「農」と近く生きたいそば女｜mocteco4期生

2021年8月30日 16:57

はじめまして。石川朋佳と申します。

mocteco4期生として、noteを書いています。食べることがとても好き。旬の幸って人を幸せにしますよね。こんな自己紹介です。読んでいただけたら嬉しいです。

「農」とともに

1998年生まれ、22歳。札幌出身。小樽商科大学商学部社会情報学科4年生。

中学校の修学旅行先の岩手県で、農業体験をし、農家さんの生き様に惚れ「農業がしたい！」と思う。高校１年生で人生最大（であろう）の絶望期に、再び農家さんに助けられ「地方で現場を見よう！」と普通高校を退学。（当時は必死の選択でしたが、今思えば勇気ある選択…。）農業農業高校へ。幌加内高校（農業科）の3年間で、濃すぎる青春時代を過ごす。そこで、「町民は町の良さをわかっていないことがもったいない！」「外からの目線で農業を見て地域を活性化させたい！」と思い、小樽商科大学に推薦入学。（寮生活ので受験勉強はハードでした笑。合格して良かったと今でも思います。）その後、商学の学びやインターンシップ活動を通し、「人と人を『農・食』を通してつなげたい」という夢が生まれ、卒業後は「温度と湿度のメーカー」に就職する予定。

心の癒しは「食べ物」からだった

タイトルそのまんま。私は「農」と関わり、生きていきたい。少し語弊があるかもしれないので補足すると、人間は皆、意識していなくても「農」と関わっています。しかし、「自分がどれだけ食を愛すか」で、「農」との距離がぐっと縮まる気がします。そう思ったのは、農家さんとの出会いから。農家さんの想いを知ることができれば、一層食べ物を美味しく感じることができる。私たちが今日も生きることができているのは、食べているから。当たり前の愛おしさを再認識する出来事は、今でも私の心の支えです。誰にとっても、「忘れらないあの時の食べ物」って、あると思います。私は、お腹は弱いけど食べ物への執着は凄まじく、毎回美味しいものを食べているときに、最高な幸福を得ます。思わず「幸せ～」。

「なんか、一緒にやれたらと思うんだけど…。」という親友との電話から、動き出す。

今回、共にmoctecoにエントリーした、紺野翔子氏。小１からの友人です。家も近所で、幼い頃は泥だらけになって外で遊んでいた記憶。彼女も食が大好き。そんな彼女からの提案でmoctecoで、『「食に関するおばあちゃん世代の知恵＋人の物語」を形にしよう』と考えています。〇〇さんの梅干し。〇〇さんの庭で採れたよもぎ蒸しパン。〇〇さんのタコザンギ。などなど…。「近くにあるけど作り方知らないな」というレシピを、私たちの手で残していきたい。人をブランドにしていきたい。

私の理想は「生産者と消費者がつながる社会」。けど、それぞれの「豊かさ」って一体なんだろう。

食べ物の原点を知りたく生産者さんを訪ね、食を消費者へ最後に届ける役割のスーパーアルバイトを経験。理想だけでは片づけられない、近年の聞こえの良い言葉に隠された現実を、大学生活で知ることになります。大量生産大量消費が当たり前の世界で（ある農家さんから「捨てられることがわかっていても、沢山作ることで私たちは生きていける」という言葉を聞き、衝撃を受けた。もちろん”悪”と言っているわけではない。現実を教えてくれた。）私はどこに豊かさを感じているのか。

そして、いきついたのが「農に近い暮らし」。

分断された世の中で「誰がつくったか知っている」だけで、ちょっとだけ、いつもより美味しく感じる。数値では測れない、美味しさメーターがあるんです。

物々交換こそが最高の贅沢

「自慢できることは？」と問われたら、「人に恵まれている」と答えたくなってしまう。「憧れの人」は何人いたって良い。人に救われて今の自分がいるので、感謝し合って生きていきたいです。（とはいえ、くだらないことにすぐ落ち込むし、根に持つし、自分の嫌いな部分とも向き合っていきたい…笑。）

ある友人が「今月2回しかスーパーに行っていない！」と言っているのを聞いて、「これぞ生きるつながりだ」と感動しました。人とはじめましてするときはおっかなさももちろんあるタイプですが、人の出会いで人生がつくられてると断言できます。そのくらい「人」が大事。沢山の人と、つながり、つなげていきたいです。