな価値観や信念に基づいて、それを考えているか

というように、自分が欲している感情(=感情のニーズ)と、その感情が自分の過去のどんな体験に基づいて発生しているか、ということを理解します。
(感情のニーズについては、コーチ仲間のSeiさんがこちらの記事で解説してくれています!)

中々のクセ者「自己理解」

「自分のことなんかよく知ってるわい!」と思う方も多いと思うのですが、自分の潜在意識まで掘り下げると、自分の大事にしている価値観にたどり着けます。

「よう分からん」という感じですよね?そう、実際、分からないんです。なので、時間と手間をかけて自己理解を深める作業を、この1年間で何度となく繰り返しました。

例えば、自分が生まれてから現在までのモチベーショングラフを書き出しました。ただ書き出すだけではなく、当時の光景を鮮明に思い浮かべて、その時の自分の感情を呼び起こし、その感情がどのように今の自分に影響を与えているかを考えるのです。ここまでやって、自己理解が深まります。
↓例えばこんな感じです。

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(ちょっと宣伝)こちらのモチベーショングラフは、私が現在勤めているグッドパッチが開発した「Strap」というツールです。ビジネスの様々なシーンで使えるテンプレートも設定されている、便利なオンラインコラボレーションツールです。ご興味ありましたら、ご覧になってください!

本題に戻りまして、自分の過去を振り返ってくと、色々なことを思い出します。

「海外いた時は、最初は希望に満ち溢れてたけど、現地で仕事がうまくいかなくて、同時に当時の彼女との結婚話も破談になって、本当にどん底だったなぁ。時差もあるから日本の友達にも気軽に連絡取れなくて、でもそんな時でも家族は話を聞いてくれて励ましてくれた。その時に、自分は初めて家族の有難さを実感したのかもしれない。そして、家族を大切にしようと思った。これも自分にとっては、一つの成長機会だった。」

このように、過去の辛い記憶でも、冷静に掘り下げることで、現在の自分を形作る1つの要素になっているのです。ここまで来て、ようやく「自己理解」。これを1つ1つの出来事に対して、行っていきます。

ちなみに、全ての出来事を掘り下げて、自分史も作成しました。こちらもやり始めると止まらず、wordで13ページほどの大作となりました。時間はかかりましたが、次男三男が爆誕した時の写真を掘り起こしたりして、割りと楽しい作業でした。

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自己理解を深めて得られたこと

自己理解を深めることで得られたことが2つあります。

・自分が大切にしている価値観が分かった
・出来事よりも感情に目が向くようになった

この2つを得たことによって、自分の思考のプロセスが変わったかなと思います。
例えば、仕事で言うと、以前は、ミーティングの前に「これを伝えないと。あれだけはやってもらわないと」と、自分の伝えたいことにフォーカスしていたと思います。

今では、「ミーティングが終わった後に、参加者や自分が前向きな気持ちになれたら良いな」と思えるようになりました。自分が大切にしている価値観や、そこから生まれる感情に視点が移ったということです。

以前であれば、自分の伝えようと思っていたことが満足に伝えられないことに対して不安や焦りを感じることもありましたが、感情にフォーカスすることで、そういったストレスを感じることが少なくなりました(もちろん、たまにはありますよ)。

これからのコーチとしての成長

コーチングを学び始めた時は、マネジャーとしての成長を目的としていましたが、コーチングの重要性をより深く理解している現在は、さらにその考え方を広めていきたいと考えています。

私が普段仕事をしているベンチャー企業界隈でも、コーチングの考え方は浸透しつつあり、マネジャーとしての必須スキル、だというレベルまで重要なものになってほしいなと思っています。

また、コーチングを実践していることを発信し始めてから、「僕も興味あります」ですとか、「私も他のところで学んでいるので、今度お話しましょう」という声を頂き、私と同じような考え方をお持ちの方と、コーチングの重要性を広めていけたら良いなと思っています。

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終わりに

少し長くなってしまいましたが、ここまでお読み頂いて有難うございます。最後に、コーチ仲間で学びの報告会をした時に、一番嬉しかったフィードバックを皆さんに共有して、締めたいと思います。私にコーチングの良さを紹介してくれたSeiさんからのフィードバックです。

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どうやら、私は自己理解を深める過程で、30代後半にして人間らしくなってきたようです。

こんな人間らしくなってきた私と引き続きお付き合い頂ける方は、noteやtwitterでつながって頂けたら嬉しいです!宜しくお願いします😃


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