タカサカモト『東大8年生』発売中!

フットリンガル代表・作家|世界での活躍を志すアスリート達に英語やスペイン語を教えていま…

タカサカモト『東大8年生』発売中!

フットリンガル代表・作家|世界での活躍を志すアスリート達に英語やスペイン語を教えています|著書『東大8年生』『PLMメソッド』(徳間書店)|ポルトガル語通訳(ネイマール来日時など)|元タコス屋inメキシコ|子育て中心生活8年目|

最近の記事

日系ブラジル人のボー・タカハシ選手を応援してきました

3月のMLB開幕戦のソウルシリーズを現地観戦してきた話、あるいは10年ぶりに訪ねた韓国の話を次のnoteに書こうと思っていたのですが、その前に先日4月4日、埼玉西武ライオンズの本拠地開幕シリーズ第3戦を同じく現地観戦してきたので、まずそのことを書くことにします。 この春から小学2年生になる長男と2人で、電車を乗り継いでベルーナドームに行ってきました。 僕のお目当てはこの日が先発デビュー戦となる、加入3年目のボー・タカハシ投手です。日系ブラジル人3世の選手です。 昨年その

    • ドルトン東京学園の校長がオモロい

      こんにちは。タカサカモトです。 前回の記事では、先日イベントに呼んでいただいてドルトン東京学園にお邪魔した日のことを書きました。こちらの記事です☟ この記事でも少しだけ触れましたが、元々このステキな学校とのご縁ができたきっかけは昨年、校長の安居長敏さんが拙著『東大8年生』を読んでくださり、SNS上に長文のレビューを投稿してくださったことでした。(後で伺ったら書店でジャケ買いしてくださったということで、有難い限りです) その熱いレビューを見て初めて安居さんやドルトン学園に

      • ドルトン東京学園のイベントに登壇しました

        今月16日、前回の記事で紹介したベネズエラのメヒアさんが西武ライオンズOB戦でホームランを打ったのと同じ日、僕は東京都内の中高一貫校、ドルトン東京学園(以下ドルトン学園)にお邪魔していました。 ドルトン東京学園ドルトン学園は2019年に開講したばかりの新しい学校ですが、そのユニークかつ魅力的な校風や教育実践によって、教育界を中心に大きな話題となっています。最近では教育の枠をも超えて、たとえばカルチャー&ライフスタイル雑誌の『Pen』にまで掲載されていました。 などと書くと

        • メヒアさんの通訳@パ・リーグTV

          こんにちは。タカサカモトです。 今月15日、久しぶりに通訳の仕事をしてきました。パ・リーグTVさんからの依頼で、お相手はベネズエラ出身のこちらのご家族でした。 プロ野球の埼玉西武ライオンズで長年に渡り活躍されたエルネスト・メヒアさんに、ご夫人のマイデさん、息子のアロンソくん7歳です。 西武ライオンズ初のOB戦『LEGEND GAME 2024』の招待選手として、引退後初の来日を果たした彼を試合前日、バッティングセンターで取材しました。 ところが僕、実は最近まで野球を真

        日系ブラジル人のボー・タカハシ選手を応援してきました

          プロフィール

          こんにちは。タカサカモトと申します。 浦和で子育て中心の生活を送る、駆け出しの作家・エッセイストです。 この記事では僕自身のことや現在の活動についてご紹介します。 略歴1985年生まれの鳥取人です。過疎化が止まらない地元で高校卒業まで過ごした後、逆に過密化が止まらない東京へ武者修行に出ました。当初は4年で大学を卒業して公務員試験を受ける気でいましたが、いざ上京すると人生に迷い、休学を重ねて8年越しでの卒業になりました。その間に1年暮らしたメキシコで出会った女性と、大学卒業と

          2冊目の著書が出ました

          昨年上梓した『東大8年生 自分時間の歩き方』に続く2冊目の著書『PLMメソッド ファンを増やしてプロ野球の景色を変える!』が、2月22日に発売となりました。 版元は前作と同じ徳間書店、編集も同じく苅部達矢さんに担当していただきました。 自伝的エッセイ集だった前作とはガラリと趣向が変わり、あるプロ野球の会社とそこで働く人々を取り上げたビジネス・ノンフィクションです。 プロ野球ファン、パ・リーグファンはもちろんのこと、スポーツビジネスに興味のある方、あるいは人間の多様な人生

          東大8年生、"外国籍選手"としてピッチに立つ

          今回は、全国発売中の著書『東大8年生 自分時間の歩き方』(徳間書店)の未収録ストーリーをお届けするシリーズの第2回です。 メキシコ留学から帰国し、学生生活最終年の8年目を迎えながらも進路が定まらず悶々としていた中、YouTubeで初めて観たネイマールのドリブルに触発され、当時住んでいた寮で突然でボールを蹴り始めた上にブラジル移住まで志すようになったことは本書の中に詳しく書きました。この時、本格的にサッカーがやりたくなって大学内のあるサッカーチームに入ったことにも少しだけ触れ

          東大8年生、"外国籍選手"としてピッチに立つ

          メキシコから帰った僕は言葉も友人も失った

           もう10年以上前のことだが、タコス屋で働いた数ヶ月を含む約1年のメキシコ留学期間を振り返ると、いくつかのハイライトが浮かんでくる。その中でも、個人的に留学や海外生活、あるいは異郷を旅することの醍醐味と感じていることについてここでは書きたいと思う。すなわち、異郷に身を置くことを通じて「『当たり前』の崩壊」を経験することについて書く。  自分が育った環境の様々な「当たり前」が通用しない世界に身を置き、そこで日々を生きる現地の人々の感覚や考え方に立ってその世界を眺めてみると、そ

          メキシコから帰った僕は言葉も友人も失った

          結局それはサッカーだった

          こんにちは、タカサカモトです。 今回は3月1日に発売した著書『東大8年生 自分時間の歩き方』の未収録ストーリーをひとつ掲載します(一部は本の内容と重複)。 具体的には、結果的に僕の人生の大きな部分を占めることになったサッカーとの関係について書いた話です。タイトルにもあるように、サッカー少年時代に経験した深い挫折と、その後の人生で経験したちょっとした「奇跡」について書きました。 お楽しみいただければ幸いです。 サッカーという名のウイルス かつて一世を風靡し、今も世界各地で

          通訳の仕事に必要な技術や能力

          子供の頃に想像していた将来のイメージに反して、いくつかの異なる仕事を掛け持ちするような大人になったわけだけど、その中の一つに通訳の仕事がある。 幼い頃に将来やってみたいと願った仕事のひとつなので、実際にそれを実現できたことはとても有難いことだし、幸せなことだと感じている。 今回は、その通訳の仕事について書いてみたいと思う。ここ数年、通訳を目指す若き学生達からTwitterで問い合わせを頂くことも何度かあったので、そういう方達の役に立つ何かをお届けできれば嬉しい。 少し長

          通訳の仕事に必要な技術や能力

          本日発売 『東大8年生』

          本日3月1日、徳間書店より著書『東大8年生 自分時間の歩き方』を出版しました。 東京大学×名物授業 メキシコ×タコス屋台 ブラジル×ネイマール 地元鳥取×寺子屋づくり サッカー ×カタールW杯 その他、語学、子育て、教育、学習、留学、海外、旅などなど、様々なテーマが混ざった自伝的エッセイ集です。 刊行にあたり、生徒であり友人でもある、プロサッカーの鈴木武蔵選手が縁を繋いでくださり、同じく遠藤航選手、原口元気選手のお二人からも推薦をいただきました。 表紙を含むステキなイ

          ヴィニシウスJr.に日本代表と対戦した感想を聞いてみた

          前回の記事で、6月6日の日本代表戦の感想をネイマールに直接聞いてみた件について書きました。こちらの記事です↓ その後もう随分と日が空いてしまいましたが、今回はその続編的なノリで、同じブラジル代表のヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)にも日本代表の印象を聞いてみた件について、同じくこちらでご報告します。 ネイマールとは試合の日の夜に少し立ち話しただけだったこともあり、極めてシンプルなコメントを一言もらっただけでしたが、ヴィニシウスに関しては試合の翌日も彼の通訳と

          ヴィニシウスJr.に日本代表と対戦した感想を聞いてみた

          ネイマールに日本代表と対戦した感想を聞いてみた

          今月6日に行われたサッカー日本代表対ブラジル代表の試合後、ネイマールと少しだけ立ち話する時間があったので、個人的に聞いてみたかったことを率直に尋ねてみることにしました。 すなわち「ぶっちゃけ日本代表はどうだった?」という質問です。 そこで話の合間に普通に聞いてみました。 僕「あのさ、日本どうだった?」 NJ「良いチームだった」 僕「良かった?本当に?」 NJ「うん、良いチームだった」 やりとりは以上です。 シンプルに「良いチームだった」という回答でした。 実際に話してい

          ネイマールに日本代表と対戦した感想を聞いてみた

          原口元気に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった【後編】

          サッカー日本代表がW杯最終予選ベトナム戦を戦った日の朝、僕は個人的なもうひとつの戦いのため東京都内は青山一丁目に赴きました。ドイツ文化会館ことGoethe Institute(ゲーテ・インスティトゥート)が主催するドイツ語の検定試験、Goethe-Zertifikatを受けるためです。 ちょうど前回のサッカー日本代表シリーズが行われた1月下旬、同MFの原口元気選手に煽られる形でうっかり申し込んでしまってから、あっという間に40日が経って試験当日を迎えてしまいました。(詳しくは

          原口元気に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった【後編】

          原口元気に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった【前編】

          この度サッカー日本代表の原口元気選手(ドイツ1部ウニオン・ベルリン所属)の誘いにまんまと乗せられて、3月下旬のドイツ語検定 Goethe-Zertifikat A1 を受けることになりました。さらに退路を断つため必ずSNS等で公表せよとのお達しでしたので、こうして記事を書いています。一応語学に関しては僕が指導する側のはずなんですが、何だかおかしなことになりました。 数日前の彼とのレッスン中にドイツ語の検定について尋ねられて、その場で調べたところ Goethe-Zertifi

          原口元気に乗せられてドイツ語の試験に申し込んでしまった【前編】

          自分の時間を生きる

          大学入学と共に東京に移って間もない頃、東京という環境に適応する上で最も戸惑ったのが「時間の流れ方」の違いでした。僕が勝手に「時感差」と名付けている現象なのですが、「時感」とは主観的実感における時間の流れの速さのことを表しています。鳥取の時間と東京の時間、すなわち鳥取での時感と東京でのそれは、あまりにも違っていました。何だか知らない間に日が暮れていて、慌てて何か生産的なことをしようと足掻いてみるものの結局意味のない夜更かしに終わってしまい、翌朝目が覚めるとぐったりしている。なん