タカサカモト『東大8年生』発売中!

著書『東大8年生 自分時間の歩き方』(徳間書店)発売中|普段はプロサッカー選手中心… もっとみる

タカサカモト『東大8年生』発売中!

著書『東大8年生 自分時間の歩き方』(徳間書店)発売中|普段はプロサッカー選手中心に語学や異文化コミュニケーションを教えています|時々通訳| 🗣️英語・スペイン語・ポルトガル語|子育て中心生活8年目|

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

著書『東大8年生』本日発売!

近況報告を兼ねて。 本日3月1日、徳間書店より著書『東大8年生 自分時間の歩き方』を出版しました。 東京大学×名物授業 メキシコ×タコス屋台 ブラジル×ネイマール 地元鳥取×寺子屋づくり サッカー ×カタールW杯 その他、語学、子育て、教育、学習、留学、海外、旅などなど、様々なテーマが混ざった自伝的エッセイ集です。 刊行にあたり、生徒であり友人でもある、プロサッカーの鈴木武蔵選手が縁を繋いでくださり、同じく遠藤航選手、原口元気選手のお二人からも推薦をいただきました。

    • チーム唯一の「外国籍選手」としてサッカーをした話

      今回は、全国発売中の著書『東大8年生 自分時間の歩き方』(徳間書店)の未収録ストーリーをお届けするシリーズの第2回です。 メキシコ留学から帰国し、学生生活最終年の8年目を迎えながらも進路が定まらず悶々としていた中、YouTubeで初めて観たネイマールのドリブルに触発され、当時住んでいた寮で突然でボールを蹴り始めた上にブラジル移住まで志すようになったことは本書の中に詳しく書きました。この時、本格的にサッカーがやりたくなって大学内のあるサッカーチームに入ったことにも少しだけ触れ

      • 留学の醍醐味は「当たり前」の崩壊

         もう10年以上前のことだが、タコス屋で働いた数ヶ月を含む約1年のメキシコ留学期間を振り返ると、いくつかのハイライトが浮かんでくる。その中でも、個人的に留学や海外生活、あるいは異郷を旅することの醍醐味と感じていることについてここでは書きたいと思う。すなわち、異郷に身を置くことを通じて「『当たり前』の崩壊」を経験することについて書く。  自分が育った環境の様々な「当たり前」が通用しない世界に身を置き、そこで日々を生きる現地の人々の感覚や考え方に立ってその世界を眺めてみると、そ

        • 日本の最先端としての鳥取の可能性

           僕が在籍していた当時の東京大学総長だった小宮山宏さんが「課題先進国から課題解決先進国へ」という興味深い理論をよく語っておられた(直接ご本人から聞いたわけではないけれど、学内新聞や各種メディアで繰り返し述べておられた)。  曰く、少子高齢化など現代資本主義社会における先進国が必然的に直面する種々の課題に対し、世界に先駆けて直面しまくっているのが現在の日本であり、その姿は「課題先進国」と呼ぶに相応しいと。しかしこの様々な問題をむしろ率先して解決していくことができれば、「課題解

        • 固定された記事

        著書『東大8年生』本日発売!

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 『東大8年生』未収録ストーリー
          タカサカモト『東大8年生』発売中!
        • エッセイ
          タカサカモト『東大8年生』発売中!
        • 語学の話
          タカサカモト『東大8年生』発売中!
        • フットリンガルの話
          タカサカモト『東大8年生』発売中!
        • 魅力的な皆さん
          タカサカモト『東大8年生』発売中!

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          『東大8年生』未収録ストーリー1(サッカー編)

          こんにちは、タカサカモトです。 今回は3月1日に発売した著書『東大8年生 自分時間の歩き方』の未収録ストーリーをひとつ掲載します(一部は本の内容と重複)。 具体的には、結果的に僕の人生の大きな部分を占めることになったサッカーとの関係について書いた話です。タイトルにもあるように、サッカー少年時代に経験した深い挫折と、その後の人生で経験したちょっとした「奇跡」について書きました。 お楽しみいただければ幸いです。 サッカーという名のウイルス かつて一世を風靡し、今も世界各地で

          『東大8年生』未収録ストーリー1(サッカー編)

          通訳の仕事に必要な技術や能力の話

          子供の頃に想像していた将来のイメージに反して、いくつかの異なる仕事を掛け持ちするような大人になったわけだけど、その中の一つに通訳の仕事がある。 幼い頃に将来やってみたいと願った仕事のひとつなので、実際にそれを実現できたことはとても有難いことだし、幸せなことだと感じている。 今回は、その通訳の仕事について書いてみたいと思う。ここ数年、通訳を目指す若き学生達からTwitterで問い合わせを頂くことも何度かあったので、そういう方達の役に立つ何かをお届けできれば嬉しい。 少し長

          通訳の仕事に必要な技術や能力の話

          突然サッカーに狂ってしまった6歳の息子を眺める父の独り言

          現在6歳の息子がここ数ヶ月くらいの間に急速にサッカーにハマり、あっという間に100%のサッカー少年が出来上がっている。 お絵描きと言えばパトカーばかり描いていたのがサッカーの絵ばかり描くようになり、レゴでも警察と泥棒のドラマを実況して遊んでいたのが、最近はゴールを2つ組み立ててサッカーの試合の実況ばかりやっている。 スクリーンで何か試聴する時間も、以前は緊急車両の動画や『パウパトロール』や『レゴシティ』が最初の選択肢だったのに、最近はDAZNでサッカーの試合のハイライトばか

          突然サッカーに狂ってしまった6歳の息子を眺める父の独り言

          ヴィニシウスJr.に日本代表戦の感想を聞いてみた話

          前回の記事で、6月6日の日本代表戦の感想をネイマールに直接聞いてみた件について書きました。こちらの記事です↓ その後もう随分と日が空いてしまいましたが、今回はその続編的なノリで、同じブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)にも日本代表の印象を聞いてみた件について、同じくこちらでご報告します。 ネイマールとは試合の日の夜に少し立ち話しただけだったこともあり、極めてシンプルなコメントを一言もらっただけでしたが、ヴィニシウスに関しては試合の翌日も彼の通訳と

          ヴィニシウスJr.に日本代表戦の感想を聞いてみた話

          ネイマールに日本代表戦の感想を聞いてみた話

          今月6日に行われたサッカー日本代表対ブラジル代表の試合後、ネイマールと少しだけ立ち話する時間があったので、個人的に聞いてみたかったことを率直に尋ねてみることにしました。 すなわち「ぶっちゃけ日本代表はどうだった?」という質問です。 そこで話の合間に普通に聞いてみました。 僕「あのさ、日本どうだった?」 NJ「良いチームだった」 僕「良かった?本当に?」 NJ「うん、良いチームだった」 やりとりは以上です。 シンプルに「良いチームだった」という回答でした。 実際に話してい

          ネイマールに日本代表戦の感想を聞いてみた話

          原口元気先生に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった話【2】

          サッカー日本代表がW杯最終予選ベトナム戦を戦った日の朝、僕は個人的なもうひとつの戦いのため東京都内は青山一丁目に赴きました。ドイツ文化会館ことGoethe Institute(ゲーテ・インスティトゥート)が主催するドイツ語の検定試験、Goethe-Zertifikatを受けるためです。 ちょうど前回のサッカー日本代表シリーズが行われた1月下旬、同MFの原口元気選手に煽られる形でうっかり申し込んでしまってから、あっという間に40日が経って試験当日を迎えてしまいました。(詳しくは

          原口元気先生に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった話【2】

          原口元気先生に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった話【1】

          この度サッカー日本代表の原口元気選手(ドイツ1部ウニオン・ベルリン所属)の誘いにまんまと乗せられて、3月下旬のドイツ語検定 Goethe-Zertifikat A1 を受けることになりました。さらに退路を断つため必ずSNS等で公表せよとのお達しでしたので、こうして記事を書いています。一応語学に関しては僕が指導する側のはずなんですが、何だかおかしなことになりました。 数日前の彼とのレッスン中にドイツ語の検定について尋ねられて、その場で調べたところ Goethe-Zertifi

          原口元気先生に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった話【1】

          語学力を活かして地球を守る方法と、英語を絶対に学ぶべき理由

          英語の勉強を兼ねてTED Talkを視聴しようとTED公式サイトを開いたところ、 気になるタイトルの講演があったので思わずクリックしました。 “Language Shouldn't be a Barrier to Climate Action” すなわち『言語が地球温暖化防止活動の障壁になってはいけない』というタイトルです。 どうして気になったのかというと、最初は自分の関心領域である“language”(言語)が単に目に留まっただけだったのですが、続けて読むとそのlang

          語学力を活かして地球を守る方法と、英語を絶対に学ぶべき理由

          Footlingualのロゴを一新しました

          このたび、Footlingualのロゴを一新しました。 こちらが新ロゴです。 一新といっても、以前使用していたロゴは僕がKeynote上で既存フォントを使って作った素人仕事の暫定的なものだったのですが、今回遂にデザイナーさんに依頼して本格的に制作していただきました。 「サッカー×言語」「サッカー×学び」「サッカー×教育」といった事業ミッション・ブランドコンセプトを踏まえ、「foot」の部分はスポーティかつ力強く、そして「lingual」の部分は知性を感じさせる手書き筆記体

          Footlingualのロゴを一新しました

          自分の時間を生きる

          大学入学と共に東京に移って間もない頃、東京という環境に適応する上で最も戸惑ったのが「時間の流れ方」の違いでした。僕が勝手に「時感差」と名付けている現象なのですが、「時感」とは主観的実感における時間の流れの速さのことを表しています。鳥取の時間と東京の時間、すなわち鳥取での時感と東京でのそれは、あまりにも違っていました。何だか知らない間に日が暮れていて、慌てて何か生産的なことをしようと足掻いてみるものの結局意味のない夜更かしに終わってしまい、翌朝目が覚めるとぐったりしている。なん

          地球儀のある暮らし

          学生時代からの習慣ですが、自分が過ごす場所(家やら仕事場やら)の一角に必ず地球儀を置くようにしています。 僕が昔から愛用しているのは上の写真の照明タイプの小型地球儀です。暗闇の中、光る地球を眺めながら夜を過ごすのもたまにはオススメです。実際に僕は学生時代、眠れない夜にこの地球儀を見て、自分が訪ねた国の人の顔を思い浮かべたりしながら過ごしたことがあります。大好きなラテンアメリカの地が自分の方を向くように地球儀を置いて、それを眺めて心を落ち着かせたりしたものです。 また、日常

          現役中に独学でポルトガル語をマスターした異能のJリーガー、戸川健太さんの話

          元Jリーガーで、現役引退後もサッカー界を中心に多方面で活躍しまくっている戸川健太という友人がいます。タイトルにあるように、彼は現役中に独学でポルトガル語をマスターしてしまったという特殊な経歴の持ち主で、現在も変わらず学習を続けています。 今回、彼のこの語学学習者としての知られざる姿を皆さんにご紹介したいと思います(本人承諾済)。なぜならこの男、全てのサッカー選手や学習者にとってお手本になる存在だからです。 はじめに、彼のことを綴った僕の過去ツイートを3つ続けて掲載します。

          現役中に独学でポルトガル語をマスターした異能のJリーガー、戸川健太さんの話